2009年4月から6月にかけて実施された「弁護士専門研修講座 離婚事件専門講座」の講義をまとめた1冊。
離婚事件は、DVや子の引渡しなど、極めてデリケートな要素を包含した事案が多いため、その取扱いには細心の注意を要します。
本書はそれらの特殊性を踏まえて、経験的知識や実践的ノウハウを惜しみなく披瀝した「離婚事件」を扱う上での必読書です。
講師には、第一線で活躍している弁護士、地裁・家裁裁判官を招き具体的な事例に基づき解説を加えています。
弁護士はもちろん、家庭裁判所の調停委員を務めている方等にも参考になる内容です。
目次
1 離婚事件の標準的な段取りと解決までの進め方
2 DV事案への対応(保護命令申立てを中心に)
3 離婚請求と慰謝料請求の審理
4 人事訴訟事件の実務―財産分与を中心にして
5 婚姻費用・養育費の算定に関する実務上の諸問題
6 子の引渡しをめぐる諸問題
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編著者紹介(肩書は発刊当時、敬称略)
冨永忠祐…とみなが・ただひろ/日本弁護士連合会高齢社会対策本部副本部長、ほか
針塚遵…はりづか・じゅん/岐阜地方裁判所民事部裁判官
水野有子…みずの・ゆうこ/横浜地方裁判所判事
松原正明…まつばら・まさあき/東京家庭裁判所人事訴訟部判事(部総括)
大谷美紀子…おおたに・みきこ/日本弁護士連合会家事法制委員会
遠藤真澄…えんどう・ますみ/東京地方裁判所判事
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「シリーズ弁護士専門研修講座」とは…
弁護士大増員時代の到来に備え、弁護士のスキル・アップ、業務の専門化を推進することを目的として、東京弁護士会弁護士研修センター運営委員会の主催で定期的に連続講座を行っています。本シリーズはその連続講座の講義録です。
内容は、単なる講義録としての域を超え、必要な見直しを加え、資料の追加や最新事例を折り込み、弁護士が実際に使える実務書として、専門性の高い高度な内容と講義形式のコンパクトさを兼ね備えた内容です。
講師陣には最前線で活躍している弁護士・裁判官・学者等を起用しています。