本書のポイント
◆財政課の災害対応で不可欠となる補正予算編成とその執行
そこでは、国庫負担部分と自治体持ち出し分の見極めが重要に
◆本書はこの判断に必要な国庫補助率や財政措置、過去の特例について図を用いて解説
複数の法令が絡み合う複雑な制度も、現場視点に立って事業ごとに整理されているのでわかりやすい!
◆平時から読み込むことで、いざというときにあわてない、まちと住民を守るための確かな理解が身につきます
次々と倒壊する建物、失われていく命を前に、判断に迷っている時間はありません。
まちを守るお金を早く適切に確保して執行するために、財政課職員に欠かせない書籍です。
目次
序 章 大災害発生! 自治体の財政担当者はどうする?
第1章 災害のために財政担当者が備えておくべきこと
第2章 災害財政制度の形成とその基本的な考え方
第3章 災害財政制度の基本的な枠組み
第4章 阪神・淡路大震災における財政措置
第5章 東日本大震災における財政措置
第6章 熊本地震における財政措置
第7章 能登半島地震における財政措置
第8章 市町村が持つべき災害対応のための基金の規模
終 章 財政担当者が持つべき災害への備え
編著者紹介
小西 砂千夫(こにし・さちお)
総務省地方財政審議会会長/関西学院大学名誉教授
昭和35年、大阪市生まれ。関西学院大学経済学部卒業、博士(経済学)。専門は財政学。
主な著書に、『自治体財政の知恵袋』(ぎょうせい、平成30年)、『自治体の財政診断』(共著、ぎょうせい、令和3年)、『地方財政学』(有斐閣、令和4年)、『詳解地方財政法』(学陽書房、令和4年)などがある。