月刊 ガバナンス 2023年7月号  特集1:これからの地方議会・議員 ──2023統一地方選挙から何がみえるか 特集2:議会答弁の心得|地方自治、法令・判例のぎょうせいオンライン
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月刊 ガバナンス 2023年7月号  特集1:これからの地方議会・議員 ──2023統一地方選挙から何がみえるか 特集2:議会答弁の心得

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編著者名
ぎょうせい
判型
A4変型
商品形態
雑誌・電子書籍
雑誌コード
13321-07
図書コード
7135001-23-070
8179040-23-070
ISBNコード
発行年月
2023/07
販売価格
1,320 円(税込み)

内容

年間購読をご希望の方はこちらからお求めください。  その他バックナンバーはこちらからお求めください。本誌の特徴:■地方公務員の仕事をサポートし、“共感”を得られる雑誌づくりをめざしています。■自治体の“改革・改善”を応援します。■地域づくりに役立つ情報を提供し、“地域力、自治力”を高めます。■自治体現場の“政策力、実践力、発信力”を高めます。■ともに地域を創る「共治」をめざす、地域づくりに携わるすべての人々のための“自治総合情報誌”です。




●特集1 これからの地方議会・議員
──2023統一地方選挙から何がみえるか

4年に一度の統一地方選が終わった。特に町村議会を中心に約3割が無投票当選となり、うち20の町村議会では定員割れとなった一方で、市議選では女性の当選者が2019年の前回を上回り過去最多を更新。改選定数に占める割合が初めて2割を超えるなど新しい風も吹きつつもある。人口減少社会のなかで、地方議会議員のなり手不足問題は深刻さが増しているが、デジタルの活用や対話を活性化する試み、政治を身近に感じることができるようなプロジェクトなどが行われている。今回の統一選の収穫と課題をこのタイミングで見つめ、地方議会のこれからについて考えたい。

■統一地方選からみえてきたこれからの地方議会・議員/江藤俊昭 小田切徳美
江藤俊昭
大正大学社会共生学部公共政策学科教授
今回の統一地方選挙の中に自治を進める議会・議員を確認したい。「住民自治の根幹」としての議会が重要な権限を有し、議会・議員が変われば地域は変わる視点を共有して議論を進めたい。底流では議会改革の進展など地域民主主義は育っている。住民自治の推進と善政競争が作動している。政治の劣化の回復の芽は育っている。


■地方議員になったあなたへ/廣瀬克哉 ■脱・無投票に動き始めた「敷居の低い」地方議会/人羅 格 ■「多様性ゆたかな議会」は実現するか/土山希美枝 ■政治、議会への信頼を取り戻すために
──多様化への突破口としての女性議員の増加/大山礼子
■デジタル時代における地方議会
──地方議会におけるDC(デジタルコミュニケーション)活用をどう考えるか
/河村和徳

 

●特集2 議会答弁の心得

統一地方選挙が終わり、多くの自治体で新しい顔ぶれによる議会がスタートしました。一方で、首長部局側にも今年度から新たに管理職となり、緊張の中で初めて答弁に臨んだ職員もいたはずです。いうまでもなく、より良い地域づくり、住民自治を進めていくうえで、議会での活発な議論は不可欠。そのために首長部局や職員はどのような議会答弁を心掛ければいいのでしょうか。特集2では行政サイドから議会答弁について考えてみます。初めての答弁がうまくいかなかった人もぜひ参考にしてください。

■議会答弁力を高める秘訣──チーム力と基礎体力向上/吉川貴代 ■良い答弁書とは?/林 誠 ■議会との向き合い方/飯島敏雄

キャリアサポート連載


■管理職って面白い! if-thenルール/定野 司 ■「後藤式」知域に飛び出す公務員ライフ
改めて考える知域に飛び出すメリット その答えは4つのミッション/後藤好邦
■誌上版!「お笑い行政講座」/江上 昇 ■〈公務員女子のリレーエッセイ〉あしたテンキにな~れ!/小菅穂乃佳 ■自治体DXとガバナンス/稲継裕昭 ■自治体職員なら知っておきたい!公務員の基礎知識/高嶋直人 ■そうだったのか!!目からウロコのクレーム対応のワンヒント/関根健夫 ■自治体法務と地域創生──政策法務型思考のススメ
/牧瀬 稔(関東学院大学地域創生実践研究所)
■キャリアを拓く!公務員人生七転び八起き/堤 直規 ■〈リレー連載〉Z世代ズム~つれづれに想うこと/吉村彼武人 ■ただいま開庁中!「オンライン市役所」まるわかりガイド/紙田航平 ■地域の“逸材”を探して/寺本英仁

 

●巻頭グラビア


自治・地域のミライ
井崎義治・千葉県流山市長
まちの可能性を引き出し「住み続ける価値」を高める

井崎義治

井崎義治・千葉県流山市長(69)。共働き子育て世帯への支援策などを充実させ、高い人口増加率を実現してきた。「大切なのは住み続けてもらうこと。その価値を高めるまちづくりを進めていく」と話す。


連載


□童門冬二の日本列島・諸国賢人列伝
朝廷と幕府のバトル──源頼朝たち転生者(八)

取材リポート


□新版図の事情──“縮む社会”の現場を歩く/葉上太郎
日本一の酒粕が、新たなブランド牛を生む【汚染処理水放流(6)福島牛】
原発事故、続く模索㊵

全国新酒鑑評会で金賞を受賞した蔵の数が、9回連続で日本一になった実力を持つ福島酒。醸造の過程で出る酒粕もまた絶品だ。これを和牛の餌に利用しようという研究が進められていて、「肉が甘くなる」「コクが出る」という成果が得られつつある。福島牛は原発事故による風評被害に悩まされてきた。原発では新たに汚染処理水の海洋放出が始まろうとしており、酒と牛のコラボで新たな風評に立ち向かう。


□自治体政策最前線──地域からのイノベーション
波力発電での新産業創出促進事業
──海をフィールドに研究開発を進め新たな分野の産業創出につなげる
(神奈川県平塚市)

神奈川県平塚市は、東京大学生産技術研究所や市内外の企業などと研究会を立ち上げ、波力発電の海域実証を実現した。海洋再生可能エネルギーとして可能性を秘めた波力発電の研究開発を進め、波力発電関連分野での事業創出と市内企業の振興を図るのがねらいだ。波力発電のコンサルティング会社を設立し、社会実装へ向けた取り組みも開始した。また、ブルーカーボンの生成実験にも取り組むなど、海をフィールドにした産業の創出をめざしている。


●Governance Focus
□今、痛感する「早めの避難」の大切さと難しさ
──西日本豪雨から5年。広島県坂町小屋浦地区/葉上太郎
●Governance Topics
□議会と議員の基本の「キ」を学ぶ──LM推進連盟新人議員勉強会 □地域における自治を考える──第37回自治体学会川崎大会プレフォーラム □任期4年を市民とともに振り返る議会フォーラムを開催──岩手県滝沢市議会


連載


□ザ・キーノート/清水真人 □自治・分権改革を追う/青山彰久 □新・地方自治のミ・ラ・イ/金井利之 □市民の常識VS役所のジョウシキ/今井 照 □地域発!マルチスケール戦略の新展開/大杉 覚 □“危機”の中から──日本の社会保障と地域の福祉/野澤和弘 □地域経済再生の現場から~Bizモデルの中小企業支援/繁田智雄(D-Biz) □自治体の防災マネジメント/鍵屋 一 □市民と行政を結ぶ情報公開・プライバシー保護/奥津茂樹 □公務職場の人・間・模・様/金子雅臣 □生きづらさの中で/玉木達也 □議会局「軍師」論のススメ/清水克士 □地方議会シンカ論/中村 健(早稲田大学マニフェスト研究所) □「自治体議会学」のススメ/江藤俊昭 □From the Cinema その映画から世界が見える
『マルセル 靴をはいた小さな貝』/綿井健陽
□リーダーズ・ライブラリ
[著者に訊く!/『動物がくれる力──教育、福祉、そして人生』大塚敦子]


カラーグラビア


□つぶやく地図/芥川 仁
故郷の豊かな自然、そして誇りと暮らす──沖縄県国頭郡恩納村字恩納
□技の手ざわり/大西暢夫
200年の技と魂が生み出す伝統の切れ味
──【刀鍛冶】四郎國光/小宮安氣光さん・早陽光さん(福岡県大牟田市)
□わがまちDiary──風景・人・暮らし
季節ごとに表情を変える 海・山・素敵な出会いのあるまち(愛媛県伊予市)
□本日開園中 FUN!FUN!動物園/江戸川区自然動物園(東京都江戸川区) □クローズ・アップ
平和を願う「バラのまち」──広島県福山市


■DATA・BANK2023 自治体の最新動向をコンパクトに紹介!

【特別企画】
□EVが変える地域のミライ②
コスト“実質ゼロ”が決め手に 全国の自治体で続々導入決定「Terra Charge」
──栃木県那須塩原市、愛知県大府市


※表紙写真は愛媛県伊予市の「本谷の棚田」から望む伊予灘の夕日

図書分類

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