月刊 ガバナンス 2021年3月号  特集:東日本大震災10年──復興の到達点と課題

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編著者名
ぎょうせい
判型
A4変型
商品形態
雑誌
雑誌コード
13321-03
図書コード
7135001-21-030
ISBNコード
発行年月
2021/03
販売価格
1,100 円(税込み)

内容

無題ドキュメント

本誌の特徴:■地方公務員の仕事をサポートし、“共感”を得られる雑誌づくりをめざしています。■自治体の“改革・改善”を応援します。■地域づくりに役立つ情報を提供し、“地域力、自治力”を高めます。■自治体現場の“政策力、実践力、発信力”を高めます。■ともに地域を創る「共治」をめざす、地域づくりに携わるすべての人々のための“自治総合情報誌”です。
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大杉氏


●特集 東日本大震災10年──復興の到達点と課題

2011年3月11日に発生した東日本大震災。2万2000人以上の死者・行方不明者に加え、東京電力福島第1原発の事故が起きた福島では、いまだに多くの人が避難を続けている。さらに今年2月13日深夜には最大震度6強の地震が宮城県・福島県を襲った。未曽有の大災害から今年3月で丸10年。当初、国が掲げた復興・創生期間が経過し、津波で大きな被害を受けた沿岸部を中心に交通インフラの復旧や土地の造成、住宅の建設などハード面での整備は大きく進んだ。その一方、コミュニティや暮らしの再生、心のケア、さらに人口減少の先鋭化などの課題も指摘されている。また、熊本地震や度重なる豪雨災害、そして新型コロナパンデミックと災禍が続く中、記憶の風化も進む。21年度からは延長された第2期の復興・創生期間が始まるが、その前に10年間の復興の到達点と課題について考えてみたい。


■必ずや東北人の手で復興を成し遂げる──東日本大震災10年で問われるもの/山﨑 敦

福嶋浩彦氏
東日本大震災の発生から10年。多くの遺族の心の時計は、「あの日で止まったまま」だ。命と真摯に向き合い、「人間の復興」という究極のゴールに向けて考え、問い続けていく。必ずや東北人の手で復興を成し遂げなければならない。


■復興まちづくり事業の成果と課題──「ガバナンス」の観点から/姥浦道生
■減災へのまちづくりは進んだか/河田惠昭
■大震災の記録・記憶をどう伝承しているのか/佐藤翔輔
■災害ボランティア活動の拡大と再構築/室﨑益輝
■地域防災計画の変遷と課題──命と尊厳を守る計画になるために/鍵屋 一
■災害時における自治体の広域連携はどこまで進んだか/牛山久仁彦
■防災教育について考えるための二つの視点
 ──「助ける/助かる」と「に関する/を通した」/矢守克也
■厳しさ増す被災者の生活再建──在宅被災者と公営住宅入居者の今/岡田広行



【キャリアサポート面】


キャリサポ特集:新型コロナのリスクアセスメント術

感染の広がりなどが地域ごとに異なる新型コロナウイルス感染症。いまだその勢いは衰えませんが、自治体は自らの地域が置かれた状況を適切に捉えて対策を講じていく必要があります。そこで前提になるのが、リスクアセスメント。コロナのリスクをどこまで的確に評価できるかで、その後の対応は大きく変わってきます。今号ではあらためて新型コロナのリスクアセスメント術について考えてみたいと思います。

■コロナ禍における自治体のリスクアセスメント/高鳥毛敏雄
■自治体産業医の視点で見る新型コロナのリスクアセスメント/築島 健

〈インタビュー/東京都八王子市保健所長・渡邉洋子さんに聞く〉
■感染対策は“マスク・手洗い・換気”の基本が何より大切


連載
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■管理職って面白い! ネガティブ思考/定野 司

■「後藤式」知域に飛び出す公務員ライフ
 ワーク・ライフ・コミュニティ・バランスの融合とバランス/後藤好邦

■誌上版!「お笑い行政講座」/江上 昇

■〈公務員女子のリレーエッセイ〉あしたテンキにな~れ!/阿久澤由紀子

■AI時代の自治体人事戦略/稲継裕昭

■働き方改革その先へ!人財を育てる“働きがい”改革/高嶋直人

■未来志向で考える自治体職員のキャリアデザイン/堤 直規

■そこが知りたい!クレーム対応悩み相談室/関根健夫

■独立機動遊軍 円城寺の「先憂後楽」でいこう!/円城寺雄介

■We are ASAGOiNG !地域公務員ライフ/馬袋真紀

■ファシリテーションdeコミュニケーション/加留部貴行

■“三方よし”の職場づくり/藤岡靖幸

■誰もが「自分らしく生きる」ことができる街へ/阿部のり子

■地方分権改革と自治体実務──政策法務型思考のススメ/分権型政策法務研究会

■もっと自治力を!広がる自主研修・ネットワーク/公務員Shiftプロジェクト(山形県)



巻頭グラビア


□シリーズ・自治の貌
渡部 尚・東京都東村山市長
ベッドタウンから「たのしむらやま」の実現へ


コメディアン・故志村けんさん(名誉市民)の「東村山音頭」で知られる東京都東村山市。2019年4月、「バージョンアップ!東村山3.0」を掲げて4選を果たした渡部尚市長は「寝に帰るだけのベッドタウン」から「住んでよし・働いてよし・楽しんでよし」の三拍子そろった「たのしむらやま」「生活充実都市」の実現を目指す。
渡部尚・東京都東村山市長
渡部尚・東京都東村山市長(59)。ハンセン病患者の療養所「多磨全生園」の敷地内にある石碑「いのちとこころの人権の森宣言」の前にて。特措法・感染症法の改正について「刑事罰ではなくなったことについては、ハンセン病の療養所がある自治体の長としては、より望ましい形に落ち着いたのではないかと思う」と話す。



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●連載
□童門冬二の日本列島・諸国賢人列伝 細川幽斎(十二) アナログ保全にデジタル活用

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取材リポート


●取材リポート
□新版図の事情──“縮む社会”の現場を歩く/葉上太郎
 10年ぶりに酒蔵が帰って来る【福島酒・番外編(下)】
 原発事故、続く模索

津波に呑まれて蔵が壊滅し、原発事故に追われて避難先の山形県長井市で酒造を再開した福島県浪江町の酒蔵が、10年ぶりに帰って来る。もとあった浪江町の請戸地区は、津波の災害危険区域に指定されて住めないが、町中心部の「道の駅なみえ」に併設される醸造施設で、3月から酒造りを始めるのだ。浪江の地酒が復活するだけでなく、酒で復興を後押しするような構想も温めている。

□現場発!自治体の「政策開発」
 福祉関係機関が連携し支援困難者の支援体制を強化
 ──福祉相談窓口連携会議(岐阜市)

地域福祉の重点施策として「困りごとを受け止める体制づくり」を掲げる岐阜市では、多問題を抱える住民への支援に向けて「福祉相談窓口連携会議」を開催している。福祉関係機関等が情報交換を行って密接に連携し、生活困窮やセルフネグレクト、精神疾患、ひきこもり、認知症など複数の問題を抱えた支援困難者の相談支援体制を強化するのがねらいだ。警察署と協定を結び、社会的弱者見守りの連携も図っている。

□議会改革リポート【変わるか!地方議会】
 コロナ禍にあっても議会は役割を果たすべき
 ──オンラインによる議員フォーラム・研修会

新型コロナの感染拡大防止のため、議員対象の研修会等もオンラインでの開催が相次いでいる。2度目の緊急事態宣言が発出される中で開かれたフォーラム・研修会では、地方議会のニューノーマルやオンラインの活用性などを議論。コロナ禍にあっても議会は役割を果たすことなどが強調された。

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●Governance Focus

□漁師はなぜ防潮堤の建設を拒んだのか
 ──東日本大震災から10年。岩手県釜石市唐丹町「花露辺」の団結と覚悟/葉上太郎

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●Governance Topics

□コロナ禍の中で「フレイル」予防をどう進めるか/「フレイルの日」記念講演会2021

□圏域制度めぐり実態やあり方などを議論/日本弁護士連合会・シンポジウム

□コミュニケーションの多様性と合理的配慮を考える
 /第6回ふじのくにニッポンの縁側フォーラム

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連載


□ザ・キーノート/清水真人
□自治・分権改革を追う/青山彰久
□新・地方自治のミ・ラ・イ/金井利之
□自治体のダウンスケーリング戦略/大杉 覚
□市民の常識VS役所のジョウシキ/今井 照
□“危機”の中から──日本の社会保障と地域の福祉/野澤和弘
□自治体の防災マネジメント/鍵屋 一
□市民と行政を結ぶ情報公開・プライバシー保護/奥津茂樹
□公務職場の人・間・模・様/金子雅臣
□生きづらさの中で/玉木達也
□議会局「軍師」論のススメ/清水克士
□「自治体議会学」のススメ/江藤俊昭
□リーダーズ・ライブラリ
[著者に訊く!/『ネットワーク活動でひろがる公務員ライフ』後藤好邦]


カラーグラビア

□技・匠/大西暢夫
 自然界の営みを最大限生かした組み合わせ
 ──名塩和紙職人・谷野雅信さん(兵庫県西宮市)

□わがまちの魅どころ・魅せどころ/宮城県東松島市
 あの日を忘れず持続的で未来志向のまちへ

□山・海・暮・人/芥川 仁
 家は離れとっても、気持ちはすぐ隣──徳島県名東郡佐那河内村

□土木写真部が行く~暮らしを支える土木構造物
 災害により運命が変わった石橋~諫早眼鏡橋

□人と地域をつなぐ─ご当地愛キャラ/たかたのゆめちゃん(岩手県陸前高田市)

□クローズ・アップ
 それでも、灯はともる──岩手県釜石市、「呑ん兵衛横丁」のその後

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■DATA・BANK2021 自治体の最新動向をコンパクトに紹介!
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図書分類

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