地方創生ネクストステージ──コロナ禍の先を見据えて|地方自治、法令・判例のぎょうせいオンライン

月刊 ガバナンス 2020年9月号 特集:地方創生ネクストステージ──コロナ禍の先を見据えて

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編著者名
ぎょうせい
判型
A4変型
商品形態
雑誌
雑誌コード
13321-09
図書コード
7135001-20-090
ISBNコード
発行年月
2020/09
販売価格
1,100 円(税込み)

内容

本誌の特徴:■地方公務員の仕事をサポートし、“共感”を得られる雑誌づくりをめざしています。■自治体の“改革・改善”を応援します。■地域づくりに役立つ情報を提供し、“地域力、自治力”を高めます。■自治体現場の“政策力、実践力、発信力”を高めます。■ともに地域を創る「共治」をめざす、地域づくりに携わるすべての人々のための“自治総合情報誌”です。
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大杉氏


●特集 地方創生ネクストステージ──コロナ禍の先を見据えて

第2期地方創生がスタートした。本格的な人口減少社会の中での持続可能な地域づくりを模索するものだが、今回のコロナ禍が前途に影を落としている。コロナ禍のような災禍の際には社会の「変化が加速する」「課題が顕在化する」と言われるが、日本でもリモートワークなどのIT化が進展する一方、観光に依存した地域経済の脆弱性が露呈するなど、地域を取り巻く環境は大きく変わりつつある。自治体はこうした変化を踏まえながら、その先を見据えた地方創生にどう取り組んでいくのか、考えてみたい。

■ウィズコロナ時代の地方創生/宮脇 淳

宮脇 淳氏
新型コロナウイルス感染拡大以前に検討された地方自治体の基本構想や総合計画、そして地方創生の計画が、どこまでコロナ克服に向けた経済社会活動の変化に対して矛盾なく説明できる内容になっているか、あるいはいかなるリスクを抱えるに至っているか、今後の自治体経営の方向性を検討するに際して一度立ち止まり検証する必要がある。


■コロナ禍の地域と関係人口/田中輝美
■デジタル技術×本質価値が導く新たな地方創生/藤井篤之
■With/Afterコロナの観光
 ~レスポンシブル・ツーリズムに向けて/高坂晶子
■コロナ禍の先の地域をどうデザインするか
 ~「new normal」の意味と都市の交流とその変化/小笠原 伸
■SDGsを基点にグリーン・リカバリーによる地方創生を/枝廣淳子+新津尚子
■地域金融機関との連携をどう進めるか/長島 剛
■進化するローカルファイナンス/深尾昌峰

【キャリアサポート面】


キャリサポ特集:想定外に挑む清掃現場の“柔軟力”

先行きがいまだ見通せない新型コロナパンデミック。全国的に猛威を振るうなか、その影響は日々の生活を下支えする自治体の清掃現場にも及んでいます。緊急事態宣言中を中心に、外出自粛や在宅勤務の広まりから、ごみ量が増加。加えて、エッセンシャル・ワーカーでもある清掃職員の感染防止対策も喫緊の課題となりました。一方、毎年のように発生する大規模災害における廃棄物の処理でも、その度に柔軟な対応を求められています。そんな想定外に挑み続ける“柔軟力”に焦点をあて、清掃現場の今を探ってみます。

■コロナ禍と豪雨災害から見える清掃行政の今/藤井誠一郎

〈取材リポート〉
■災害廃棄物の処理で県・市町村・産廃事業者間の連携を強化/茨城県+県内市町村
■清掃職員のコロナ感染を想定してBCPを策定/東京都世田谷区


連載
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■管理職って面白い! 言霊(ことだま)/定野 司

■「後藤式」知域に飛び出す公務員ライフ
 自主研の未来──オンラインの活用と民官交流の場へ/後藤好邦

■誌上版!「お笑い行政講座」/江上 昇

■〈公務員女子のリレーエッセイ〉あしたテンキにな~れ!/佐藤美穂

■AI時代の自治体人事戦略/稲継裕昭

■働き方改革その先へ!人財を育てる“働きがい”改革/高嶋直人

■未来志向で考える自治体職員のキャリアデザイン/堤 直規

■そこが知りたい!クレーム対応悩み相談室/関根健夫

■独立機動遊軍 円城寺の「先憂後楽」でいこう!/円城寺雄介

■We are ASAGOiNG ! 地域公務員ライフ/馬袋真紀

■ファシリテーションdeコミュニケーション/加留部貴行

■“三方よし”の職場づくり/鈴木一博

■誰もが「自分らしく生きる」ことができる街へ/阿部のり子

■地方分権改革と自治体実務──政策法務型思考のススメ/分権型政策法務研究会

■もっと自治力を!広がる自主研修・ネットワーク
 /神奈川県政策形成実践研究会(神奈川県)



巻頭グラビア


□シリーズ・自治の貌
 吉田信解・埼玉県本庄市長
 「世のため、後のため」、そして持続可能な市政の進展を

埼玉県本庄市は、『群書類従』で知られる盲目の国学者・塙保己一生誕の地。吉田信解市長は今年2月25日の施政方針で塙保己一の言葉「世のため、後のため」を引き、持続可能な市政の進展に全力で挑むと表明した。
吉田信解(しんげ)・埼玉県本庄市長
吉田信解・埼玉県本庄市長(52)。「本庄レンガ倉庫」にて。全国市長会社会文教委員会委員長を務める吉田市長は、無電柱化を進める全国市区町村長の会会長、日本李登輝友の会理事、そして住職など多彩な顔を持つ。



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●連載
□童門冬二の日本列島・諸国賢人列伝 細川幽斎(六) 家族模様

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取材リポート


●取材リポート
□新版図の事情──“縮む社会”の現場を歩く/葉上太郎
 翻弄された末に、大臣賞を狙う【「福島醤油」日本一の情景(6)】
 原発事故、続く模索

福島県会津坂下町は醸造の町だ。人口は約1万5000人しかないのに、醤油蔵が二つ、酒蔵は三つもある。東日本大震災では激しい揺れにさらされ、各蔵とも大ダメージを受けた。そのうちの一つ、醤油醸造の高砂屋商店では機械が壊れて、製造方法を大きく変えることになった。風評被害にも翻弄され、全国醤油品評会に活路を見いだそうとする。見事に農林水産大臣賞を獲得して次へと踏み出した時、コロナ禍に遭った。

□現場発!自治体の「政策開発」
 係全体の業務量を見える化し、分担して迅速な処理を図る
 ──シェアボックス+やりかけBOX(さいたま市南区)

業務改善を推進しているさいたま市南区では、支援課障害福祉係が各職員の業務を平準化する仕組みとして「シェアボックス」を設置した。事務処理が溜まっている職員の自己申告に応じて手の空いている職員が手伝う取り組みだ。さらに、係全体の業務量を見える化する「やりかけBOX」を導入。業務平準化による事務処理の迅速化とともに、担当者不在時の問い合わせ対応も可能にし、市民の満足度を高めている。

□議会改革リポート【変わるか!地方議会】
 オンラインでの委員会開会など議会改革に邁進──大阪府議会

大阪府議会は5月26日、委員会のオンラインでの開会を可能とする委員会条例等の一部改正を全会一致で可決、早ければ9月定例会から実現する予定だ。また、議会改革検討協議会がエンジン役となり、議会のペーパーレス化や会議の欠席事由に育児や出産支援等を加える会議規則の改正などを実現。都道府県議会のトップランナーとして改革に邁進する大阪府議会を取材した。

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●Governance Focus
□JR只見線被災から9年、ようやく進む復旧工事
 ──上下分離方式で求められる大胆な発想転換/葉上太郎

□「立候補者の選挙」から「有権者・市民の選挙」に
 ──愛知県新城市が公開政策討論会条例を制定/松下啓一

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●Governance Topics
□自主研やネットワーク活動の「未来」を展望
 /全国自治体職員ネットワークサミット・スピンオフ企画

□議会録画中継への字幕表示を実施/大阪府岸和田市議会事務局

□「議会不要論」を乗り越え、さらなる改革を
 /マニフェスト大賞実行委員会がオンラインで記念シンポジウム

□オンラインならではの工夫も凝らし、500人超が参加する交流会を開催
 /よんなな会

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連載


□ザ・キーノート/清水真人
□自治・分権改革を追う/青山彰久
□新・地方自治のミ・ラ・イ/金井利之
□自治体のダウンスケーリング戦略/大杉 覚
□市民の常識VS役所のジョウシキ/今井 照
□“危機”の中から──日本の社会保障と地域の福祉/野澤和弘
□自治体の防災マネジメント/鍵屋 一
□市民と行政を結ぶ情報公開・プライバシー保護/奥津茂樹
□公務職場の人・間・模・様/金子雅臣
□生きづらさの中で/玉木達也
□議会局「軍師」論のススメ/清水克士
□「自治体議会学」のススメ/江藤俊昭
□リーダーズ・ライブラリ
[著者に訊く!/『つながりが生み出すイノベーション』菅野 拓]


カラーグラビア

□技・匠/大西暢夫
 次世代の職人たちに日本文化の想いを伝えていく
 ──漆芸修復師・清川廣樹さん(京都市北区)

□わがまちの魅どころ・魅せどころ/大分県豊後大野市
 人も自然も優しい、心和らぐふるさとの風景が広がるまち

□山・海・暮・人/芥川 仁
 大海原に鍛えられ、自然と対等に生きる男たち──沖縄県南城市知念

□土木写真部が行く~暮らしを支える土木構造物
 白水溜池堰堤~造形美と流水美が織り成す日本一美しいダム

□クローズ・アップ
 市民が守り、国の文化財に登録される──新潟県長岡市摂田屋、機那サフラン酒本舗

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■DATA・BANK2020 自治体の最新動向をコンパクトに紹介!
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※「人と地域をつなぐ─ご当地愛キャラ」は休みます。

図書分類

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