オペラ初心者から愛好家まで、フランス・オペラを体系的に学びたい人に最適な一冊!!
●17世紀から20世紀までの代表的なフランス語によるオペラ20作品を、作曲者と原作、その作者、および背景にある歴史的・美学的な解説とともに紹介。
●フランスにおけるオペラの発展と変遷を、10のトピックから楽しく学べます。
目次
第1部 フランス・オペラの歴史 10のトピックから文化の背景を発見する
1 あらゆる舞台芸術は太陽王のために
2 ヴェルサイユ宮殿と王立音楽アカデミー
3 カストラート天国と舞台に女形はいない国
4 フランス人は芸術論争が大好き
5 オペラは革命の温床か?
6 パリのオペラ座とイタリア座
7 ディーヴァはフランスで誕生
8 グランド・オペラは19世紀の華
9 パリ万博とガルニエ宮
10 現代オペラの主役は歌手か演出家か?
第2部 フランス・オペラの世界 20の傑作から魅惑の舞台を探索する
1 カドミュスとエルミオーヌ
2 優雅なインドの国々
3 オルフェとウーリディス?
4?ポルティチの物言えぬ娘
5 ギヨーム・テル
6 ユダヤの女
7 ユグノー教徒
8 ファウスト
9 トロイア人
10 ハムレット
11 カルメン
12 サムソンとダリラ
13 ホフマン物語
14 ラクメ
15 マノン
16 ルイーズ
17 ペレアスとメリザンド
18 アリアーヌと青ひげ
19 カルメル会修道女の対話
20 アッシジの聖フランソワ
編著者紹介(肩書は発刊当時、敬称略)
澤田肇…さわだ・はじめ
1952年、北海道に生まれる。上智大学卒業、パリ第3新ソルボンヌ大学大学院博士課程修了(文学博士)。現在、上智大学文学部教授。専攻、フランス文学。主な著書に『神話的世界と文学』(上智大学出版、2006年、共著)、『危機のなかの文学』(水声社、2010年、共著)などが、主な翻訳に『エル・ベルドゥゴ』(『バルザック幻想・怪奇小説選集3』所収、水声社、2007年)、『鞠打つ猫の店』(『バルザック芸術/狂気小説選集1 絵画と狂気篇』所収、水声社、2010年)などが、主な論文に主な論文に? Balzac au croisement des arts : peinture, op?ra et danse ? (L’Ann?e balzacienne 2011, Presses universitaires de France)、「幻想はロマン主義の特性か -バルザックと同時代の画家たち-」(『上智大学仏語・仏文学論集』第46号、2012年)などがある。