聖アウグスティヌスの教育理論と実践

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編著者名
SUP上智大学出版/発行(株)ぎょうせい/発売
ジョージ・ハウイ/著、増渕幸男、神門しのぶ/訳
判型
A5
商品形態
単行本
雑誌コード
図書コード
5300225-00-000
ISBNコード
978-4-324-09793-9
発行年月
2014/07
販売価格
4,620 円(税込み)

内容

☆全私学新聞(平成26年8月13・23日合併号)に書評が掲載されました。

本物の思想は時代を超えて生き続ける。

■キリスト教の教えを基盤としつつ、精神・知性・感性の側面から人間形成のあり方を説いたアウグスティヌス。
 学ぶことの意味、教え導く者の心得など、教育の不易がここに。

■西洋教育史、思想史、神学、哲学など、広範な分野に影響を与え続ける英知の全体像を解明。

○聖アウグスティヌス(4〜5世紀の神学者、哲学者。古代キリスト教世界において、多大な影響力を有していた理論家)については、神学・哲学の分野で研究の蓄積がなされてきた。その一方で、彼の教育思想が後世に与えた影響は揺るがしがたいものであるにもかかわらず、「教育学」の分野での研究は、まだ十分に重ねられていない。

○さまざまな観点からアウグスティヌスの教育論の内実を解明したジョージ・ハウイによる“EducationaI Theory and Practice in St.Augustine”(1968)を初めて邦訳。アウグスティヌス研究はもちろん、西洋教育史、思想史、神学、哲学等の研究に必須の大著。


目次


第1章 教師の自己教育
  文法と修辞学を学ぶ
  マニ教徒だった頃
  道を求めて
  ミラノでの転換期
  カシキアクムでの勉強会
  アフリカに戻る
  叙階:ドナティスト派の異端
  二つの国の物語
  信仰の教師
  終りと始まり

第2章 聖アウグスティヌス思想の原理
  超自然的な基底
  理解に先立つ信
  愛の意味
  結論

第3章 心理学的諸相
  人間の本性
  感覚認識のしくみ
  感覚と知識
  魂のもつ力:意志
  記憶
  結論

第4章 知性と真理探究
  プラトン主義的な基礎
  学知と知恵
  永遠理性
  神の照明
  自己認識と疑いの効用
  結論

第5章 教師の技
  アウグスティヌスの教師としての資格
  学習の動機づけ
  教師と生徒の関わり
  カシキアクムでのグループ学習
  自発的であることの重要性
  結論

第6章 言語コミュニケーションの問題
  教えることは可能か
  教師の真の働き
  言葉と実在
  結論

第7章 キリスト信者の教師の養成
  キリスト教的学問の意味
  キリスト信者の教師の一般教育における内容をめぐる諸問題
  カリキュラム内容の選定規準
  キリスト教的カリキュラムにおける自由学芸
  まとめと評価

第8章 自由学芸概念の発展
  エンサイクロペディアの起源
  アウグスティヌスの自由学芸目録
  内容と方法:文法
  内容と方法:弁証法と修辞学
  内容と方法:音楽

第9章 聖アウグスティヌスの教育史的影響
  トマス主義以前の時代
  聖アウグスティヌスと聖トマス・アクイナス
  ルネサンスと宗教改革
  十六世紀および十七世紀のフランス
  思想
  聖アウグスティヌスと近代
  最終評価

訳者あとがき

人名索引



編著者紹介(肩書は発刊当時、敬称略)

【著者】
  ジョージ・ハウイ George Howie
   /コロンビア大学

【訳者】
増渕幸男…ますぶち・ゆきお/上智大学名誉教授

神門しのぶ…ごとう・しのぶ/上智大学非常勤講師

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