教育学の立場から、今後の大学のあり方に一石を投じる、著者渾身の1冊!
「大学全入時代」といわれる昨今、生き残りをかける大学が、現代抱えている諸問題を明らかにしつつ、今後の進むべき道を探ります。
・現代の教育の背景にあるグローバリゼーションとは?
・市場原理主義と新自由主義がもたらした教育への影響とは?
・国際化・情報化社会を担い、環境、少子・高齢化問題に対応できる人材育成のために必要な教育とは?
「理性の復権」「他者への理解」「共生的ヒューマニズム」を軸に、教育学の立場から問いかけます!
目次
序章 高等教育改革と大学の生命線
1 教育問題としてのグローバリゼーション
2 グローバル化時代と教育の課題
3 グローバル化時代の教育的価値の変容
4 グローバル化時代の教養教育
5 グローバル化時代の高等教育改革の論理
終章 環境教育のためのグローバル・ガヴァナンス
--------------------------------------
著者紹介(肩書は発刊当時、敬称略)
増渕幸男…ますぶち・ゆきお/上智大学総合人間科学部教授、教育学博士