2005年に上智大学で行われた「第12回ユネスコ国際生命倫理委員会総会」にて、各国の研究者が発表したヒトクローンや脳死臓器移植など進化し続ける議論を収録するもの。
また、「生命倫理と人権に関する世界宣言」の邦訳と解題、背景としての日本の生命倫理の歴史についても明らかにしており、今後のわが国の生命倫理において貴重な資料となる1冊です。
目次
・序文
1 日本における生命倫理の発展
2 「生命倫理と人権に関する世界宣言」
・「生命倫理と人権に関する世界宣言」日本語訳
・「生命倫理と人権に関する世界宣言」成立の経緯と今後の課題
・ユネスコ生命倫理と人権に関する世界宣言について
3 第12回ユネスコ国際生命倫理委員会総会(抄録)
4 総括
・編集後記
・執筆者一覧
--------------------------------------
編著者紹介(肩書は発刊当時、敬称略)
奥田純一郎…おくだ・じゅんいちろう/上智大学法学部法律学科准教授