月刊 ガバナンス 2020年11月号 特集:「誰一人取り残さない」地域共生社会へ|地方自治、法令・判例のぎょうせいオンライン

月刊 ガバナンス 2020年11月号 特集:「誰一人取り残さない」地域共生社会へ

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編著者名
ぎょうせい
判型
A4変型
商品形態
雑誌
雑誌コード
13321-11
図書コード
7135001-20-110
ISBNコード
発行年月
2020/11
販売価格
1,100 円(税込み)

内容

本誌の特徴:■地方公務員の仕事をサポートし、“共感”を得られる雑誌づくりをめざしています。■自治体の“改革・改善”を応援します。■地域づくりに役立つ情報を提供し、“地域力、自治力”を高めます。■自治体現場の“政策力、実践力、発信力”を高めます。■ともに地域を創る「共治」をめざす、地域づくりに携わるすべての人々のための“自治総合情報誌”です。
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大杉氏


●特集 「誰一人取り残さない」地域共生社会へ

新型コロナ禍で懸念されるのはいわゆる社会的な弱者ほど深刻な状況に陥りやすく、かつそれが見えにくいことだ。折しも6月の通常国会では改正社会福祉法が成立。地域の人々の抱える課題が複雑化・多様化する中で、制度や分野の縦割りを超えた「地域共生社会」の実現に向け、「断らない相談支援」の創設などが盛り込まれた。地域共生社会では、自助・互助・共助・公助が連携した重層的なセーフティネットの構築をめざしているが、withコロナ時代に求められるのは、SDGsも掲げる「誰一人取り残さない」ことではないだろうか。今月の特集では、今、地域の人々に何が起きているのかを踏まえたうえで、地域共生社会のあり方について考えてみたい。


■地域共生社会への自治体ガバナンス/宮本太郎

山田啓二氏
地域共生社会について、地域の支え合いと共助に責任をおしつけるのではないかという懸念も聞く。だがそうではない。地域の支え合いを公的に支え、共助を公助することを通して人々の生活と地域参加を支援することこそ、地域共生社会のかたちでなければならない。


■地域共生社会と自治体職員/田中 優
■コロナ禍で進む高齢者の生活不活発を基盤とするフレイル化・健康二次被害/飯島勝矢

〈インタビュー〉
■生活困窮者支援の現場で今何が求められているのか/稲葉 剛

■障害者の就労支援をどう再構築するか/朝日雅也
■子ども・子育ての現場に何が起きているか/榊原智子
■ヤングケアラーの調査と支援/澁谷智子
■困難を抱える子ども・女性に求められる支援/川口正義
■コロナ禍と自治体の自殺対策/清水康之



【キャリアサポート面】


キャリサポ特集:チャレンジ!オンライン職員研修

新型コロナウイルスの感染拡大の影響は、自治体の職員研修にも及び、実施の中止や延期が相次ぎました。新規採用職員のみならず、学び研鑽する機会が少なくなってしまった多くの自治体職員。しかし、コロナとの付き合い方が徐々に分かって来るなか、一部の自治体や職員研修所では、オンラインを使った研修を開始するなど、新たな動きが出始めています。アフターコロナも視野に、自治体職員研修の今後のあり方を一緒に考えてみませんか。

■オンライン職員研修の現在地とこれから/高嶋直人

■“オンライン研究会”の創意と工夫/青木佑一

〈取材リポート〉
■コロナ禍で年度内の研修をオンライン化/長野県市町村職員研修センター

■コロナ禍を受けて初のオンライン職員研修を実施/千葉県我孫子市


連載
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■管理職って面白い! タイムトラベル/定野 司

■「後藤式」知域に飛び出す公務員ライフ 起きたことに意味を創る/後藤好邦

■誌上版!「お笑い行政講座」/江上 昇

■〈公務員女子のリレーエッセイ〉あしたテンキにな~れ!/上田淳子

■AI時代の自治体人事戦略/稲継裕昭

■働き方改革その先へ!人財を育てる“働きがい”改革/高嶋直人

■未来志向で考える自治体職員のキャリアデザイン/堤 直規

■そこが知りたい!クレーム対応悩み相談室/関根健夫

■独立機動遊軍 円城寺の「先憂後楽」でいこう!/円城寺雄介

■We are ASAGOiNG ! 地域公務員ライフ/馬袋真紀

■ファシリテーションdeコミュニケーション/加留部貴行

■“三方よし”の職場づくり/棟方達郎

■誰もが「自分らしく生きる」ことができる街へ/阿部のり子

■地方分権改革と自治体実務──政策法務型思考のススメ/分権型政策法務研究会

■もっと自治力を!広がる自主研修・ネットワーク/オンライン市役所



巻頭グラビア


□シリーズ・自治の貌
 神達岳志・茨城県常総市長
 子どもたちが誇れる「防災先進都市」へ

5年前(2015年9月)の関東・東北豪雨災害で一級河川・鬼怒川の堤防が決壊し、市域の3分の1が浸水するなど甚大な被害を受けた茨城県常総市。その翌年に市長に就任した神達岳志氏は、支援を受けた方々への恩返し、そして子どもたちが誇りうる常総市にすべく「防災先進都市」の構築に全力を注ぐ。
小園拓志・長野県御代田町長
神達岳志・茨城県常総市長(51)。子どもたちが体験学習に訪れる「水海道あすなろの里」にて。水害からの復興、防災学習の充実で「子どもたちが誇れる『防災先進都市』を目指す」と語る。



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●連載
□童門冬二の日本列島・諸国賢人列伝 細川幽斎(八) 河口で生きる

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取材リポート


●取材リポート
□新版図の事情──“縮む社会”の現場を歩く/葉上太郎
 「味」への挑戦あれば道あり【「福島醤油」日本一の情景(8)】
 原発事故、続く模索

レモン、トウガラシ、燻製……。福島県伊達市には、こんな風味の醤油を開発した蔵がある。戦後出発の後発メーカーなので、伝統的な味よりも、「今、何が求められているか」の追求に力を注いできた。原発事故では、一部の顧客が避難で散り散りになり、深刻な風評被害にもさらされたが、「他にない味」への挑戦に魅せられた地元のファンが買い支えた。

□現場発!自治体の「政策開発」
 官学産共同研究と庁内連携で道路陥没事故ゼロをめざす
 ──効率的な道路陥没防止対策(神奈川県藤沢市)

神奈川県藤沢市は、道路や下水道など都市基盤の強靭化・長寿命化の一環として、効率的な道路陥没防止対策を推進している。独自に主要道路の路面下空洞調査を行ったのち、空洞・陥没の発生メカニズムの解明と防止対策の仕組みづくりなどを目的にした大学・民間企業との共同研究で「陥没ポテンシャルマップ」を開発。庁内で共有し、事後対応から予防保全へ転換して市民の安全・安心な暮らしづくりを進めている。

□議会改革リポート【変わるか!地方議会】
 「議会のあり方検討委員会」で検討方針を定め、改革を着実に実施
 ──神奈川県山北町議会

神奈川県山北町議会の「議会のあり方検討委員会」は今年4月、「見える化・見せる化」検討方針2020をまとめた。「検討又は実施内容」では「すぐに実行できる取り組み」として8項目を掲げ、町民と議員が気軽に話し合う「おしゃべりカフェ」や議会広報モニター制度、議員の通称名使用制度などを実現。議会改革の機運が高まっている同町議会を取材した。

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●Governance Focus
□福島県漁連が震災から10年で本格操業へ──政府は原発「処理水」を海洋放流の意向/葉上太郎

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●Governance Topics
□介護保険制度20年目の姿から「公共私連携」を考える/第35回自治総研セミナー

□コロナ禍を乗り越えて高齢者の元気づくりを/元気なまちシンポジウム

□分権改革やコロナ禍をテーマに自治体の来し方行く末を議論/第34回自治体学会大会

□深まる気候変動と企業、自治体で加速する脱炭素化への動き
 /気候変動アクション日本サミット2020

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連載


□ザ・キーノート/清水真人
□自治・分権改革を追う/青山彰久
□新・地方自治のミ・ラ・イ/金井利之
□自治体のダウンスケーリング戦略/大杉 覚
□市民の常識VS役所のジョウシキ/今井 照
□“危機”の中から──日本の社会保障と地域の福祉/野澤和弘
□自治体の防災マネジメント/鍵屋 一
□市民と行政を結ぶ情報公開・プライバシー保護/奥津茂樹
□公務職場の人・間・模・様/金子雅臣
□生きづらさの中で/玉木達也
□議会局「軍師」論のススメ/清水克士
□「自治体議会学」のススメ/江藤俊昭
□リーダーズ・ライブラリ
[著者に訊く!/『コンビニは通える引きこもりたち』久世芽亜里]


カラーグラビア

□技・匠/大西暢夫
 見えない箇所へのこだわり──畳職人・荒川製畳所(山口県山陽小野田市)

□わがまちの魅どころ・魅せどころ/兵庫県新温泉町
 海・山・温泉、人が輝く夢と温もりの郷

□山・海・暮・人/芥川 仁
 子どもの頃から愛着のある海でタイを獲る──広島県尾道市浦崎町

□土木写真部が行く~暮らしを支える土木構造物
 廃墟の王「軍艦島」

□人と地域をつなぐ─ご当地愛キャラ/常のモロ(宮城県大郷町)

□クローズ・アップ
 自力復旧の田んぼが黄金色に実る
 ──台風19号災害から1年。宮城県丸森町大張「沢尻の棚田」

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■DATA・BANK2020 自治体の最新動向をコンパクトに紹介!
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図書分類

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