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月刊 ガバナンス 2010年7月号 特集:公共インフラの“危機”

編著者名
ぎょうせい
判型
A4変型
商品形態
雑誌
雑誌コード
13321-07
図書コード
7135001-10-070
ISBNコード
発行年月
2010/07
販売価格
838 円(税込み)

内容



本誌の特徴:■地方公務員の仕事をサポートし、“共感”を得られる雑誌づくりをめざしています。■自治体の“改革・改善”を応援します。■地域づくりに役立つ情報を提供し、“地域力、自治力”を高めます。■自治体現場の“政策力、実践力、発信力”を高めます。■ともに地域を創る「共治」をめざす、地域づくりに携わるすべての人々のための“自治総合情報誌”です。
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特集:公共インフラの“危機”



公共事業費の削減が続く一方で、高度成長期以降整備されてきた道路、橋梁、上下水道など公共インフラの大量更新時期を迎える。言うまでもなく公共インフラは、現代社会に人が生きていくうえで必要不可欠なものであり、また産業の基盤ともなるものだ。人口減少が進み、国・地方の財政はますます厳しさを増すなか、地域はこの公共インフラの“危機”にどう対応していくのか。「公共事業害悪論」を越えて考えてみたい。。

●社会資本の高齢化とインフラの危機
 /政策研究大学院大学教授 森地茂
――「60年代の高度成長期に整備された大量の社会資本が老朽化した今、インフラの老朽化という不可避の、また予見可能な状況に対し体制の立て直しが急務である。社会資本投資も、国際競争対応、高齢化社会対応、災害対応、そして誇りの持てる国土や都市への改編など様々な課題に対応する必要がある。」

●公共インフラと自治体経営
 /地方自立政策研究所理事長 穂坂邦夫
●経営的要素が求められる社会インフラのアセットマネジメント
 /(株)野村総合研究所第三戦略研究室長 神尾文彦
 /未来創発センター副主任研究員 稲垣博信
●担い手としての建設業をどう活かすのか──複業化と平成検地の提案
 /慶應義塾大学理工学部教授 米田雅子

●取材リポート・“危機”に立ち向かう自治体現場
 ・橋梁AM、施設FMなどを導入し、戦略的なマネジメントに取り組む
 ──青森県
 ・上下水道の大規模更新にアセットマネジメント手法を活用
 ──東京都
 ・公共施設再整備の“藤沢モデル”の確立をめざす
 ──神奈川県藤沢市
 ・「奈良モデル」により橋梁の維持管理で県・市町村が連携
 ──奈良県


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【「地方主権」へのビジョン】
 住民起点の水平型ガバナンスによる真の地域主権社会の実現を
 ――山田啓二・京都府知事

2007年5月から全国知事会地方分権推進特別委員会委員長を務め、地方側の分権政策を取りまとめる京都府の山田啓二知事。山田知事からは住民自治の確立、そして住民起点の水平型ガバナンスによる真の地域主権社会に向けた強烈な「覚悟」が伝わってくる。


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【スキルアップ特集:頼りになる人材を目指せ!】

「頼りになる人材」とは、どんな人でしょうか?いざというときにリーダーシップを発揮できる上司、専門性が高いベテラン職員、困ったとき適切に助けてくれる先輩や同僚、やる気にあふれた若手職員……。自治体職員一人ひとりに高い能力が求められる時代。それぞれの立場や個性に応じて、頼れる人材を目指して自分を磨きましょう!

【若手職員に贈る】
●頼られる人材になる5つのルール
 /(株)ハイブリッドコンサルティングディレクター松島準矢
●頼れる上司のリーダーシップ
 /アーズシップ・コンサルティング心理カウンセラー 松山淳

【取材リポート】
●メンタリング制度で組織横断的な人材育成を進める──新潟市

●スキルアップ連載
 ・わかりやすく伝える!〜認知心理学のワザ/島田英昭
 ・できる人の仕事術〜職場のキーマンになろう!/伊藤章雄
 ・〈リーダーシップ・ストーリー〉斉田くんの挑戦/八幡紕芦史
 ・これで万全!部署別クレーム対応(保険年金課)/関根健夫
 ・失敗に学ぶ明日へのヒント/田村秀


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【取材リポート】
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●平成にっぽんの首長 自治の自画像
 相川勝重 千葉県芝山町長
 ――成田空港と地域は運命共同体。空港との「真の共栄」をめざす

成田国際空港建設は計画決定段階から大きくつまずき、地域に深い傷跡を残し、開港32年目を迎えた。地元芝山町では、激しい反対闘争に身を投じていた闘士が、いま空港と地域の真の共栄をめざすリーダーとなっていた。

相川勝重・千葉県芝山町長は「空港、農業、観光の3本の矢でまちづくりを進める。農業で自立するための施策のひとつがこれですよ」と農産物直売所「風和里ふわり」を案内する。小さなスペースながら、旬の野菜が人気で年間約4億円の売上げがある。来年度は新趣向の野菜バイキングレストランを出店する計画だ。


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●新版図の事情──“縮む社会”の現場を歩く/葉上太郎
 町は究極の大学である──[鳥取県日南町]30年後に町はあるか(下)

大学に研究のフィールドを提供する一方で、その成果を施策や地域起こしに役立てよう。鳥取県日南町は超高齢化社会を生き抜くために、自らを大学の実験材料に提供する作戦に打って出た。現在3大学と協定を結び、4大学が町内に通っている。大学は地域生き残りのための知恵袋になれるのか。「知」は「現実」への打開策を示せるのか。


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●逆境を乗り越える!地域の「成長戦略」
 最先端の科学技術でロボット産業と環境産業を牽引――茨城県つくば市
 ――愛媛県今治市

筑波研究学園都市として発展している茨城県つくば市は、次世代産業として期待されるロボット産業の創出・育成に向けて、“ロボットの街つくば”を推進。生活支援ロボット安全認証拠点の整備を進めるとともに、全国初の「モビリティロボット特区」に認定された。また、持続的発展のための成長戦略として、「つくば環境スタイル」を提唱し、環境技術の普及拡大のための実証の場づくりやイノベーションの創出に取り組んでいる。


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●「環境」で自治体が変わる!/杉本裕明
 現実的な政策でごみ減量と水循環を推進──東京都八王子市

市民参加による資源循環のまち、ごみゼロを目指すまち──。こんな理想を掲げる自治体は多いが、プランの作りっぱなしに終わるところも少なくない。そんな中、東京都八王子市は、実現可能性を優先し、成果を挙げてきた。ごみ減量と水循環の二つの分野の取り組みを見た。


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●“地域”というセーフティネット/田中元
 動き始めた「介護者支援」の取り組み

「介護の社会化」をめざした介護保険制度がスタートして10年。要介護者ケアへの取り組みは大きく進んだ。だが、その一方で介護者への支援は、まだ道半ばといえる。介護疲れによる自殺や介護うつ、さらには介護者の生活破綻など、介護を巡る事件や問題は後を絶たない。だが、それでも地域の現場では、さまざまな取り組みが進みつつある。


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●議会改革リポート[変わるか!地方議会]
 「通年議会&基本条例で、町民と歩む協働型議会へ──神奈川県開成町議会


三重県議会は8月2日、大阪市内で「第6回全国自治体議会改革推進シンポジウム」を開いた。今回のテーマは「地域主権下における自治体制度と議会の役割」。国の地域主権戦略会議で「議会内閣制」の導入を提言した橋下徹・大阪府知事がパネリストとして登場したこともあり、全国から550人を越える自治体議員などが参加した。「議会内閣制」をめぐって賛否両論が激しく激突、橋下知事は新たな案も明らかにした。今後の地域主権戦略会議、地方行財政検討会議の議論にも影響を及ぼしそうなシンポの内容を詳報する。

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【連載】
●ガバナンストピックス
 林建共働で林地整備を
 ──「森林再生と平成検地」シンポジウム開催

●童門冬二の日本列島・諸国賢人列伝
 帆足万里(4) 和漢洋の統合

●女性首長リレー連載・仕事のモットー ワ・タ・シ流
 ――京都府与謝野町長 太田貴美

●ザ・キーパーソン/清水真人
●金丸弘美の「食と地域」の旅日記
●分権改革を追う/青山彰久
●市民の常識VS役所のジョウシキ/今井照
●地域主権改革と自治体実務──政策法務型思考のススメ/分権型政策法務研究会
●自治体職員冬の時代の「人事戦略」/稲継裕昭
●市民と行政を結ぶ情報公開・プライバシー保護/奥津茂樹
●公務職場の人・間・模・様/金子雅臣
●もっと自治力を!広がる自主研修・ネットワーク
――東北まちづくりオフサイトミーティング
●「自治体議会学」のススメ/江藤俊昭
●リーダーズ・ライブラリ
[著者に訊く!/『ビッグイシューの挑戦』佐野章二

●DATA・BANK2010 自治体の最新動向をコンパクトに紹介!
・霞が関エクスプレス
・地方公務員それぞれの事情/杉元政光
・疋田幸子の職場が元気になるサプリ
・モノ言う自治体職員/自治体職員有志の会
・地域おこしのヒント/椎川忍


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【カラーグラビア】
●つながり2010──人、ここに生きる/大西暢夫
 “重症心身障害”とともに――みちのく療育園(岩手県矢巾町)


●島の唄を訪ねて/芥川仁
 粟島(新潟県粟島浦村)

●リアルとネットをつなぐ ご当地愛キャラ
 やなな(岐阜市柳ケ瀬商店街)


●FACE
 三隅説夫(NPO法人広報駆け込み寺代表)

●特別企画
 自治体総合フェア2010

●特別対談企画
 清原慶子(東京都三鷹市長)×大井川和彦(マイクロソフト執行役常務)
 ――オープンな組織風土を生かし、最先端のまちづくり

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