教養・一般
マカエンセ文学への誘い
2,420円(税込み)
16世紀以降、マカオを支配したポルトガル人男性と現地中国人女性との間に生まれた「ポルトガル人子孫」である マカエンセ による文学作品を日本語初翻訳!
4名のマカエンセ作家(作家・詩人・歴史家など)の代表的な作品
を翻訳。作家の生い立ちや作品の背景となるマカオの歴史・社会についても紹介。
社会に翻弄されながらも逞しく生きる女性たちの悲恋の物語、
さまざまな障害を乗り越えながら身分違いの恋愛を成就させる長編小説、マカオのさまざまな名称や由来を紹介する伝説・民話などの短編作品 etc.
独特な世界観を感じながら、誰でも気軽に読める一冊。
はじめに 「マカエンセ文学」という世界
第一章 エンリケ・デ・セナ・フェルナンデス
ア・チャン、舟渡しの女
魅惑的な三つ編みの娘
第二章 デオリンダ・ダ・コンセイサォン
チョン・サン(チャイナドレス)
クァイ・ムイの夢
リン・フォンの受難
施し
第三章 ルイス・ゴンザガ・ゴメス
マカオのさまざまな名称
バーラ廟(媽閣廟)の伝説
マカオの風水
コオロギ相撲
パイナップルの井戸
悲恋のものがたり
第四章 ジョゼ・ドス・サントス・フェレイラ(アデー)
これぞマカオ
ああ、マカオよ
マカオ 花咲く春
マカオとの別れ
マカオの甘いことば
変わりゆくマカオ