辺境からコロンビアを見る ――可視性と周縁性の相克|地方自治、法令・判例のぎょうせいオンライン

辺境からコロンビアを見る ――可視性と周縁性の相克

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編著者名
編著:幡谷 則子・千代 勇一
発行:上智大学出版
発売:ぎょうせい
判型
A5判・270ページ
商品形態
単行本
雑誌コード
図書コード
5300349-00-000
ISBNコード
978-4-324-11450-6
発行年月
2024/08
販売価格
2,640 円(税込み)

内容

「辺境」とそこに生きる人々の営みから
コロンビア社会の歴史(なりたち)と現在(いま)に迫る


100を超える先住民族やアフロ系住民を有するなど、多民族・多文化国家であると同時に、世界屈指の生物多様性を誇り、自然・資源・文化的に豊かさをもつ南米の国、コロンビア
2022年の大統領選で、同国初となる左派ペトロ政権が誕生し、注目を集めたが、日本からは地理的にも文化交流的にも遠く、まだあまり広く知られていない国の一つである。

なぜ今、コロンビアに注目するのか。
なぜ辺境の人々を描くことで、コロンビア社会の理解につながるのか。
また、その意義はどこに見出されるのか。


コロンビアの経験から、日本や国際社会が抱える社会問題、社会的排除への取組みを考える一助となる啓蒙書。

 

目次


序 章 辺境からコロンビアの今を見る
第1章 コロンビアの辺境を概観する
第2章 違法作物栽培から見た辺境化と脱辺境化 ―マグダレナ・メディオの事例から―
第3章 風がもたらすもの ―ラ・グアヒラ県のワユー民族とエネルギー産業―
第4章 チョコ県の開発と紛争 ―川と生きるアフロ系コミュニティの人びと―
第5章 トゥマコの都市形成とクライエンテリズム
第6章 地域経済と周辺地域間の相互作用 ―トゥマコにおける貝採取女性たちの事例―
第7章 「二面性」という周縁 ―国内避難民の可視性について―
終 章 辺境で生まれる可視性と周縁性の相克

 

執筆者紹介


幡谷則子(はたや・のりこ)
上智大学外国語学部イスパニア語学科 教授【社会学・ラテンアメリカ地域研究】

千代勇一(せんだい・ゆういち)
帝京大学外国語学部外国語学科 准教授【ラテンアメリカ地域研究、開発人類学】

松丸 進(まつまる・すすむ)
上智大学大学院グローバル・スタディーズ研究科 地域研究専攻 博士後期課程
2024年度日本学術振興会特別研究員DC2【ラテンアメリカ地域研究・人類学】

柴田修子(しばた・のぶこ)
同志社大学グローバル地域文化学部 准教授【ラテンアメリカ地域研究、社会学】

ブルバーノ,G. ダビッド(Burbano González, David Armando)
教皇立ハベリアナ大学建築学部 教授【建築学、都市計画、都市周辺性と持続可能性】

近藤 宏(こんどう・ひろし)
神奈川大学人間学部人間科学科 准教授【文化人類学、ラテンアメリカ研究】

 

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