教養・一般
途上国世界の教育と開発
1,958円（税込み）
「公平・公正な世界の実現」のために―。
「教育」の役割と課題を考察し、今後の途上国世界の教育と国際教育協力の展望を描く。
○国際教育開発分野（「途上国の教育問題」や「国際教育協力」）について、本書は体系的にまとめ、かつ学生自らの課題探求を支える理論や分析視点を提供する基礎図書。
○「ポスト2015年」（2015年の国際会議で採択された新しい教育開発目標） の議論を踏まえた最新の内容としており、途上国だけでなく、世界が持続するための先進国教育のあり方についても問い直す一冊。
目次
序章 なぜ、途上国世界の教育なのか? （小松太郎 ）
第1部 途上国世界の教育：4つの視点
第1章 経済開発のための教育（浜野隆）
第2章 社会開発・人間開発のための教育（小松太郎）
第3章 内発的発展のための教育（江原裕美）
第2部 途上国世界の教育分析レベル
第4章 グローバル・ガバナンスと教育開発（黒田一雄）
第5章 国家と教育開発（廣里恭史）
第6章 コミュニティと教育開発（西村幹子）
第7章 学校と教育開発（馬場卓也・中里春菜）
第3部 国際教育協力のアプローチ
第8章 政府系機関による教育協力（萱嶋信子）
第9章 非政府組織（NGO）による教育協力（三宅隆史）
第10章 国際機関による教育協力（北村友人）
第4部 途上国世界の教育課題
第11章 基礎教育（就学前教育と初等中等教育）（浜野隆）
第12章 高等教育（杉村美紀）
第13章 インクルーシブ教育（林真樹子）
第14章 識字・ノンフォーマル教育（小荒井理恵・高柳妙子）
第15章 紛争・災害後の教育（小松太郎）
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著者紹介（肩書は発刊当時、敬称略）
小松太郎…こまつ・たろう／上智大学教育学科教授
浜野隆…はまの・たかし／お茶の水女子大学基幹研究院（人間科学系）教授
江原裕美…えはら・ひろみ／帝京大学外国語学部教授
黒田一雄…くろだ・かずお／早稲田大学大学院アジア太平洋研究科教授
廣里恭史…ひろさと・やすし／上智大学総合グローバル学部教授・グローバル教育センター長
西村幹子…にしむら・みきこ／国際基督教大学教養学部上級准教授
馬場卓也…ばば・たくや／広島大学大学院国際協力研究科教授
中里春菜…なかざと・はるな／広島大学大学院国際協力研究科研究員
萱島信子…かやしま・のぶこ／独立行政法人国際協力機構（JICA）客員専門員
三宅隆史…みやけ・たかふみ／シャンティ国際ボランティア会（SVA）アフガニスタン事務所長
北村友人…きたむら・ゆうと／東京大学大学院教育学研究科准教授
杉村美紀…すぎむら・みき／上智大学総合人間科学部教育学科教授
林真樹子…はやし・まきこ／早稲田大学アジア太平洋研究センター助手
小荒井理恵…こあらい・りえ／ユネスコ・アジア文化センター（ACCU）プログラムスペシャリスト
高柳妙子…たかやなぎ・たえこ／シドニー大学大学院教育社会福祉研究科博士課程在籍
