月刊 ガバナンス 2021年2月号  特集:「新しい日常」における首長・議員と職員、住民の関係

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編著者名
ぎょうせい
判型
A4変型
商品形態
雑誌
雑誌コード
13321-02
図書コード
7135001-21-020
ISBNコード
発行年月
2021/02
販売価格
1,100 円(税込み)

内容

本誌の特徴:■地方公務員の仕事をサポートし、“共感”を得られる雑誌づくりをめざしています。■自治体の“改革・改善”を応援します。■地域づくりに役立つ情報を提供し、“地域力、自治力”を高めます。■自治体現場の“政策力、実践力、発信力”を高めます。■ともに地域を創る「共治」をめざす、地域づくりに携わるすべての人々のための“自治総合情報誌”です。
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大杉氏


●特集 「新しい日常」における首長・議員と職員、住民の関係

新型コロナの第三波の拡大で、政府は1月7日、1都3県を対象に緊急事態宣言を再発出した(その後、7府県を追加)。感染拡大防止に向け、いわゆる3密回避など「新しい日常」「新しい生活様式」の徹底が求められている。コロナ禍の中で自治体においては税収減に伴い、住民サービスの見直しが迫られ、首長・議員と職員、住民の関係に軋轢が生じる例も出始めている。「新しい日常」における首長・議員と職員、住民の関係を探ってみたい。


■「コロナ対策禍(あたらしいにちじょう)」における首長と補佐機構としての職員/金井利之

福嶋浩彦氏
国・自治体の為政者にとって、無為無策を続けることは、政治的には困難である。為政者の苛政がさらなる犠牲を生む危険もある。首長の補佐機構としての自治体職員は、そのような苛政への誘因のなかで、適切な有為無為が問われている。


■地方自治体における「新しい日常」と庁内クラスターの危機管理/新川達郎
■ポピュリズム的公約の台頭と選挙──リモート・デモクラシー元年によせて/白鳥 浩
■コロナ禍と暴言/阿部昌樹
■コロナ禍における河村ポピュリズムの不発──愛知県知事リコール署名運動の顚末/後 房雄
■コロナ禍の自治体現場に三ゲン(資源・人間・権限)を/役重眞喜子
■「新しい日常」と地域コミュニティ/岩崎恭典
■コロナ禍における情報の過剰と不足/奥津茂樹
■新型コロナ禍での「チーム議会」の構築/岩﨑弘宜



【キャリアサポート面】


キャリサポ特集:非接触型住民サービスの最前線

コロナ禍はいまだ終わりが見えませんが、“ウィズコロナ”でデジタル技術などを活用した新たな住民サービスが次々と自治体現場に導入されています。自治体デジタルトランスフォーメーション(DX)の推進も待ったなし。非接触型のサービスを中心に、住民目線で知恵を絞る自治体現場の動向を見ていきたいと思います。

■ウィズコロナ時代の非接触型住民サービス/森本浩之

〈取材リポート〉
■ダイナミックな官民連携でデジタル・スマートシティへ──浜松市
■対話型ロボットやZoomを使って健康二次被害を防ぐ──新潟県見附市

■ウィズコロナの図書館サービス/佐藤達生(株式会社図書館流通センター代表取締役副社長)


連載
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■管理職って面白い! カラーバス効果/定野 司

■「後藤式」知域に飛び出す公務員ライフ 単純に真似するだけではないTTPの本質/後藤好邦

■誌上版!「お笑い行政講座」/江上 昇

■〈公務員女子のリレーエッセイ〉あしたテンキにな~れ!/永富ひとみ

■AI時代の自治体人事戦略/稲継裕昭

■働き方改革その先へ!人財を育てる“働きがい”改革/高嶋直人

■未来志向で考える自治体職員のキャリアデザイン/堤 直規

■そこが知りたい!クレーム対応悩み相談室/関根健夫

■独立機動遊軍 円城寺の「先憂後楽」でいこう!/円城寺雄介

■We are ASAGOiNG ! 地域公務員ライフ/馬袋真紀

■ファシリテーションdeコミュニケーション/加留部貴行

■“三方よし”の職場づくり/中道 眞

■誰もが「自分らしく生きる」ことができる街へ/阿部のり子

■地方分権改革と自治体実務──政策法務型思考のススメ/分権型政策法務研究会

■もっと自治力を!広がる自主研修・ネットワーク/公務員人材開発研究会



巻頭グラビア


□シリーズ・自治の貌
古川雅典・岐阜県多治見市長
マニフェストを起点に、「共につくる。まるごと元気!多治見」の実現を


マニフェストを基軸とした政策競争を行政運営の原動力にしている岐阜県多治見市。その体制を市長就任以来、強力に推進してきた古川雅典氏は昨年11月、第15回マニフェスト大賞でグランプリを受賞した。古川市長は、マニフェストを事業計画に落とし込むとともに財政的な担保を確保し、「共につくる。まるごと元気!多治見」の実現をめざす。
宮元 陸・石川県加賀市長
古川雅典・岐阜県多治見市長(68)。多治見市マスコットキャラクター「うながっぱ」とともに。多治見市は“あついまち”として知られるが、マニフェストを起点とした総合計画に基づく行政運営でも全国の注目を集める。



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●連載
□童門冬二の日本列島・諸国賢人列伝 細川幽斎(十一) アフター関ヶ原

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取材リポート


●取材リポート
□新版図の事情──“縮む社会”の現場を歩く/葉上太郎
 原発禍からのV7、コロナ後へのV8【福島酒・番外編(上)】
 原発事故、続く模索

東日本大震災(2011年)で苦しみ、台風19号災害(19年)でも大打撃を受けた福島県の酒蔵。たび重なる災害をはね除ける原動力となったのは、全国新酒鑑評会で金賞を受賞した蔵数の7年連続日本一だった。今年、8連覇への挑戦は、コロナ禍という新たな厄災での消費低迷を生き抜く闘いの一つになる。昨年まで17回にわたって掲載した「福島酒シリーズ」の番外編として報告する。

□現場発!自治体の「政策開発」
 全国の自治体に先駆けて自動運転の路線バスを運行
 ──自動運転バスの定常運行(茨城県境町)

茨城県境町は、ソフトバンク株式会社の子会社であるBOLDLY株式会社(ボードリー)と株式会社マクニカの協力によって自動運転バスの定常運行を行っている。町民が安心して利用できる生活の足を確保し、いつまでも住み続けられる町を実現するのがねらいだ。自動運転バスの公道での実用化は全国自治体初の取組みで、運行開始後、バス停や路線を増やし、町民利用の利便性を高めていく。

□議会改革リポート【変わるか!地方議会】
 「チーム議会」として議会改革、政策条例制定が加速
 ──岡山市議会
「議会改革度調査」(早稲田大学マニフェスト研究所調べ)で政令指定都市最後尾が続いていた岡山市議会。2019年の改選後、正副議長が議会改革の推進を訴え、個人や会派の枠を超えた「チーム議会」としての取組みが加速。議員提案による政策条例の制定など存在感を高めている同市議会を取材した。

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●Governance Focus

□震災、原発事故、磯焼け……。追い詰められた「豊穣の浜」
 ──宮城県石巻市の牡鹿半島、漁協青年部が活路を探る/葉上太郎

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●Governance Topics

□新しい住民自治の構築を/第50回『都市問題』公開講座

□“カイゼン運動”の火をこれからも灯し続けるために
 /カイゼン・サミット2020

□SDGsの実現へ産官学の連携などを議論
 /名古屋市立大学都市政策研究センター・シンポジウム

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連載


□ザ・キーノート/清水真人
□自治・分権改革を追う/青山彰久
□新・地方自治のミ・ラ・イ/金井利之
□自治体のダウンスケーリング戦略/大杉 覚
□市民の常識VS役所のジョウシキ/今井 照
□“危機”の中から──日本の社会保障と地域の福祉/野澤和弘
□自治体の防災マネジメント/鍵屋 一
□市民と行政を結ぶ情報公開・プライバシー保護/奥津茂樹
□公務職場の人・間・模・様/金子雅臣
□生きづらさの中で/玉木達也
□議会局「軍師」論のススメ/清水克士
□「自治体議会学」のススメ/江藤俊昭
□リーダーズ・ライブラリ
[著者に訊く!/『「地域学をはじめよう』山下祐介]


カラーグラビア

□技・匠/大西暢夫
 木蝋の魅力を一人でも多くの人──本多木蝋工業所(長崎県島原市)

□わがまちの魅どころ・魅せどころ/茨城県筑西市
 人と自然、文化芸術の共生を未来へつなぐ

□山・海・暮・人/芥川 仁
 自然に逆らわず自然を読む──島根県浜田市三隅町西河内

□土木写真部が行く~暮らしを支える土木構造物
 出町の飛び石~川を感じる橋の原型

□人と地域をつなぐ─ご当地愛キャラ/ずーしーほっきー(北海道北斗市)

□クローズ・アップ
 けん玉を条例で「市技」に──山形県長井市

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■DATA・BANK2021 自治体の最新動向をコンパクトに紹介!
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図書分類

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