○遺言・相続問題という身近なトラブルに対して弁護士がどのように関与していくのか、トラブル解決への糸口を44のケーススタディで解説!
○掲載されているケーススタディは、実際に執筆陣が経験したものを参考に作成。各ケースに「相談を受けた弁護士の回答」を設け、類似のケースがあった際に考え方の参考とすることができます。
○遺言・相続問題にあたり弁護士が知っておかなければいけない前提知識や司法書士・税理士との連携にも言及しており、遺言・相続問題解決に携わる全ての士業におすすめの内容です。
目次
序 遺言相続における弁護士の役割
1 遺言相続で想定される諸問題/2 弁護士の関与の必要性/3 遺言相続における弁護士の業務/4 遺言相続と弁護士倫理/5 他士業との連携/6 新しい問題への対応
第1章 遺言相続及び関連業務に関連する前提知識
第1 遺言について
1 遺言の類型/2 遺言の検索(自筆証書遺言に係る遺言書の保管制度、公正証書遺言)/3 検認/4 遺言無効確認請求訴訟/5 遺言の執行
第2 相続・遺産分割について
1 遺産の評価(評価の基準時、評価の方法)/2 特別受益/3 具体的相続分の算定/4 具体的な分割方法(一部分割を含む)/5 寄与分・特別の寄与/6 配偶者居住権/7 相続登記の申請の義務化(促進)・遺産分割の期間制限(主張の制限)
第2章 ケーススタディ
第1 生前対策
1 遺言書の作成/2 死因贈与、任意後見、民事信託等
第2 遺言の効力・遺言執行について
1 遺言執行者について
第3 相続・遺産分割
1 相続/2 遺産分割の前提問題/3 付随問題/4 遺産分割/5 遺留分
著者プロフィール
■東京弁護士会弁護士業務改革委員会 遺言相続法律支援プロジェクトチーム
令和3年に東京弁護士会弁護士業務改革委員会内に設立されたプロジェクトチーム。税理士や司法書士が窓口となることが多かった遺言・相続について、当初から弁護士が依頼を受け、より効果的なトラブル解決、紛争の未然防止を目的に活動。