月刊 ガバナンス 2023年11月号  特集1:ウェルビーイングな公共調達・公民連携   特集2:公務員のチカラを活かす|地方自治、法令・判例のぎょうせいオンライン
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月刊 ガバナンス 2023年11月号  特集1:ウェルビーイングな公共調達・公民連携 特集2:公務員のチカラを活かす

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編著者名
ぎょうせい
判型
A4変型
商品形態
雑誌・電子書籍
雑誌コード
13321-11
図書コード
7135001-23-110
8179040-23-110
ISBNコード
発行年月
2023/11
販売価格
1,320 円(税込み)

内容

年間購読をご希望の方はこちらからお求めください。  その他バックナンバーはこちらからお求めください。本誌の特徴:■地方公務員の仕事をサポートし、“共感”を得られる雑誌づくりをめざしています。■自治体の“改革・改善”を応援します。■地域づくりに役立つ情報を提供し、“地域力、自治力”を高めます。■自治体現場の“政策力、実践力、発信力”を高めます。■ともに地域を創る「共治」をめざす、地域づくりに携わるすべての人々のための“自治総合情報誌”です。




●特集1 ウェルビーイングな公共調達・公民連携

1999年のPFI法制定や2003年の指定管理者制度の創設などを受けて、自治体では業務のアウトソーシングや公民連携などが拡大してきた。一方で今、こうした公共調達では人権や環境などへの配慮が強く求められるようになっている。そして、コロナ禍による行動変容などの影響や、かねてからの人口減少の加速、施設の老朽化、人手不足の深刻化、さらには物価の高騰やデジタル化の進展など、公共調達や公共サービスを取り巻く環境も大きく変わりつつある。こうした中で、住民や働く人も含めてよりよい、そして持続可能な地域にしていくために、自治体には何が求められるのか。公共調達や公民連携のあり方を考えてみたい。

■公共調達と社会的価値 加藤博和
原田晃樹
立教大学コミュニティ福祉学部教授

日本の公共事業費は減少し、今後も大きな伸びは期待できない。公的資金を有効に活用する点からも、公共調達がさまざまな副次的な政策目的の達成にいかに寄与できるかという視点が今後一層求められてくるだろう。また、人権や労働など誰もが配慮すべき価値が遵守されるための法的整備も緊急の課題だ。


■自治体のアウトソーシングと「公民」連携/今井 照
■指定管理者制度の法的課題/板垣勝彦
■PPP/官民連携の先に見えるウェルビーイング/関 幸子
■持続可能な公民連携へのマネジメント/鈴木文彦
〈取材リポート〉
官民連携による地域就労支援モデル
「KADO」から広がる可能性/長野県塩尻市

 

●特集2 公務員のチカラを活かす

地域に目を向け仕事をする公務員も、日々粛々と目の前の業務に勤しむのではなく、普段の業務以外の場面でも地域に飛び出し、より深く、広く活動する人が増えています。また、それを支援する制度を設ける自治体もでてきています。「プロボノ」や「複業(副業)」などといった業務外で培ったノウハウを普段の業務に活かし、他の職員に共有し、地域に還元していく好循環が期待されています(逆の流れも然り)。今月は、人手不足が進み、このような自分だけでなく、職場、そして(他)地域にも寄与する新しい動きについて見つめてみます。

■地域や組織を越境して活躍する公務員と副業/杉岡秀紀
■現役自治体職員が、他自治体支援ができる社会を当たり前に
──「Public Platform」でつなぐ新しい関係/林 博司


キャリアサポート連載


■管理職って面白い! フェルミ推定/定野 司 ■「後藤式」知域に飛び出す公務員ライフ
官民連携にとって大切なポイント~Win-Win・3M・共感~/後藤好邦
■誌上版!「お笑い行政講座」/江上 昇 ■〈公務員女子のリレーエッセイ〉あしたテンキにな~れ!/金治諒子 ■自治体DXとガバナンス/稲継裕昭 ■自治体職員なら知っておきたい!公務員の基礎知識/高嶋直人 ■そうだったのか!!目からウロコのクレーム対応のワンヒント/関根健夫 ■自治体法務と地域創生──政策法務型思考のススメ
/友野幸司(関東学院大学大学院法学研究科地域創生専攻
■キャリアを拓く!公務員人生七転び八起き/堤 直規 ■〈リレー連載〉Z世代ズム~つれづれに想うこと/岡本 結 ■ただいま開庁中!「オンライン市役所」まるわかりガイド/弟子丸知樹 ■地域の“逸材”を探して/寺本英仁

 

●巻頭グラビア


自治・地域のミライ
田中幹夫・富山県南砺市長
地域性を活かし、「市民の幸福感と満足感を高める」まちづくりを

田中幹夫品川萬里

田中幹夫・富山県南砺市長(62)。個性豊かな8町村が合併して誕生した同市で、地域の特色を生かした「一流の田舎」をめざしてまちづくりを進める。地域の力を信じ、「市長は聞き役でいい」という。


連載


□童門冬二の日本列島・諸国賢人列伝
三代目将軍家光の気慨──源頼朝たち転生者(十一)


取材リポート


□新版図の事情──“縮む社会”の現場を歩く/葉上太郎
「悲劇の米」が静かなブームを呼ぶ【「天のつぶ」の物語(1)福島県】
原発事故、続く模索44

これほど紆余曲折を経た米はあるだろうか。福島県のオリジナル品種「天のつぶ」である。一度は開発が終了し、日の目を見ないはずだった。デビューした年には東日本大震災による原発事故が起きた。風評被害にさいなまれた同県だけに、飼料米用として栽培する農家が増えた。だが今、品種名の出ない業務用が中心ではあるが、食用としての需要が高まり、静かなブームとなっている。


□自治体政策最前線──地域からのイノベーション
更別村SUPER VILLAGE構想
──デジタル活用の共助型サービスでシニアが元気に輝く農村をめざす(北海道更別村)

北海道更別村は、デジタル活用による共助型コミュニティの再構築へ向けて策定した「更別村SUPER VILLAGE構想」がデジタル田園都市国家構想推進交付金TYPE3に採択され、様々な事業を進めている。デジタル基盤に支えられた健康・医療・生きがいづくりの包括サービスを産学官一体となって提供。完全自動化によるスマート農業にも挑み、生活と仕事の両面から100歳世代まで元気に暮らせる農村モデルをめざしている。


●Governance Focus
□日田彦山線。被災で廃線となり、BRTへ転換──福岡県東峰村、九州北部豪雨から6年/葉上太郎
●Governance Topics
□官民双方からこれからの公民連携のあり方を探る──どうする官民連携in八王子 □長期財政予測と政策検証の組織設置を──令和臨調「財政・社会保障」部会が提言 □再生可能エネルギーの開発規制を巡る自治体条例のあり方などを議論
──日本弁護士連合会・オンラインシンポジウム
□自治体の「総合性」について改めて問い直す
──日本学術会議政治学委員会行政学・地方自治分科会公開シンポジウム


連載


□自治・分権改革を追う/青山彰久 □新・地方自治のミ・ラ・イ/金井利之 □市民の常識VS役所のジョウシキ/今井 照 □地域発!マルチスケール戦略の新展開/大杉 覚 □“危機”の中から──日本の社会保障と地域の福祉/野澤和弘 □地域経済再生の現場から~Bizモデルの中小企業支援/松浦俊介(Gaki-Biz) □自治体の防災マネジメント/鍵屋 一 □市民と行政を結ぶ情報公開・プライバシー保護/奥津茂樹 □公務職場の人・間・模・様/金子雅臣 □生きづらさの中で/玉木達也 □議会局「軍師」論のススメ/清水克士 □地方議会シンカ論/中村 健(早稲田大学マニフェスト研究所) □「自治体議会学」のススメ/江藤俊昭 □From the Cinema その映画から世界が見える
『燃えあがる女性記者たち』/綿井健陽
□リーダーズ・ライブラリ
[著者に訊く!/「好き」で仕事をつくる ナリワイ起業
――地域が変わるスモールビジネス』井東敬子]



カラーグラビア


□つぶやく地図/芥川 仁
八ヶ岳の麓で受け継がれる土の営み──長野県諏訪郡原村
□技の手ざわり/大西暢夫
先人の知恵を受け継ぎ、地域の文化を守る──【水車大工】野瀬秀拓さん・翔平さん(福岡県久留米市)
□わがまちDiary──風景・人・暮らし
未来につなぐ歴史と水と大地が息づくまち(長崎県島原市)
□本日開園中 FUN!FUN!動物園4/高知県立のいち動物公園(高知県香南市) □クローズアップ
今、改めて問う「戦争と平和」──福岡県筑前町立大刀洗平和記念館と戦跡


■DATA・BANK2023 自治体の最新動向をコンパクトに紹介!

※表紙写真は、「平成新山を望む『しまばら火張山花公園』」
*ザ・キーノートは休みます。

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