2010年4月度・「一般図書」分野単行本受注数ランキング(当社ウェブサイト経由)第1位!
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平成17〜18年度に行われた国際宗教学会、ザビエル生誕500年記念シンポジウムにおける研究発表等をまとめた単行本。
16世紀から18世紀にかけて文字通り「超領域文化交流」のパイオニアとなった、ザビエルをはじめイエズス会の宣教師たちの活動に焦点をあてることで、未知の文化・文明との双方向接触を描きだした1冊です。
ザビエルたちの残した報告書簡をもとに、
1 文化的混淆、
2 イエズス会の活動の受け入れ先である現地からの視点、
3 キリスト教と諸宗教との接触、
4 言語という視点からの異文化交流、
の4点を軸に検証しています。
歴史・宗教・言語・比較文化学などに興味のある方におすすめです。
目次
はしがき
1 異文化交流の再検討
2 イエズス会宣教師の活動舞台
3 現地観点によるイエズス会宣教の諸問題
4 宗教間対話の諸相
5 言語問題の諸相
あとがき
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編者紹介(肩書は発刊当時、敬称略)
川村信三…かわむら・しんぞう/上智大学文学部史学科准教授