多様な民族と文化によって形成されてきた「ブラジル」社会研究の入門書。
最新のデータや新たなコラムを追加した最新版!
ブラジルは・・・
・世界第6位の人口(2021年 2億1,432万人)
・国土は世界で5番目に広い
・南米唯一のポルトガル語圏
ブラジルと日本の交流の歴史は深い・・・
・2025年で外交関係樹立130年
・姉妹都市協定が国内に57件(28都道府県)。
・日本各地には「ブラジルタウン」も形成(群馬県大泉町や静岡県浜松市など)。
・200万人もの日系人がブラジルで暮らす(世界で最大の日系社会)。
◆多人種多文化社会として多様性を備えながらダイナミックな展開を遂げてきたブラジル社会を提示。
ブラジル研究の出発点として、世に問う一冊!
◆社会形成の歴史から宗教や家族制度、多人種多民族社会における社会的公正への取り組みやグローバルな人の移動について分析。
目次
序 章 多人種多民族社会ブラジル ─ブラジル社会概観─
第1章 社会形成の歴史
第1節 住民の多人種多民族化
第2節 外国移民と「脱阿入欧」
第3節「人種民主主義」と国家統合
第4節 階級社会と人種
第5節 人種民主主義の克服と多様性の承認
第2章 社会制度―宗教と家族制度―
第1節 宗教と社会
第2節 家族制度の展開
第3節 今日の多様な家族形態
第3章 社会的公正への挑戦
第1節 都市化と人口移動
第2節 民主化と社会開発
第3節 社会運動と市民の力
第4節 女性の社会参加と「フェミニシーディオ」
第4章 グローバル化と人の移動
第1節 ブラジル人のディアスポラ
第2節 日本におけるブラジル人
編集代表紹介
田村 梨花(たむら・りか)
上智大学外国語学部教授。ブラジル地域研究、社会学。
三田千代子(みた・ちよこ)
元上智大学教授。社会人類学・ブラジル研究専攻。
拝野寿美子(はいの・すみこ)
神田外語大学外国語学部准教授。異文化間教育学。
渡会 環(わたらい・たまき)
愛知県立大学外国語学部准教授。ブラジル地域研究。
小嶋 茂(こじま・しげる)
早稲田大学人間総合研究センター招聘研究員。移民・移住研究。
蝋山はるみ(ろうやま・はるみ)
上智大学外国語学部非常勤講師。国際協力実践家。