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20世紀フランスを代表する作家のひとり、ジュリアン・グラックについての
日仏合同シンポジウムをもとにした講演論文集
フランス文学研究の泰斗から若手まで、広い知見を持つ日仏研究者らが、
多角的な視点から、21世紀のいま、グラックの作品を再読する意義を探る。
「最後の古典作家」ともいわれるグラックが、同時代や後の世代の作家たちにどのような詩的反響を及ぼしたのか。
他の作家との交流や、自然環境や紛争など社会問題との関係にも焦点を当てて深掘りし、グラックの作品の現代性を問う。
目 次
◆第一章 作家たちの磁力
ジュリアン・グラックとガエタン・ピコン、ふたりの作家の対話
グラックを読む三島
◆第二章 詩学の原理
グラックの言語観と詩論
散文詩の詩人としてのジュリアン・グラック ―時流に反する魅惑者
◆第三章 外界からのポエジー
風景に耳を澄まして——ジュリアン・グラックの環境(感響)詩学の方へ
流れからの逸脱が意味するもの——ジュリアン・グラック『狭い水路』における風景の呼びかけ
ジュリアン・グラックの『狭い水路』からフィリップ・ル・ギユの『親密な川』へ
——エコ・ポエティック的つながり
◆第四章 廃墟に吹く風
ジュリアン・グラックのふたつの現代性
戦後小説としてのジュリアン・グラック『邸宅』 ——ゴシックとセイレーンの歌をめぐって
「荒れ地」に吹く自由の風、ナントへと向かう「夢幻的なオムニバス」
——『ひとつの町のかたち』読解の試み
執筆者紹介
ニコル、フランソワーズ
ナント大学名誉教授
ガルサン、トマ
日仏会館・フランス国立日本研究所所長/パリ・シテ大学准教授
佐藤 太郎
慶應義塾大学講師
ブラン、オリヴィエ
ソルボンヌ大学教授
三ツ堀 広一郎
東京科学大学教授
塩塚 秀一郎
東京大学教授
ボードワン、セバスチャン
ジュール・フェリー高等学校(パリ)上級教授
永井 敦子
上智大学教授
新荘 直大
東京大学大学院人文社会系研究科後期博士課程在学中
吉村 和明
上智大学名誉教授
【訳】
岩坂 悦子 翻訳家[ガルサン氏の翻訳]
吉本 素子 早稲田大学非常勤講師[ブラン氏の翻訳]
野澤 督 大東文化大学外国語学部准教授[ボードワン氏の翻訳]










