「伊豆の踊子」、朝日新聞の「天声人語」や、「The Economist」、「Scientific American」の記事など、読み物としても面白い題材を実例として訳出し、翻訳の流れをわかりやすく解説するもの。
巻末には本文で引用した文章の全文・抜粋も掲載し、読者が更に学習を深められる構成となっています。
翻訳のテクニックだけでなく理念を理解できる、学術書としても読み物としても楽しめる1冊です。
目次
1 翻訳の実践
2 読者としての翻訳者
3 原文に近づく
4 翻訳の作成 その1
5 等価に換える
6 文化と音声の翻訳
7 翻訳の作成 その2
8 伝達と等価
9 筆者としての翻訳者
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著者紹介(肩書は発刊当時、敬称略)
広田紀子…ひろた・のりこ/上智大学国際教養学部教授