バイオバンクの展開 ―人間の尊厳と医科学研究― SUP上智大学出版/発行 (株)ぎょうせい/発売 奥田純一郎、深尾立/共編|地方自治、法令・判例のぎょうせいオンライン

ライフサイエンスと法政策 バイオバンクの展開 ―人間の尊厳と医科学研究―

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編著者名
SUP上智大学出版/発行 (株)ぎょうせい/発売
奥田純一郎、深尾立/共編
判型
A5
商品形態
単行本
雑誌コード
図書コード
5300257-00-000
ISBNコード
978-4-324-10194-0
発行年月
2016/12
販売価格
2,640 円(税込み)

内容

ゲノム新時代に入り、個に応じた最適医療が目前となった今、
人体組織を活用した研究の意義とあり方が問われている。


◆臓器移植法施行から20年。研究用の人体組織を採取する機会が心停止後だけではなく、脳死の場合も含めて考える必要がでてきている。

◆バンキングに関わる諸問題、解決が必要な日本の課題などを医科学研究者、医師、法律家らが法的・倫理的・制度的・医学的に審議し、その解決法を提案。

◆日本人由来の組織提供を考える上で欠かせない論点・データを網羅。医療現場での実践マニュアルも提示。


目次


1 移植用臓器提供の際の研究用組織の提供・分配システムの構想に関する準備委員会報告書

2 意見書集
 1.日本のバイオバンク
 (1)わが国のヒト組織の研究利用の現状と経緯
 (2)つくばヒト組織バイオバンクセンターの試み
 (3)日本における細胞リソース事業―理研細胞バンクの事業例

 2.創薬研究に必要なヒト組織
 (1)創薬研究とヒト組織利用
 (2)不可欠の創薬研究ツール
 (3)探索・開発ステージでの薬物動態研究

 3.ヒト組織の提供と移植医療
 (1)救急医療の歴史と現状
 (2)わが国における臓器移植・提供の現状
 (3)ヒト組織提供と移植医療―組織移植の現状
 (4)死体からの研究用組織の利用
 (5)HAB研究機構の役割と現状―ヒト試料の有効活用

 4.ヒト組織研究の法的・倫理的検討
 (1)自己決定権は死後の身体利活用に及ぶか?
 (2)死体からの研究用組織提供について、遺族の意思と死者の意思
 (3)死体の法的地位と所有権・人格権
 (4)「人を対象とする医学系研究に関する倫理指針」の策定を受けて―ゲノム指針との関係など
 (5)死体解剖保存法と「臨床医学の教育及び研究における死体解剖のガイドライン」
 (6)研究用組織提供におけるインフォームド・コンセント      

 5.生命倫理と医科学研究
 (1)これからの医科学研究を考える
 (2)人間の尊厳、倫理、法 ―ヒト胚研究をめぐって
 (3)わが国における医科学研究発展のためのゲノム指針の運用

3 資料

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