子どものココロが見えるユーモア詩の世界

ぎょうせい

【「ほんづくり大賞」特別賞を受賞】 子どものユーモア詩が本に ―『子どものココロが見えるユーモア詩の世界 親・保育者・教師のための子ども理解ガイド』(増田 修治/著)

特別支援教育・生徒指導

2021.02.17

「ほんづくり大賞」で、『ユーモア詩の世界』が特別賞を受賞。 

 

 政刊懇談会によって年に1度開催される「ほんづくり大賞」で小社刊『子どものココロが見えるユーモア詩の世界 親・保育者・教師のための子ども理解ガイド』(増田 修治/著)が特別賞を受賞しました。

「ほんづくり大賞」とは
 政府刊行物を発行する出版社と全国官報販売協同組合が中心となって結成した政刊懇談会(政府刊行物等普及強化連絡懇談会)が会員各社の出版活動を応援することを目的に、年に一度開催されるもの。

 著者 増田修治氏が、埼玉県の小学校教諭時代から長年取り組んできた「ユーモア詩」。笑いながら子どもの思い・願い・成長が理解でき、今日からの子育て、保育、教育に生かせること請け合いです。受賞を記念して、ここでは本書のポイントや内容・構成について紹介したいと思います。

本書のポイント 

ポイント① 子ども理解に最適。

ポイント② 笑顔で子どもを育てる秘訣が満載。

ポイント③ 育児や教育に携わるすべての大人に捧げる一冊。

本書の内容・構成 

■本書で紹介する「ユーモア詩」とは

 著者 増田修治氏が、小学校教諭時代から長年取り組んできた「ユーモア詩」とは子どもが書く、本音を笑いに溶かし込んだ詩です。大人が「バカバカしい」と思うようなことでも、子どもたちは優れた観察眼をもってユーモア溢れる詩にしてしまいます。自分のウンチの大きさにご満悦な子、お母さんのブラジャーを密かに着ける男の子、ケーキを上手に焼いて大人気分の女の子…。子どもたちの素顔が躍動する「ユーモア詩」は、子ども理解のヒントが満載です。

 本書には、子どもが書いた本音溢れる「ユーモア詩」75編と28年小学校教諭を勤めた著者のワンポイントアドバイスを収録。子どもの思い・願い・成長の姿を理解し、子育てに保育に教育に、笑顔で子どもを育てる秘訣が満載の一冊です。

■構成

第1章 子どもの感性・子どものホンネ
子どもが大人をどう見ているか、どんな世界を子どもは持っている、ビビッドな観察眼が光ります。子どもの感性に触れる1章。

第2章 子どもの世間・人間関係
親・きょうだい・友だちとの様々な関わりがユーモラスに描かれます。どのような関わりが子どもを成長させるかが分かります。

第3章 子どもが好きなモノ
「ウンチ」「ノーパン」「ブラジャー」…。大人の禁句は子どもの大好物。しかし、これらを媒介に、自分や周囲と関わる力ついてくるのです。子どもは好きなもので成長する

第4章 子どもを健やかに育てる秘訣
子どもは関わりの中でいろいろなメッセージを発信しています。子どもの思い・願い・訴えを受け止めるヒントが満載の1章。

本の著者 Profile

増田修治(ますだ・しゅうじ)
1958年生まれ。埼玉大学教育学部卒。小学校教諭として28年間勤務。「ユーモア詩」を用いたユニークな教育の実践はメディアで取り上げられ大きな反響を呼ぶ。2008年より白梅学園大学に勤務。現在、子ども学部子ども学科教授。初等教育の教員育成に携わるとともに、保育・幼児教育・小学校教育における子どもの発達や学力、いじめなど多彩な課題に取り組んでいる。著書に、『笑って伸ばす子どもの力』(主婦の友社)、『「ホンネ」が響き合う教室』(ミネルヴァ書房)、『幼児期の終わりまでに育ってほしい10の姿を育む保育実践32』(黎明書房)など多数。

●関連記事「ユーモア詩でつづる学級歳時記」はコチラ

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子どものココロが見えるユーモア詩の世界

2020年10月 発売

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