地域立脚型グローバル・スタディーズ叢書 第4巻 グローバル化のなかの宗教―衰退・再生・変貌

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編著者名
SUP上智大学出版/発行 (株)ぎょうせい/発売 私市正年、寺田勇文、赤堀雅幸/共編
判型
A5
商品形態
単行本
雑誌コード
図書コード
5300118-00-000
ISBNコード
978-4-324-08706-0
発行年月
2010/12
販売価格
2,090 円(税込み)

内容



上智大学大学院グローバル・スタディーズ科で2002年から2007年まで研究を積み重ねてきた「地域立脚型グローバル・スタディーズの構築(通称AGLOS)」プログラム(文部科学省「21世紀COEプログラム」として採択)の成果をまとめたものです。
本書では、特に宗教に焦点を当てて、地域に根差した立場からグローバル化を検証しています。

第1部「グローバル化とローカル化の狭間に生きる宗教」では、もっとも地域に近いところと人間性一般についての思考の間を往還するという人類学のダイナミズムを踏まえ、現代の宗教のあり方の一端を捉えています。

第2部「ボーダレス化/グローバル化により再生産される宗教」では、宗教と商品化あるいは観光、原理主義とポスト原理主義、ムスリムが少数派であるインドでのイスラーム原理主義、海外に移植された日本仏教といった、宗教をめぐるきわめて今日的なトピックを取り上げています。



目次


はじめに(私市正年、寺田勇文、赤堀雅幸)

1 グローバル化とローカル化の狭間に生きる宗教
 ・共有された驚異――セブ市におけるグアダルーペの聖母信仰のグローバルとローカル(川田牧人)
 ・辺境イスラーム社会に生きる人びとの越境経験――フィリピン・マラナオ社会における中東留学をめぐる語りから(辰巳頼子)
 ・イスラームとグローバル化、イスラームのグローバル化(赤堀雅幸)
 ・海外からの移住者と宗教実践――東京大司教区のフィリピン人共同体を中心として(寺田勇文)

2 ボーダレス化/グローバル化により再生産される宗教
 ・宗教施設の商品化とその限界(大塚和夫)
 ・モロッコの「イスラーム」の危機とイスラーム主義運動の変質(私市正年)
 ・ヒンドゥー・ムスリム原理主義とグローバル化――インドを事例として(シリル・ヴェリヤトSJ)
 ・グローバル化と日本の宗教――カナダにおける浄土真宗の場合(マーク・R・マリンズ)

編著者一覧
訳者一覧
事項索引
地名索引
人名索引


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共編者紹介(肩書は発刊当時、敬称略)
 赤堀雅幸…あかほり・まさゆき/上智大学大学院グローバル・スタディーズ研究科地域研究専攻教授 専門:人類学、中東研究
 寺田勇文…てらだ・たけふみ/上智大学大学院グローバル・スタディーズ研究科地域研究専攻教授 専門:文化人類学、東南アジア研究
 私市正年…きさいち・まさとし/上智大学大学院グローバル・スタディーズ研究科地域研究専攻教授 専門:マグリブ民衆イスラーム史、アルジェリア・イスラーム政治運動

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