月刊 ガバナンス 2019年12月号 特集:広域・激甚化する気象災害への対応と自治体 ぎょうせい/編集|地方自治、法令・判例のぎょうせいオンラインショップ

月刊 ガバナンス 2019年12月号 特集:広域・激甚化する気象災害への対応と自治体

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編著者名
ぎょうせい
判型
A4変型
商品形態
雑誌
雑誌コード
13321-12
図書コード
7135001-19-120
ISBNコード
発行年月
2019/12
販売価格
1,100 円(税込み)

内容

本誌の特徴:■地方公務員の仕事をサポートし、“共感”を得られる雑誌づくりをめざしています。■自治体の“改革・改善”を応援します。■地域づくりに役立つ情報を提供し、“地域力、自治力”を高めます。■自治体現場の“政策力、実践力、発信力”を高めます。■ともに地域を創る「共治」をめざす、地域づくりに携わるすべての人々のための“自治総合情報誌”です。
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広域・激甚化する気象災害への対応と自治体

昨年の西日本豪雨に続き、今年も大きな広域水害が日本列島を襲った。10月12~13日にかけて東日本を縦断した台風19号は、各地に記録的大雨を降らせ、千曲川・阿武隈川・那珂川などの大河川をはじめ8県71河川の140か所で堤防が決壊。約300の河川で氾濫が起こり、土砂災害も20都県の約940か所に及んだ。住宅被害は8万棟を超え、90人以上が亡くなっている(11月14日現在)。9月上旬の台風15号や10月25日の低気圧による被害も重なり、東日本大震災を超える約400の自治体に災害救助法が適用される事態となった。近年、水害などの気象災害が毎年のように発生しているが、地球温暖化の影響などにより、今後もこうした状況が続くことが予想される。これまでの経験を踏まえたさまざまな対策も進んできたが、さらに激甚化・広域化するような気象災害にどう対応していくのか、自治体の視点から考えてみたい。


■台風19号災害はなぜ甚大な被害となったのか/山田 正


山田 正氏
今回の台風被害は、地域・地域で異なる原因によって被害が発生している。こうした問題に対して、今後どのように考えていけば良いだろうか。3年から5年程度の短期計画、20年から30年程度の中期計画、50年から100年程度の長期計画の三つに分けて考えていく必要がある。


〈インタビュー〉
◇広域気象災害の防災・生活再建支援をどう進めるか/室﨑益輝
◇地球温暖化で激化する気象災害にどう対応するか/江守正多

■近年の豪雨災害からの教訓と緊急的適応策/小松利光
■広域災害での自治体間連携の進展と課題──量、質、早さの観点から/鍵屋 一
■迫りくる大都市水害にどう備えるか/土屋信行
■自治体職員に求められる気象情報のリテラシー/三隅良平

【キャリアサポート面】

キャリサポ特集:被災自治体職員へのエール


10月12~13日の台風19号によって今年も広域にわたる大きな災害が発生しました。毎年のように日本を襲う自然災害。その応急対応、復旧・復興の場面には常に自治体職員の姿があります。今月は、現在、そしてこれからも災害現場に立ち続ける自治体職員に向け、エールを送ります。

■大規模災害を乗り越えるための絆を考える/重川希志依

■発災後に助けられた「心の持ちよう」/柳谷理紗

■平穏な日常を取り戻すため、今日の一歩に意味がある/安藤充輝

■「復興まちづくり」を進めるために/畑 文隆

■大規模災害からの復旧・復興で大切なこと/赤木宣文


連載

■管理職って面白い! 情けは人の為ならず(前編)/定野 司

■「後藤式」知域に飛び出す公務員ライフ 
 住民の命と財産を守るため、自治体職員は何をすべきか/後藤好邦

■誌上版!「お笑い行政講座」/江上 昇

■独立機動遊軍 円城寺の「先憂後楽」でいこう!/円城寺雄介

■AI時代の自治体人事戦略/稲継裕昭

■働き方改革その先へ!人財を育てる“働きがい”改革/高嶋直人

■未来志向で考える自治体職員のキャリアデザイン/堤 直規

■そこが知りたい!クレーム対応悩み相談室/関根健夫

■ファシリテーションdeコミュニケーション/加留部貴行

■“三方よし”の職場づくり/平井美知子

■誰もが「自分らしく生きる」ことができる街へ/阿部のり子

■「立法分権」の戦略/礒崎初仁

■地方分権改革と自治体実務──政策法務型思考のススメ/分権型政策法務研究会

■もっと自治力を!広がる自主研修・ネットワーク
 泉州オフサイトEGG「せんたま!」



巻頭グラビア


□シリーズ・自治の貌/松尾和彦・青森県三戸町長
 対話の力で閉塞感を打破し、地域ブランドの確立を

松尾和彦氏
古くから三戸郡の中核機能を有する町として栄えてきた青森県三戸町。三戸町は2019年、明治22(1889)年の町制施行から130周年を迎えた。現職を破って16年に町長に就任した松尾和彦氏は、対話の力による閉塞感の打破、地域ブランドの確立に挑んでいる。


連載


□童門冬二の日本列島・諸国賢人列伝 新・小島蕉園(八) 田沼の遺産は善政


取材リポート


□新版図の事情──“縮む社会”の現場を歩く/葉上太郎
 台風19号で「大天狗」が被災した【福島酒7年連続日本一の秘密(14)】
 原発事故、続く苦悩

大天狗酒造が10月の台風19号で被災した。この連載の前々回で取り上げた福島県本宮市の小さな酒蔵である。ところが誌面に出た、まさにその月に浸水被害に遭ってしまったのだ。台風19号では全国で100人近くが犠牲になった。福島県の約30人は都道府県で最も多い。中でも本宮市は7人と、いわき市の8人に次ぐ人数だ。あの日、本宮市で何が起きたのか──。

□現場発!自治体の「政策開発」
古い町並みの再生と酒蔵で体験型観光を大きく前進
──鹿島酒蔵ツーリズム+肥前浜宿の活用(佐賀県鹿島市)

佐賀県下有数の酒どころである鹿島市は、市内6蔵を巡る体験型観光「鹿島酒蔵ツーリズムⓇ」を展開している。世界最高峰の品評会で頂点に輝いた大吟醸酒など地元の美酒で集客を図り、蔵元だけでなく地域全体の活性化につなげるのがねらいだ。また、重要伝統的建造物群保存地区選定を機に、老朽化していた建造物と古い町並みを修復・再生。地域住民が主体となって観光・交流人口拡大に向けた活動を進めている。

□議会改革リポート【変わるか!地方議会】
「対話」による議会改革の推進を──福岡県内で二つの議会フォーラム開催

福岡県福津市で11月16日~17日、同県春日市で11月17日、対話を柱とする議会フォーラムが相次いで開かれた。いずれも100人ほどの市民・議員が参加。「対話」が議会改革の推進のキーであることを強く印象付けるフォーラムとなった。


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●Governance Topics
□災害の記録をウィキペディアにとどめる
 「ウィキペディアタウンin館山」プレイベント

□龍円愛梨・東京都議がグランプリ受賞/第14回マニフェスト大賞

□対話型の市民ワークショップで市の未来を語り合う/福島市

□首都圏の中高生が鹿屋市の農泊推進のアイデアを研究・発表
 第6回〝かのや100チャレ〟成果発表会

□平成の大合併は徹底的な検証を/日弁連シンポジウム

□町議会の改革手法を取り入れながら公立病院の経営改革を推進
 公立芽室病院(北海道芽室町)

□女性や若者など多様な人材を地方議会に
 総務省・地方議会活性化シンポジウム2019



連載


□ザ・キーノート/清水真人
□自治・分権改革を追う/青山彰久
□新・地方自治のミ・ラ・イ/金井利之
□自治体のダウンスケーリング戦略/大杉 覚
□市民の常識VS役所のジョウシキ/今井 照
□“危機”の中から──日本の社会保障と地域の福祉/野澤和弘
□自治体の防災マネジメント/鍵屋 一
□Bizモデルの地域づくり/小出宗昭
□市民と行政を結ぶ情報公開・プライバシー保護/奥津茂樹
□公務職場の人・間・模・様/金子雅臣
□いのち支える人々──自殺対策の現場から/玉木達也
□議会局「軍師」論のススメ/清水克士
□「自治体議会学」のススメ/江藤俊昭
□リーダーズ・ライブラリ
[著者に訊く!/『公務員のための人材マネジメントの教科書』高嶋直人]



カラーグラビア

□技・匠/大西暢夫
 時代の言い伝えを技術で翻訳──長崎刺繍職人・嘉勢照太さん(長崎市)

□わがまちの魅どころ・魅せどころ/長野県安曇野市
 北アルプスに育まれ共に響き合う田園産業都市を目指す

□山・海・暮・人/芥川 仁
 棚田や祭の維持が地域を繋ぐ──福岡県朝倉郡東峰村宝珠山竹地区

□土木写真部が行く~暮らしを支える土木構造物
 矢木沢ダム~奥利根の秘境ダム

□人と地域をつなぐ─ご当地愛キャラ/みさ坊(島根県美郷町)

□クローズ・アップ
 「八戸さんぽマイスター」の案内でディープな横丁を体験!
 ──青森県八戸市「八戸横丁月間・酔っ払いに愛を」

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■DATA・BANK2019 自治体の最新動向をコンパクトに紹介!
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図書分類

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