月刊ガバナンス2025年6月号|地方自治、法令・判例のぎょうせいオンライン
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月刊 ガバナンス 2025年6月号  特集1:安心で開かれた議会とは  特集2:わたしの職場の庁内報

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編著者名
ぎょうせい
判型
A4変型
商品形態
雑誌・電子書籍
雑誌コード
13321-06
図書コード
7135001-25-060
8179040-25-060
ISBNコード
発行年月
2025/06
販売価格
1,320 円(税込み)

内容

●特集1 安心で開かれた議会とは

昨今のさまざまな不祥事等をきっかけに、日本の社会全体で「ハラスメント」に対する意識がこれまでとは大きく変化をしています。全国の地方議会に目を向けてみても、ハラスメント防止の取り組みは急速に広がっています。地方自治研究機構の調べによると、2025年4月1日時点で、首長等や議員のハラスメントの防止等に関する単独条例は、108団体112条例が制定されています。その多くは、2024年~2025年に施行されています。「ハラスメントはいけない」という認識が急激に高まっている証左といえるでしょう。安心でき、開かれた議会であることは、現役の議員、自治体職員だけでなく、これからの地方議会のあり方、将来の議員のなり手にも大きな影響を及ぼすでしょう。今号は、安心し、そして開かれた議会であるための方策や取り組みを紹介します。

■ワンチームであるために/太田雅幸
■多様な人が声を届けられる議会へ──ジェンダーとハラスメントの視点から/濵田真里
■議員による職員へのハラスメントを防ぐには/高嶋直人
■〈取材リポート〉安心で開かれた議会であるために/神奈川県開成町議会

 

●特集2 わたしの職場の庁内報

同じ庁舎で働いているはずなのに、「ほかの部署がどんな仕事をしているのかわからない」「普段仕事でかかわりのある人以外、どんな人がいるのか知らない」……そんなことはありませんか?本特集では、職員同士の情報交換やコミュニケーションを活性化させ、新たなスキルの導入を促進したり、職場への愛着を高める「庁内報」について、実践例をご紹介します。

■〈特別インタビュー〉庁内報による「横」のコミュニケーションで、よりよい組織と政策を生む/塩尻市副市長・石坂健一
■ゼロからの庁内報のつくり方 ~「しおじり日和」創刊の経過から~/清水隆朝
■「まじめにふざける」庁内報で広げる生成AI活用──横須賀市「チャットGPT通信」の取り組みと成果/太田耕平
■背中をそっと押すDX広報誌/又吉盛斗

 

キャリアサポート連載

■管理職って面白い!262の法則/定野 司 ■「後藤式」知域に飛び出す公務員ライフ
笑顔の質を高める掛け声 「頑張れ」より「顔晴れ」/後藤好邦
■誌上版!「お笑い行政講座」/江上 昇 ■〈公務員女子のリレーエッセイ〉あしたテンキにな~れ!/市倉秀子 ■管理職なら知っておきたい!部下マネジメントの基礎知識/高嶋直人 ■今日から実践!すぐに役立つ!「公務員による研修」のススメ/佐藤光敏 ■HOLG presents 本当にすごい公務員!のココだけの話/荒井菜彩季 ■カスタマーハラスメント対策Q&A/関根健夫 ■〈リレー連載〉Z世代ズム~つれづれに想うこと/岡本 結 ■ただいま開庁中!「オンライン市役所」まるわかりガイド/橋本進之介・小橋川星子

 

●巻頭グラビア

□自治・地域のミライ
株式会社雨風太陽代表取締役社長・高橋博之
都市と地方の間に縦横無尽の関係人口を紡ぐために

高橋博之・㈱雨風太陽代表取締役社長の写真

高橋博之・㈱雨風太陽代表取締役社長(51)。「東日本大震災を経験し、自分の中に芽生えた気持ちに正直に走り続けてきた」と話す。

 

取材リポート

□新版図の事情──“縮む社会”の現場を歩く/葉上太郎
去らざるを得なかった農家、キウイを復活させる若者
原発事故、続く模索63
東京電力福島第1原発が立地する福島県大熊町。メルトダウン事故による全町避難で一度は農業が滅びた。今、避難指示が解除された区域で、特産だったキウイフルーツの栽培復活に挑戦する若者がいる。原口拓也さん(24歳)だ。大阪出身の原口さんが、なぜ大熊町で就農したのか。キウイで何を再生しようとしているのか。思いをたぐると、避難先で果樹の復活に命を賭け、志半ばで倒れた農家に行き当たる。

□自治体政策最前線──地域からのイノベーション
江南市シェアリングソサエティ創出事業
──地域資源をシェアリングし官民共創で地域課題を解決する(愛知県江南市)

愛知県江南市は、2024年度に内閣府から「SDGs未来都市」と「自治体SDGsモデル事業」に選定された。先導的に進めるモデル事業では、従来からの地域協働の仕組みを基盤に、SDGsの視点から行政・企業・市民等が有する地域資源と地域課題を共有し合い、各主体の強みを活かす取り組みを開始。企業や民間団体等を協働のパートナーとして登録し、行政や地域の課題とマッチングさせて、官民共創で課題解決や新たな価値創出を図る取り組みを推進している。

 

●Governance Focus
□“情報”が引き起こした震度7の「人災」
──能登半島地震・石川県輪島市門前町 總持寺祖院から見た教訓/葉上太郎

能登半島地震で震度7の揺れを計測したのは2箇所だ。そのうち石川県輪島市門前町の中心部。曹洞宗大本山・總持寺祖院の門前にできたまちである。通信障害で地震計のデータが送れず、発災から1箇月近く経って気象庁が「震度7だったことが分かった」と発表するほどの激しさだった。今、公費解体で更地ばかりになった門前町で指摘されているのは、被害を深刻化させた「人災」の側面だ。前月号に続き震度7地区を歩く。

●Governance Topics
□女性議員のなり手をテーマにフォーラムを開催
──「小さくとも輝く自治体の担い手を育てよう」公開交流会

議員としてのやりがい、きっかけを、活躍する女性議員から聞こう──。「第2回住民自治を語る信州フォーラム〈公開交流会〉小さくとも輝く自治体の担い手を育てよう」(主催=住民自治を語る信州フォーラム実行委員会)が、4月3日に長野県朝日村で開催された。県内で活躍する女性議員らが登壇し、思いや経験を語った。

 

連載

□交差点~国×地方/人羅 格 □職場を変える・心を整える「ひとさじの知恵」/咲良美登理 □「公務のトビラ」をひらく!対話と共創/大杉 覚 □自治体DXとガバナンス/稲継裕昭 □人がシホンの 人的資本経営ことはじめ/林(小野) 有理□“危機”の中から──日本の社会保障と地域の福祉/野澤和弘 □自治体の防災マネジメント/鍵屋 一 □自治体法務と地域創生──政策法務型思考のススメ/津軽石昭彦(関東学院大学地域創生実践研究所) □自治・分権改革を追う/青山彰久 □市民と行政を結ぶ情報公開・プライバシー保護/奥津茂樹 □地域経営シンカ論/中村 健 □生きづらさの中で/玉木達也 □議会局「軍師」論のススメ/清水克士 □「自治体議会学」のススメ/江藤俊昭 □From the Cinema その映画から世界が見える
『それでも私は』/綿井健陽
□リーダーズ・ライブラリ
[著者に訊く!/『フクシマ、能登、そしてこれから──震災後を生きる13人の物語』藍原寛子]

 

カラーグラビア

□つぶやく地図/芥川 仁
自らの腕と知恵を信じる一本釣り──島根県松江市島根町沖泊

□技の手ざわり/大西暢夫
手のひらと穂先に宿る匠の心──【奈良筆】鈴木一朗さん(三重県名張市)

□本日開園中 FUN!FUN!動物園
熊本市動植物園(熊本市)

□風景から歌──旅先で聴いた声を運ぶ/瀬尾夏美
これは本当にあったこと──沖縄県糸満市

【クローズアップ】
バスだけでなく、電車でも進む危機──高知県・とさでん交通。日本一住民に近い路面電車

 

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図書分類

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