月刊 ガバナンス 2022年10月号  特集:加速する少子化・人口減少への対応と自治体|地方自治、法令・判例のぎょうせいオンライン
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月刊 ガバナンス 2022年10月号  特集:加速する少子化・人口減少への対応と自治体

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編著者名
ぎょうせい
判型
A4変型
商品形態
雑誌・電子書籍
雑誌コード
13321-10
図書コード
7135001-22-100
8173111-00-000
ISBNコード
発行年月
2022/10
販売価格
1,100 円(税込み)

内容

本誌の特徴:■地方公務員の仕事をサポートし、“共感”を得られる雑誌づくりをめざしています。■自治体の“改革・改善”を応援します。■地域づくりに役立つ情報を提供し、“地域力、自治力”を高めます。■自治体現場の“政策力、実践力、発信力”を高めます。■ともに地域を創る「共治」をめざす、地域づくりに携わるすべての人々のための“自治総合情報誌”です。
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●特集 加速する少子化・人口減少への対応と自治体

日本社会の大きな課題となってきた少子化・人口減少。これまで地方創生をはじめさまざまな取り組みが進められてきたがコロナ禍の中でさらに加速している。今年6月に厚生労働省が発表した2021年の人口動態統計では、21年の出生数は81万1604人。前年からは2万9231人の減少で、合計特殊出生率も1.33から1.30に低下した。国立社会保障・人口問 題研究所の将来推計(17年・中位)を10年早めて、80万人を割り込みそうな状況だ。一 方で、高齢化の進展により死亡数は約6万7000人増加。人口は62万8205人減り、人口減少が拡大している。もちろん少子化にはコロナ禍の影響が考えられるが、コロナ禍で変化した社会環境や人の心理が元に戻るとは限らない。こうした中で、日本社会、そして自治体は今、何をすべきなのか。今月は考えたい。 


■コロナ禍と人口動態の変化──東京圏における国内人口移動傾向の変化を中心として /小池司朗

小池司朗

小池司朗 国立社会保障・人口問題研究所人口構造研究部部長 
2019 年の日本の合計出生率は1.36 であったが、20年は1.33、21 年には1.30 と、コロナ禍において低下傾向となっている。日本の出生力は主要先進国のなかでも低い水準であるが、日本では先の生活に楽観的な見通しを持てる若者の割合が少なく、コロナ禍がもたらした将来への不安感がさらなる出生の抑制につながっているとみられる。

■「予防的社会政策」を基本とした、総合的な「人口戦略」を/山崎史郎 ■コロナ禍での出生数急減の背景/藤波 匠 ■少子化を止めるために何が必要か/榊原智子 ■移民・外国人との共生社会をどう描くか/望月優大 ■持続的低密度社会を構想する──人口減少の適応策として/小田切徳美 ■都市部一極集中を乗り越える逆転の地方創生/藤岡慎二 ■「地域を育てる学力」がつくる高校と地域との協働/筒井一伸

【キャリアサポート面】


キャリサポ特集:リスキリングでDX時代にキャッチアップ!

ICTやデジタル化など、自治体をとりまく環境は大きく変化しています。そうした中で注目されているのが、「リスキリング」(Re-skilling/学び直し)です。加速度的に進む変化に対応できるスキルをどう学び、どうそれを支援するか。今回はリスキリングについて考えます。 

■DX時代の自治体職員に求められる能力と学び直し/辻 琢也 ■キャリアの可能性を広げるリスキリング術/島田正樹 <取材リポート> ■公募のICTコミュニティで職員のリスキリングを推進/愛知県豊橋市
【新連載スタート】
■対話する議会・議員 「対話する議会・議員」とは/佐藤 淳
連載 ■管理職って面白い! ダブルループ/定野 司 ■「後藤式」知域に飛び出す公務員ライフ
対話はアイデアをつなぐインフラ/後藤好邦
■誌上版!「お笑い行政講座」/江上 昇 ■〈公務員女子のリレーエッセイ〉あしたテンキにな~れ!/宮城節子 ■自治体DXとガバナンス/稲継裕昭 ■働き方改革その先へ!人財を育てる“働きがい”改革/高嶋直人 ■キャリアを拓く!公務員人生七転び八起き/堤 直規 ■そこが知りたい!クレーム対応悩み相談室/関根健夫 ■宇宙的公務員 円城寺の「先憂後楽」でいこう!/円城寺雄介 ■次世代職員から見た自治の世界/中西咲貴 ■ただいま開庁中!「オンライン市役所」まるわかりガイド/渡辺幸伸 ■誰もが「自分らしく生きる」ことができる街へ/阿部のり子 ■自治体法務と地域創生──政策法務型思考のススメ/牧瀬 稔(関東学院大学地域創生実践研究所) ■にっぽんの田舎を元気に!「食」と「人」で支える地域づくり/寺本英仁 ■もっと自治力を!広がる自主研修・ネットワーク/人財育成研究会(群馬県伊勢崎市)




□自治・地域のミライ
小紫雅史・奈良県生駒市長
「ひとづくり」を最優先にした新しい住宅都市のモデルを創る!


市民と一緒に汗をかいてまちづくりを進める「自治体3・0」の提唱や、職員の副業の促進、プロフェッショナル人材の採用など先駆的な施策に取り組む小紫雅史・奈良県生駒市長。コロナ禍からの「超回復」を目指し、複合型コミュニティづくりなどを進めている。
小紫雅史


連載


□童門冬二の日本列島・諸国賢人列伝
伊達政宗(五) 水沢会議の目的

取材リポート


●取材リポート
□新版図の事情──“縮む社会”の現場を歩く/葉上太郎
人の姿が見えないという現実──福島県双葉町、11年半後の帰還開始
原発事故、続く模索㉛

東京電力福島第1原発が立地している福島県双葉町の一部地区で、政府の避難指示が解除された。爆発・火災事故から11年半が経過して、初めて町民が帰れる土地になったのである。だが、役場が町内に戻ったということ以外、目立った変化はない。避難指示が解除された区域を歩いても住民の姿はなく、長期の避難が突き付ける現実をまざまざと見せつけられる。

□現場発!自治体の「政策開発」
官民連携で公園を活用し賑わいと交流の場を創出
──Park‒PFI制度+中小規模公園活用プロジェクト(東京都豊島区)

東京都豊島区は、まちづくりと防災の拠点となるフェーズフリーな公園を開園している。設計・施工と管理運営を一体的に発注し、Park-PFI制度を導入して運営しているのが特徴だ。リニューアルして魅力を高めた池袋駅周辺の公園との結びつきも強め、池袋中心街の賑わいを創出。また、区内に点在する中小規模公園を地域住民のコミュニティの場として活用するプロジェクトも推進し、公園を核にしたまちづくりを進めている。

●Governance Focus
□西日本豪雨。増える平屋での再建──岡山県倉敷市真備町、逃げ遅れは絶体絶命の危機に/葉上太郎 

●Governance Topics
□“ごみ屋敷問題”を切り口に地域課題解決のヒントを探る──第6回地域創生実践シンポジウム

連載


□ザ・キーノート/清水真人 □自治・分権改革を追う/青山彰久 □新・地方自治のミ・ラ・イ/金井利之 □地域発!マルチスケール戦略の新展開/大杉 覚 □市民の常識VS役所のジョウシキ/今井 照 □“危機”の中から──日本の社会保障と地域の福祉/野澤和弘 □自治体の防災マネジメント/鍵屋 一 □市民と行政を結ぶ情報公開・プライバシー保護/奥津茂樹 □公務職場の人・間・模・様/金子雅臣 □生きづらさの中で/玉木達也 □議会局「軍師」論のススメ/清水克士 □「自治体議会学」のススメ/江藤俊昭 □注目映画情報/『秘密の森の、その向こう』『裸のムラ』 □リーダーズ・ライブラリ [著者に訊く!/『ペアレントクラシー ──「親格差時代」の衝撃』志水宏吉]

カラーグラビア


□技・匠/大西暢夫
銅おろし金職人の〝手加減〟──銅おろし金職人「江戸幸・勅使川原製作所」(東京都葛飾区)
□わがまちの魅どころ・魅せどころ
太陽の恵みと清らかな水が育むすべての「食」がそろう/山梨県北杜市
□山・海・暮・人/芥川 仁
ここで生きているのも捨てたもんじゃない──宮崎県高千穂町三田井上川登
□生業が育む情景~先人の知恵が息づく農業遺産
たたら製鉄が生んだ奥出雲の農・林・畜産業──たたら製鉄に由来する奥出雲の資源循環型農業(島根県奥出雲地域(奥出雲町)
□クローズ・アップ
高知のカツオが美味しい理由──高知県中土佐町。生に向く、向かないを分けて料理に

■DATA・BANK2022 自治体の最新動向をコンパクトに紹介!
【特別企画】
□幕張メッセで3年ぶりの実地開催──自治体DXが切り拓くアフターコロナの世界
/地方自治情報化推進フェア2022
□自治体現場における人材育成のミライ
「インバスケット」研修で職員の問題解決力を高める──東京都練馬区

※「From the Cinema その映画から世界が見える」「人と地域をつなぐご当地愛キャラ」は休みます

 

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