今、先生に読んでほしいおすすめ図書 『教師と支援者のための“令和型不登校”対応クイックマニュアル』 新潟大学教授・臨床心理士 神村栄一/編著
トピック教育課題
2024.10.02
目次
今、先生に読んでほしいおすすめ図書
増加の一途をたどる不登校。令和5年度の小中学校不登校者数は約30万人という統計もあります。傾向も変わってきており、はっきりとした原因が分からないケースが増えてきています。また、支援方法には唯一の正解がなく、決して「登校=ゴール、解決」ではありません。不登校の子どもの数だけ正解があるだけに、支援方法に悩んでいる先生は多いのではないでしょうか。
2024年2月に発刊した『教師と支援者のための“令和型不登校”対応クイックマニュアル』(神村栄一/編著)では、最近傾向が変わり、増加を続ける不登校を“令和型不登校”と定義し、その特徴や支援方法、未然防止策を詳しく解説しています。辿り着きたい答えにすぐ(quick)辿り着き、すぐ実践できるヒント集(manual)として参考にしていただけるよう、おすすめポイントを紹介します。
おすすめポイント①1節が見開き完結。好きな節からサクッと読める!
忙しい先生方でも、興味のある節からサクッと読めるよう、1節は見開き完結にしています。さらに節の最初には「こんな疑問を持っている人が読むといい」という目印となる問を2問掲げています。辿り着きたい答えにすぐ(quick)辿り着き、すぐ実践できるヒント集(manual)です!
おすすめポイント②創作事例を用いてわかりやすく解説。
スクールカウンセラー、心理の専門家として長年学校現場に関わってきた著者が、現場で見聞きした事例を参考に、事例を創作。実際あった事例に近いリアルな事例で対応を学べます。「この事例はうちのクラスのあの子と似ている」「この対応は真似できそう」など、支援に活かせる事例がきっと見つかるはずです。
おすすめポイント③心理士だからできる対話・カウンセリングへのアドバイスが満載。
「支援のヒントを見付けるための“ゆるい”対話」「やりたいことについて話題を展開していくコツ」「隠れた『欲』と『プラン』を浮かび上がらせる会話」など、心理士として子どもと関わってきた著者だからこそできるアドバイスが満載です。詳しく会話例も掲載しているので、きっと対話へのヒントが見付かるはずです。
おすすめポイント④踏み込みにくい家庭での過ごし方への助言のヒントが得られます。
睡眠、生活習慣、ゲーム・ネット依存など家庭で過ごす時間のアドバイスはどこまで踏み込んで良いのか判断が難しいもの。本書では「眠るべき時間に眠くなるための工夫」「ゲームや動画、SNSにはまっている子への関わり方」「10代の子はどうしてどんどん夜型になるのか」など、家庭での過ごし方をアドバイスする際のヒントになる解説を多数掲載しています。
おすすめポイント⑤そのまま使えるワークシートをダウンロードできます!
現場で働く先生方が使いやすいよう工夫したワークシート類を購読者特典ページからダウンロードして使用することができます。ぜひダウンロードしてご活用ください!
『教師と支援者のための“令和型不登校”対応クイックマニュアル』
編著者名 神村栄一/編著
販売価格 2,200 円(税込み)
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著者プロフィール
神村栄一(かみむら・えいいち)
新潟大学人文社会学系教授(教職大学院主担当)。福島県会津若松市生まれ。心理学博士(筑波大学)/公認心理師/臨床心理士/専門行動療法士。専門は臨床心理学(認知行動療法)、教育相談。社会的活動:新潟県スクールカウンセラー、同学校派遣カウンセラー、新潟県教育委員会「中1 ギャップ解消調査研究」の座長、市町村教育委員会いじめ調査委員(委員長含む3件)、放送大学「認知行動療法’20」(2020~)の主任講師、日本認知・行動療法学会(代議員・編集委員)/ 日本不安症学会(評議員)など。主な著書:『不登校・ひきこもりのための行動活性化─子どもと若者の“心のエネルギー”がみるみる溜まる認知行動療法』(金剛出版、2019年)、『学校でフル活用する認知行動療法』(遠見書房、2014年)など。