上智大学グローバル教育センターの教育実践
日本のグローバル教育を牽引してきた上智大学のグローバル教育センターの関係者が、それぞれの専門性に基づいた教育実践の事例を紹介し、 様々な試みから得られた知見を論じる。
グローバル教育の定義や実践方法について問題提起するとともに、今後の日本の大学におけるグローバル教育の多様なあり方を探る。
◆◇上智大学グローバル教育センター◇◆
全学生を対象に、グローバル社会に対応する多様な科目や海外勉学の機会を提供。交換留学、海外短期語学講座、海外短期研修、実践型プログラムなどの海外プログラムはもちろん、インターンシップ科目、企業との連携科目、国際関係や国際協力を学ぶ科目など、幅広い分野で100科目以上を開講し、その約3分の1が英語による科目。
目次
■上智大学グローバル教育センター設立10周年によせて 第1章 大学におけるグローバル教育の責任と役割
――批判的サービス・ラーニングと特権自覚教育の有用性 第2章 教育と研究の相乗効果 ――学生がグローバル課題に向き合うために取り組んできたこと ■世界をつなぐ叡智(ソフィア)――上智のグローバル教育の本質 第3章 上智大学のグローバル教育、「100年目の決意」とその継承 ―― SIEDからSophia GEDへ 第4章 グローバルな学びへの挑戦 ――オンライン国際協働学習(COIL) 第5章 エストニアへのスタディツアーからみる深いESDの実践と理論 ■情報通信技術(ICT)を活用したグローバル教育の実践 第6章 専門分野を核としたグローバル教育の実践 ――米国先住民研究者による取り組みと学び 第7章 環境をテーマとした多文化共生と学融合の実践
――SAIMSプログラムの意義と学修成果可視化への課題 ■変化と変革の未来のために ――これからのグローバル教育とは
著者紹介
佐久間 勤 学校法人上智学院理事長 出口 真紀子 上智大学外国語学部英語学科教授、グローバル教育センター長 東 大作 上智大学グローバル教育センター教授 アガスティン・サリ 学校法人上智学院総務担当理事、上智大学総合グローバル学部総合グローバル学科教授 廣里 恭史 上智大学グローバル教育センター教授、Sophia GED代表取締役、元グローバル教育センター長 小松 太郎 上智大学総合人間学部教育学科教授、元グローバル教育センター長 丸山 英樹 上智大学総合グローバル学部総合グローバル学科教授 李ウォンギョン 上智大学グローバル教育センター特任助教 水谷 裕佳 上智大学グローバル教育センター教授 杉浦 未希子 上智大学グローバル教育センター教授 曄道 佳明 上智大学学長、上智大学理工学部機能創造理工学科教授