教養・一般
ヴェルサイユ体制 対 ケインズ
4,620円(税込み)
第1次大戦後のヴェルサイユ体制下におけるケインズの時論的説得活動の全て
現代経済学の巨人・ケインズは、第1次世界大戦中は英国の大蔵省官僚であり、
パリ講和会議には大蔵省首席代表として参加したものの、
連合国の対独賠償要求に反対して辞任する。
ケインズがその後のヴェルサイユ体制に対しどのように対峙したのか。
政策立案者、政治経済評論家、説得活動家、ジャーナリストとして展開した広範囲にわたる活動を、
一次資料を丁寧に読み解きながら考察する。
〇ケインズ研究で著名な著者が、新たな視点で切り込んだ学術書。
〇第1次世界大戦から第2次世界大戦勃発までの欧米の政治経済情勢を縦糸とし、その情勢のなかで諸個人がどのような活動を見せていたのかを横糸として編纂。
関連する多くの指導的人物の行動、思想、提案等も関連資料に依拠しつつ、分析・解説する。