月刊 ガバナンス 2023年3月号  特集:災害多発時代の復旧・復興への課題|地方自治、法令・判例のぎょうせいオンライン
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月刊 ガバナンス 2023年3月号  特集:災害多発時代の復旧・復興への課題

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編著者名
ぎょうせい
判型
A4変型
商品形態
雑誌・電子書籍
雑誌コード
13321-03
図書コード
7135001-23-030
8173116-00-000
ISBNコード
発行年月
2023/03
販売価格
1,100 円(税込み)

内容

年間購読をご希望の方はこちらからお求めください。  その他バックナンバーはこちらからお求めください。本誌の特徴:■地方公務員の仕事をサポートし、“共感”を得られる雑誌づくりをめざしています。■自治体の“改革・改善”を応援します。■地域づくりに役立つ情報を提供し、“地域力、自治力”を高めます。■自治体現場の“政策力、実践力、発信力”を高めます。■ともに地域を創る「共治」をめざす、地域づくりに携わるすべての人々のための“自治総合情報誌”です。




●特集 災害多発時代の復旧・復興への課題

阪神・淡路大震災、中越地震、そして東日本大震災を経て、近年、日本列島では熊本地震をはじめ地震活動が活発化。昨年3月にも福島県沖でM7クラスの地震が起きた。今年9月で大正12(1923)年の関東大震災から100年を迎える中で、今後発生が予想される南海トラフ地震や首都直下地震などへの警戒感は年々強まっている。一方、地球規模の気候変動の影響などにより、日本でも毎年のように豪雨などの気象災害が全国各地で発生している。こうして災害が多発化・激甚化する中で、被災地の復旧・復興は果たしてどれくらい進んでいるのか。そして、これからの大規模災害にどう備えればいいのか。その課題と展望を考えてみたい。


■災害復興について再考するための三つのフレーズ――「No more 復興」・「No more 立て直し」・「No more ビルドバックベター&事前復興」
/矢守克也

矢守克也

矢守克也 京都大学防災研究所教授
「ビルドバックベター」や創造的復興が意味をなすのは、「元通りにしようと思えばできる」場合に限られるのではないか。ところが、今、起こっているのは、「元通り」にする力その
ものが失われているという由々しき事態である。

■災害多発時代の地域の減災と復興をどう進めるか/室﨑益輝 ■これからの災害対応ガバナンスと自治体の役割
──「餅は餅屋」の災害対応で被災者支援の混乱を止める/菅野 拓
■市町村への災害復旧支援をどう進めるか/木下誠也 ■災害復興、防災型土地利用計画と自治体政策/増田 聡 ■災害情報とリスク・コミュニケーション/関谷直也■原発事故被災地から見た長期的避難・復興の課題/高木竜輔 ■ポストコロナ(新型コロナ時代)の避難所運営・生活支援/榛沢和彦 ■自治体職員に求められる防災リテラシー/太田敏一


【キャリアサポート面】

●キャリサポ特集
はじめて部下を持つことになったら

年度末を迎え、あと1か月で新年度。異動や昇格など、組織の中でのポジションが変わる季節です。めでたく昇格し、部下を率いなければならない立場になる人は、新年度に向けてやる気と不安が入り混じる時期かもしれません。今号では、はじめて部下を持つことになった人がこれからの時代に身につけておきたい視点について考えます。

■はじめて部下を持つ人が知っておきたい「上司力」/前川孝雄 ■育児中の部下を持つリーダーのためのマネジメント/山口理栄 ■上司になったら気をつけたいパワハラ/金子雅臣


連載

■管理職って面白い! ハロー効果/定野 司 ■「後藤式」知域に飛び出す公務員ライフ
首長の立場になったら取り組んでみたい人事制度とはなにか。/後藤好邦
■誌上版!「お笑い行政講座」/江上 昇 ■〈公務員女子のリレーエッセイ〉あしたテンキにな~れ!/上村真木 ■自治体DXとガバナンス/稲継裕昭 ■働き方改革その先へ!人財を育てる“働きがい”改革/高嶋直人 ■キャリアを拓く!公務員人生七転び八起き/堤 直規 ■そこが知りたい!クレーム対応悩み相談室/関根健夫 ■宇宙的公務員 円城寺の「先憂後楽」でいこう!/円城寺雄介 ■次世代職員から見た自治の世界/三宅将太郎 ■ただいま開庁中!「オンライン市役所」まるわかりガイド/大城良紀 ■誰もが「自分らしく生きる」ことができる街へ/阿部のり子 ■自治体法務と地域創生──政策法務型思考のススメ/津軽石昭彦(関東学院大学地域創生実践研究所) ■にっぽんの田舎を元気に!「食」と「人」で支える地域づくり/寺本英仁



●巻頭グラビア
自治・地域のミライ 
富田能成・埼玉県横瀬町長
「日本一チャレンジする」小さな町が、未来をつくる

富田能成
富田能成・埼玉県横瀬町長(57)。新たな交流拠点「エリア898」で。この日は「ITよろず相談」が行われていたが、保育園の子どもたちも散歩で訪れた。「利用が進むと多世代交流も生まれてくる」と話す。


連載


□童門冬二の日本列島・諸国賢人列伝
弥右衛門が持ってきた厄介事──源頼朝たち転生者(四)

取材リポート

□新版図の事情──“縮む社会”の現場を歩く/葉上太郎
福島県沖地震、遅々とした復旧に追い打ちをかける【汚染処理水放流⑵相馬市の四重苦】
原発事故、続く模索㊱

昨年3月16日深夜に発生した福島県沖地震は、最大震度6強を記録した。最も被害が酷かった福島県相馬市では、発災から1年が経つというのに、復旧への足どりが遅い。震災以降、度重なる被災に疲弊して、今もまだ営業を再開できていない旅館などがあるのだ。コロナ禍や物価高だけでも深刻なのに、地震被害がのしかかる。そのうえ原発の汚染処理水まで放流されようとしている。この四重苦とでもいうような窮状に活路は見出せるのか。


□現場発!自治体の「政策開発」
女性職員の昇進意欲が高まる働きやすい組織変革を推進──庁内の女性活躍推進施策(神奈川県小田原市)

神奈川県小田原市は、女性活躍推進に関する行動計画に基づき、庁内の女性職員の昇任希望率向上と男性職員の育児参加の促進、年次休暇取得日数の向上に取り組んでいる。女性活躍を推進することで、庁内の“働きやすさ” に関する様々な課題を解決できる組織文化の醸成に注力。外部から女性活躍推進プロデューサーを登用し、民間のダイバーシティ推進の知見を活かして、誰もが働きやすい職場づくりを進めている。

●Governance Focus
□デジタル田園都市、「番外地」から届かぬ声──山口県岩国市柱島、離島をさらに取り残すな/葉上太郎

●Governance Topics
□大規模災害に向けた対策の制度設計などについて幅広く議論──震災・災害シンポジウム2022 □これからの自治体法務の担い手を考える──第25回都市政策研究交流会 □新たな地域経営と自治体議会の役割とは──大正大学地域構想研究所「地域政策ネットワーク」フォーラム

連載


□ザ・キーノート/清水真人 □自治・分権改革を追う/青山彰久 □新・地方自治のミ・ラ・イ/金井利之 □地域発!マルチスケール戦略の新展開/大杉 覚 □市民の常識VS役所のジョウシキ/今井 照 □“危機”の中から──日本の社会保障と地域の福祉/野澤和弘 □自治体の防災マネジメント/鍵屋 一 □市民と行政を結ぶ情報公開・プライバシー保護/奥津茂樹 □公務職場の人・間・模・様/金子雅臣 □生きづらさの中で/玉木達也 □議会局「軍師」論のススメ/清水克士 □対話する議会・議員/佐藤 淳 □「自治体議会学」のススメ/江藤俊昭 □From the Cinema その映画から世界が見える 『「生きる」大川小学校 津波裁判を闘った人たち』/綿井健陽 □リーダーズ・ライブラリ
[著者に訊く!/『パワハラ上司を科学する』津野香奈美]


カラーグラビア


□技・匠/大西暢夫
日本最古の土鈴を家族でつくり続ける──「英彦山がらがら」鈴類窯元(福岡県添田町)
□わがまちの魅どころ・魅せどころ
やんばるの森に抱かれ輝く「花と水とパインの村」/沖縄県東村
□山・海・暮・人/芥川 仁
伝統の食文化「鮭の新切り」を守る──山形県最上郡鮭川村
□人と地域をつなぐ─ご当地愛キャラ
きんめにゃん(高知県奈半利町)
□生業が育む情景~先人の知恵が息づく農業遺産
草資源を活用した阿蘇の循環型農業──阿蘇の草原の維持と持続的農業(熊本県阿蘇地域)


■DATA・BANK2023 自治体の最新動向をコンパクトに紹介!

【特別企画】
□DXによって自治体改革をどう進めるか?⑦
〝産学官金〟一体となって地域のDXを推進
──長野県松本市

※「もっと自治力を!広がる自主研修・ネットワーク」は休みます。

図書分類

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