〜以下は第2版の内容紹介です〜
家庭裁判所や警察、少年鑑別所・少年院、更生保護施設等における現状と課題を、実務経験豊富な執筆陣が具体的な事例や図表を用いてわかりやすく詳説。
・新たに成人矯正分野を加え、受刑者処遇の取り組みと課題を紹介。
・各章に新たな知見を盛り込み、法制度や統計データの最新情報を掲載。
・近年広がりを見せている犯罪被害者の問題についても、新たな施策やアメリカの取り組みなどから多角的に論述。
司法分野や社会福祉に携わる第一線の実務家・研究者、および当事者による多彩なコラムも満載。
現場の苦労や工夫、やりがい等、生の声が伝わる内容。
目次
1 家庭裁判所と少年非行
1 少年審判の理念と少年司法を取り巻く情勢
2 少年事件における家庭裁判所の役割と家庭裁判所調査官の活動―ある傷害事件を題材に
3 家庭裁判所調査官から見た少年非行―事例を中心に
2 非行・犯罪に取り組む
4 警察の現場から―非行少年への立直り支援
5 少年矯正の現場から
6 成人矯正の現場から
7 更生保護とは
8 更生保護の現場から
3 犯罪被害者の支援
9 被害者支援の現場から
10 更生保護における犯罪被害者等施策について
11 アメリカにおける犯罪被害者支援
◆コラム 非行少年の更生と少年法/成年後見制度と社会福祉士/被害者と加害者の対話/児童相談所における司法福祉機関との協働/児童養護施設と児童自立支援施設/更生保護施設における処遇の流れと今後の課題/医療観察制度の現場から/保護観察所における性犯罪者処遇プログラムの実践/保護司の現場から〜心に残るケース〜/社会福祉士と司法福祉の現場/検事とは/弁護士とは/被害者参加制度―犯罪被害者のための新しい刑事司法/イギリスにおける被害者支援―Victim Supportの活動/加害者の人権、被害者の人権どちらが重い?/修復的司法とは何か/Defense Initiated Victim Outreachという考え方/正義と平和構築センター
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編著者紹介(肩書は発刊当時、敬称略)
【編著】
伊藤冨士江(上智大学総合人間科学部 教授)
【執筆者】
宮下 節子(東京家庭裁判所 主任家庭裁判所調査官)
蔵 慎之介(大阪家庭裁判所 家庭裁判所調査官)
楠美 絵里(千葉家庭裁判所松戸支部 家庭裁判所調査官)
石橋 昭良(文教大学人間科学部 教授)
吉村 雅世(法務省仙台矯正管区 第三部長)
森 伸子(法務省名古屋矯正管区 第三部長)
大橋 哲(法務省矯正局 総務課長)
高木 俊彦(東京福祉大学心理学部 教授)
中村 秀郷(名古屋保護観察所 保護観察官)
森 響子(元 公益社団法人被害者支援都民センター相談支援室長代理)
西崎 勝則(奈良保護観察所 統括保護観察官)