月刊 ガバナンス 2022年3月号  特集:大災害に備える|地方自治、法令・判例のぎょうせいオンライン

月刊 ガバナンス 2022年3月号  特集:大災害に備える

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編著者名
ぎょうせい
判型
A4変型
商品形態
雑誌
雑誌コード
13321-03
図書コード
7135001-22-030
ISBNコード
発行年月
2022/03
販売価格
1,100 円(税込み)

内容

本誌の特徴:■地方公務員の仕事をサポートし、“共感”を得られる雑誌づくりをめざしています。■自治体の“改革・改善”を応援します。■地域づくりに役立つ情報を提供し、“地域力、自治力”を高めます。■自治体現場の“政策力、実践力、発信力”を高めます。■ともに地域を創る「共治」をめざす、地域づくりに携わるすべての人々のための“自治総合情報誌”です。
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●特集 大災害に備える

今年も3月を迎える。東日本大震災から11年。原発事故被災地のみならず、多くの地域や人々の暮らしは復興途上にあり、課題も少なくない。一方、東日本大震災後も熊本地震や広域での豪雨災害などが頻発。震度5を超える地震も全国各地で毎年のように発生し、想定される南海トラフ地震や首都直下地震を含め、いつまた大災害が起きてもおかしくないように感じられる。今月は東日本大震災をはじめこれまでの経験を活かしながら、次の大災害にどう備えていくかを考えたい。



■大震災からの学びをどう生かすか/室﨑益輝

片山善博

室﨑益輝
兵庫県立大学大学院減災復興政策研究科長・教授

災害と防災に関わる教訓には、いかなる時代にもあてはまる普遍的なものがある。その教訓を現代の状況に照らして進化させ、伝えることや生かすことが求められる。阪神・淡路大震災や東日本大震災で改めて確認された、「最悪想定」「事前防備」「減災管理」「自律連携」「人間復興」は、とくに大切だと思っている。

■国難災害に備える/河田惠昭
■災害対応力を高めるために──災害対応の標準化をどう進めるか/林 春男
■大規模災害の教訓をどう活かすか──災害エスノグラフィー調査から/重川希志依
■首都直下地震で何が起きる?どう備える?/中林一樹
■大災害における自治体間連携を進めるために/岩田孝仁
■災害時にも誰一人取り残さない地域社会を目指して
 ──福祉とコミュニティと自治体の連携による防災体制/鍵屋 一
■危機・災害に強い社会システムをどう築くか
 ──わかりやすいプロジェクト(国会事故調編)の活動から/石橋 哲



【キャリアサポート面】

キャリサポ特集:デジタル・ディバイドの対処法

デジタル化が急速に進む一方、自治体はデジタル・ディバイド(情報格差)対策も併せて進めなくてはいけません。当然ながら、高齢者をはじめICT機器を誰もが使いこなせるとは限らないためです。自治体DXを進めつつ、効果的なデジタル・ディバイド対策をいかに打っていけばよいのでしょうか。目指すは、誰一人取り残さないデジタル化。具体的な事例とともに、考えてみたいと思います。


■誰一人取り残さないデジタル・ディバイド/牧 壮

〈取材リポート〉
◆時短で働くテレワーカーが自治体DXの推進を支援/長野県塩尻市
◆高齢者にスマートフォンを無料で貸与し、生活の質を高める
 ──高齢者デジタルデバイド解消事業/東京都渋谷区


連載■管理職って面白い! ショットガン/定野 司

■「後藤式」知域に飛び出す公務員ライフ
 行政組織における効果と効率の関係性/後藤好邦

■誌上版!「お笑い行政講座」/江上 昇

■〈公務員女子のリレーエッセイ〉あしたテンキにな~れ!/柴崎記代子

■自治体DXとガバナンス/稲継裕昭

■働き方改革その先へ!人財を育てる“働きがい”改革/高嶋直人

■未来志向で考える自治体職員のキャリアデザイン/堤 直規

■そこが知りたい!クレーム対応悩み相談室/関根健夫

■宇宙的公務員 円城寺の「先憂後楽」でいこう!/円城寺雄介

■次世代職員から見た自治の世界/菅 花穗

■“三方よし”の職場づくり/元吉由紀子

■誰もが「自分らしく生きる」ことができる街へ/阿部のり子

■新型コロナウイルス感染症と政策法務/澤 俊晴

■地方分権改革と自治体実務──政策法務型思考のススメ/分権型政策法務研究会



巻頭グラビア


□自治・地域のミライ
 小林信保・山梨県大月市長
 二拠点居住、グリーンワーケーションで人口減に歯止めを


2019年6月に行われた市長選で「賑わいと財政の健全化」などを掲げて初当選した山梨県大月市の小林信保市長。財政健全化に目途をつけ、地の利を活かした二拠点居住、グリーンワーケーションに積極的に取り組み、人口減に歯止めをかけようと奮闘している。
小林信保市長
小林信保・山梨県大月市長(56)。旧教員住宅を改修したサテライトオフィスの前にて。大月市では自然の中で仕事を行い、余暇も楽しむ「グリーンワーケーション」を推進。「いろんな団体や企業にこのオフィスを活用してもらいたい」と話す。


●連載
□童門冬二の日本列島・諸国賢人列伝
 隆景家から頼家への転生(八) 芋代官仕末記


取材リポート


●取材リポート
□新版図の事情──“縮む社会”の現場を歩く/葉上太郎
 「桜の森」が再び始動する【11年目の課題・除染4】
 原発事故、続く模索

全長2.2㎞の桜並木が美しい福島県富岡町の「夜の森」地区。原発事故で一度は「帰れない土地」とされた。だが、特定復興再生拠点区域に指定され、来春の避難指示解除に向けた除染などが行われている。大正時代、木炭を運び出すために駅が開業し、ここを中心に閑静な住宅街として発展した街。除染に伴い家々は解体されてしまったが、桜をシンボルにして再起を目指す。

□現場発!自治体の「政策開発」
 データ活用・分析力を高め実効性のある政策をめざす
 ──ふじみ野市EBPM研究会(埼玉県ふじみ野市)

埼玉県ふじみ野市は、市の政策形成における政策効果の調査研究とエビデンス(証拠)に基づく政策立案へ向け、中堅職員による「ふじみ野市EBPM研究会」を設置。市の重要な政策の一つである「子育て政策」をテーマに第1期2年間の研究活動を進めて政策提案を行い、事業に結びつけた。その成果を踏まえ、若手職員による第2期研究会で研究活動を進めている。EBPM手法の定着と拡充、職員の育成がねらいだ。

□議会改革リポート【変わるか!地方議会】
 コロナ禍でも「議会活動は止めない」
 ──オンラインによる議会改革をテーマにしたフォーラム、研修会

新型コロナの第6波が全国に拡大していた1月下旬。オンラインによる議会改革をテーマにしたフォーラム、研修会が相次いで開催された。共通していたのは、コロナ禍にあってもオンラインを駆使するなどして「議会活動を止めない」という強い意思だった。


●Governance Focus

□大規模水害に見舞われた時、首都圏低地帯はどうする(下)
 浸水しても被害少ない街を目指す 実行急ぐべき対策も/河野博子

●Governance Topics

□都市東京の100年を振り返り、未来を展望
 /(公財)後藤・安田記念東京都市研究所創立100周年記念シンポジウム
□「結果を出す自治体の経営」とは?
 /(公財)日本生産性本部が日米国際カンファレンスを開催
□ひきこもり、発達障害、女性、若者などの生きづらさを理解し、寄り添う
 /第7回ふじのくにニッポンの縁側フォーラム


連載


□ザ・キーノート/清水真人
□新・地方自治のミ・ラ・イ/金井利之
□市民の常識VS役所のジョウシキ/今井 照
□地域発!マルチスケール戦略の新展開/大杉 覚
□“危機”の中から──日本の社会保障と地域の福祉/野澤和弘
□自治体の防災マネジメント/鍵屋 一
□市民と行政を結ぶ情報公開・プライバシー保護/奥津茂樹
□公務職場の人・間・模・様/金子雅臣
□今からはじめる!自治体マーケティング/岩永洋平
□生きづらさの中で/玉木達也
□議会局「軍師」論のススメ/清水克士
□「自治体議会学」のススメ/江藤俊昭
□From the Cinema その映画から世界が見える
 『香川1区』/綿井健陽
□リーダーズ・ライブラリ
[著者に訊く!/『憲法政治――「護憲か改憲か」を超えて』清水真人]


カラーグラビア

□技・匠/大西暢夫
 物を大切にする心がこの仕事にはある──簀編み職人・小畑文子さん(鳥取市鹿野町)
□わがまちの魅どころ・魅せどころ
 荘厳な自然の中に息づく漁村の風景/岩手県田野畑村
□山・海・暮・人/芥川 仁
 「瀬戸内海の小漁師」に見る漁師の魅力──香川県三豊市詫間町箱室浜
□生業が育む情景~先人の知恵が息づく農業遺産
 時代を超えて受け継がれてきた豪快な伝統漁
 ──造船材を産出した飫肥林業と結びつく「日南かつお一本釣り漁業」(宮崎県日南市)
□人と地域をつなぐ─ご当地愛キャラ/よコジロー(高知県越知町)
□クローズ・アップ/「足」のために「足」を作る──3セク「山形鉄道」が高校生デザインのスニーカーを発売


■DATA・BANK2022 自治体の最新動向をコンパクトに紹介!


[特別企画]

◇DXによって自治体改革をどう進めるか?③
「デジタル市役所」を推進し、介護認定審査業務を効率化
──福島県郡山市

※「もっと自治力を!~広がる自主研修・ネットワーク」は休みます。

 


図書分類

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