月刊 ガバナンス 2021年7月号  特集:コロナ後を見据えたまちづくりへの模索

クレジットカード払い・コンビニ支払い・請求書払い 対応

編著者名
ぎょうせい
判型
A4変型
商品形態
雑誌
雑誌コード
13321-07
図書コード
7135001-21-070
ISBNコード
発行年月
2021/07
販売価格
1,100 円(税込み)

内容

本誌の特徴:■地方公務員の仕事をサポートし、“共感”を得られる雑誌づくりをめざしています。■自治体の“改革・改善”を応援します。■地域づくりに役立つ情報を提供し、“地域力、自治力”を高めます。■自治体現場の“政策力、実践力、発信力”を高めます。■ともに地域を創る「共治」をめざす、地域づくりに携わるすべての人々のための“自治総合情報誌”です。
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大杉氏


●特集 コロナ後を見据えたまちづくりへの模索

変異株によって再び全国に感染が広がった新型コロナウイルス。今後の収束はワクチン接種次第だが、ここに来ての急速な進展から意外と早く出口が見えてくるかもしれない。その一方、コロナ禍で加速したデジタル化や社会構造の変化などもとらえながら、スーパーシティやスマートシティをはじめとする新たなまちづくりへの模索も進みつつある。今月はそうした動きを紹介しながら、コロナ後のまちづくりを展望してみたい。


■パンデミックとスマートシティ/中川雅之

中川雅之氏
中川雅之 日本大学経済学部教授
スマートシティは基本的には正解がない世界で、アジャイルに進めていくしかない。そして成功事例を早急に普及させるような仕組みが必要だろう。地方自治体は主役だが、専門家を活用するとともに、何が地域の課題なのか市民の合意を得る努力が非常に重要である。

■供給者主語から住民主語のスマートシティへ
──何のための街づくりなのかを問い直す/松田智生
■アフターコロナとSDGs未来都市/関 幸子
■コロナ禍を経験した都市とエリアマネジメント/保井美樹
■「命を守る」土地利用コントロールの実装を/野澤千絵
■これからのコンパクトシティと都市モビリティ/谷口 守
■With&Afterコロナを見据えた健幸都市の方向性/久野譜也
■都市と農山漁村の関係をどう再構築するか
──時代の変化に応じた新たな関係の模索/坂本 誠



【キャリアサポート面】


キャリサポ特集:夏を乗り切る!熱中症対策

暑い夏の心配事に、熱中症があります。自分の体はもちろん、自治体としては、特に注意が必要な高齢者や子どもへの対策も必須。さらに、今夏もまだ新型コロナウイルス感染予防のため、マスクの着用や換気を徹底することも求められます。
熱中症のリスクにどう対処すればよいのか。暑い夏を乗り切るべく、一緒に考えてみませんか。

■熱中症のメカニズムと予防法/上野 哲

〈インタビュー〉髙瀬義昌・たかせクリニック理事長に聞く
◆熱中症対策に効果的な経口補水療法

〈取材リポート〉
◆熱中症による救急搬送ゼロへ全庁・地域一丸で取り組む/群馬県館林市


連載 ■管理職って面白い! フローに入ろう/定野 司

■「後藤式」知域に飛び出す公務員ライフ
新たなシステムを導入する際に気を付けるべきポイント/後藤好邦

■誌上版!「お笑い行政講座」/江上 昇

■〈公務員女子のリレーエッセイ〉あしたテンキにな~れ!/吉川貴代

■自治体DXとガバナンス/稲継裕昭

■働き方改革その先へ!人財を育てる“働きがい”改革/高嶋直人

■未来志向で考える自治体職員のキャリアデザイン/堤 直規

■そこが知りたい!クレーム対応悩み相談室/関根健夫

■宇宙的公務員 円城寺の「先憂後楽」でいこう!/円城寺雄介

■次世代職員から見た自治の世界/中西咲貴

■“三方よし”の職場づくり/梅村 淳

■誰もが「自分らしく生きる」ことができる街へ/阿部のり子

■新型コロナウイルス感染症と政策法務/澤 俊晴

■地方分権改革と自治体実務──政策法務型思考のススメ/分権型政策法務研究会



巻頭グラビア


□自治・地域のミライ
福田紀彦・川崎市長
「ともにつくる『最幸のまち』かわさき」の実現を


この5月に人口154万人を突破した川崎市。「ともにつくる『最幸のまち』かわさき」を掲げる福田紀彦市長は、市の発展を支えてきた「多様性のあるまち」が人々を惹きつけており、その価値を再認識すべきと語る。
福田紀彦・川崎市長
福田紀彦・川崎市長(49)。市では2024年の市制100周年に向けて、ブランドメッセージ「Colors,Future! いろいろって、未来。」を掲げた。福田市長は、「川崎は『元祖・多様性のまち』」と話す。

●連載
□童門冬二の日本列島・諸国賢人列伝 小早川隆景(三) 常識人への回帰


取材リポート


●取材リポート
□新版図の事情──“縮む社会”の現場を歩く/葉上太郎
それでも可能性は切り開ける【11年目の課題・川俣町山木屋(下)】
原発事故、続く模索

小学生が消え、帰還者も400人を超えることはないと役場が断言した福島県川俣町の山木屋地区。地域を引っ張っているのは70歳代なので、あと5年もすれば行き詰まるのではないかと不安視されている。若手がいないわけではない。ごく少数ではあるが、全国に注目される取り組みを行っている。避難による倒産の危機から、逆に事業を拡大させた企業もある。「できること」を探せば道はある。

□現場発!自治体の「政策開発」
流す・貯める・備える取り組みで浸水被害から市民を守る
──総合的な治水・雨水対策(宇都宮市)

令和元年東日本台風(台風19号)で甚大な浸水被害を受けた宇都宮市は、総合的な治水・雨水対策に取り組んでいる。基本方針を打ち出して中期と長期の目標を定め、先行事業を進めながら「宇都宮市総合治水・雨水対策推進計画」を策定。国・県や農業者・企業・市民との連携によって「流す」「貯める」「備える」を柱に事業を進めているのが特徴だ。床上浸水ゼロと最大規模降雨時での人的被害の防止を目指している。

□議会改革リポート【変わるか!地方議会】
気づきの連鎖で、「改革」から「変革」へ
──マニフェスト大賞2021キックオフ研修会

ローカル・マニフェスト推進連盟とマニフェスト大賞実行委員会は5月24日、「改革から変革へ~地域から日本を変える」をテーマにマニフェスト大賞2021キックオフ研修会をオンラインで開催した。前年の同大賞受賞者などが事例を発表。参加者で先進事例を共有化し、「善政競争」を誓い合った。


●Governance Topics

□総合計画の「ありたいまち」実現に向け、施策間連携サミットを開催──兵庫県尼崎市
□自治体はコロナ禍をどう乗り越えていくのか──第13回日本自治創造学会研究大会
□現場職員などが新型コロナ対策の最前線について報告し議論
──自治体学会川崎大会・プレ大会
□自治体におけるドローン利活用の可能性を展望──全国自治体ドローン首長サミット

●Governance Focus

□「田んぼダム」導入で何が得られるのか──熊本県・球磨川洪水から1年/葉上太郎



連載


□ザ・キーノート/清水真人
□自治・分権改革を追う/青山彰久
□新・地方自治のミ・ラ・イ/金井利之
□市民の常識VS役所のジョウシキ/今井 照
□地域発!マルチスケール戦略の新展開/大杉 覚
□“危機”の中から──日本の社会保障と地域の福祉/野澤和弘
□自治体の防災マネジメント/鍵屋 一
□市民と行政を結ぶ情報公開・プライバシー保護/奥津茂樹
□公務職場の人・間・模・様/金子雅臣
□今からはじめる!自治体マーケティング/岩永洋平
□生きづらさの中で/玉木達也
□議会局「軍師」論のススメ/清水克士
□「自治体議会学」のススメ/江藤俊昭
□From the Cinema その映画から世界が見える
『東京自転車節』/綿井健陽
□リーダーズ・ライブラリ
[著者に訊く!/『自治体内分権と協議会』三浦哲司]


カラーグラビア

□技・匠/大西暢夫
養蚕の技を祖父から孫へ
──養蚕農家/瀧本亀六さん、慎吾さん(愛媛県大洲市多田)

□わがまちの魅どころ・魅せどころ
本州最南端からロケット最先端のまちへ
~美しい自然と語り継がれる絆を守り、宇宙を目指す──和歌山県串本町

□山・海・暮・人/芥川 仁
自然の入江を利用した古来の漁師集落──長崎県平戸市野子町

□生業が育む情景~先人の知恵が息づく農業遺産
紅花生産と染色用加工の伝統技法
──山形県最上川流域(山形市、米沢市、酒田市、天童市、山辺町、中山町、河北町、白鷹町)

□人と地域をつなぐ─ご当地愛キャラ/こんぴーくん(香川県琴平町)

□クローズ・アップ
震災に負けず、コロナにも負けず
──福島県川俣町、特産「川俣シャモ」のブランド価値が急上昇

■DATA・BANK2021 自治体の最新動向をコンパクトに紹介!


*「もっと自治力を!広がる自主研修・ネットワーク」は休みます。

図書分類

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