月刊 ガバナンス 2019年8月号 特集:過疎地域の持続可能性 ぎょうせい/編集|地方自治、法令・判例のぎょうせいオンラインショップ

月刊 ガバナンス 2019年8月号 特集:過疎地域の持続可能性

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編著者名
ぎょうせい
判型
A4変型
商品形態
雑誌
雑誌コード
13321-07
図書コード
7135001-19-080
ISBNコード
発行年月
2019/08
販売価格
1,100 円(税込み)

内容

本誌の特徴:■地方公務員の仕事をサポートし、“共感”を得られる雑誌づくりをめざしています。■自治体の“改革・改善”を応援します。■地域づくりに役立つ情報を提供し、“地域力、自治力”を高めます。■自治体現場の“政策力、実践力、発信力”を高めます。■ともに地域を創る「共治」をめざす、地域づくりに携わるすべての人々のための“自治総合情報誌”です。
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過疎地域の持続可能性

昨年は約43万人が減少し、本格的な人口減少社会を迎えた日本。長らく少子高齢化と人口減少が続いてきた過疎地域では、無居住化する集落も増え始めている。こうした中、2021年3月に現在の過疎法が期限を迎えることを見据えて、新たな過疎対策のあり方を検討している総務省の過疎問題懇談会は今年4月、中間的整理を公表。そこでは「過疎対策の意義を新たにとらえ直す必要」があるとしたうえで、これからの過疎地域の役割として、「先進的な少数社会(多自然型低密度居住地域)」として国土や地域の価値を維持することなどを掲げ、新たな理念も検討する必要があるのではないかとしている。今月はこの議論も踏まえながら、過疎地域の持続可能性について考えてみたい。


■過疎地域の役割と新しい対策──新過疎法を展望する/小田切徳美


小田切徳美氏
現行過疎法は2021年3月に失効する。新過疎法では、過疎対策としては、依然として、「格差是正と内発的発展支援の二兎」を追うことが必要であり、むしろその強化が求められている。そして、こうした様々な取組みの前提となるのは、将来の過疎地域のあり方である。

■集落の無居住化と「むらおさめ」──どうしても守れない集落をどのように捉えるか
 /作野広和

■過疎地域が持続するための条件──循環型社会への先着可能性/藤山 浩

■都市にとっての農山漁村、農山漁村にとっての都市──維持可能な社会に向けて
 /青山彰久

■限界集落はなぜ消滅に至らないのか?/山下祐介

■過疎債ソフトの成果と課題/沼尾波子

■地域おこし協力隊──10年の成果と課題/田口太郎

〈取材リポート〉

◇地域づくり協議会13年の歩みを振り返り再構築の方針を策定/兵庫県佐用町

◇「SDGs未来杜市」として資源やエネルギーの地域内循環を追求/岡山県真庭市

【キャリアサポート面】

キャリサポ特集:自治体職員の休日の取り方、使い方


働き方改革の一環で「休む」ことに注目が集まっています。ところが多様化する行政サービス・職員削減の中で、休むこと自体が厳しい自治体職場・職員も多いのではないでしょうか。長期休暇を取る人が多いこの季節に、自治体職員の休日の取り方と使い方について考えてみます。

■職員のモチベーションと“休み方”/太田 肇

〈私の“休み”取得術・活用術〉

■女性職員・管理職のマネジメント術/柳田 香

■「家族との時間」を大切にしながら「まちづくり」に取り組む/奥貫賢太郎


連載

■管理職って面白い! アクティブ・ラーニング/定野 司

■「後藤式」知域に飛び出す公務員ライフ
 公共交通からの学び――多様化するニーズと手段のマッチングの重要性/後藤好邦

■誌上版!「お笑い行政講座」/江上 昇

■独立機動遊軍 円城寺の「先憂後楽」でいこう!/円城寺雄介

■AI時代の自治体人事戦略/稲継裕昭

■働き方改革その先へ!人財を育てる“働きがい”改革/高嶋直人

■未来志向で考える自治体職員のキャリアデザイン/堤 直規

■そこが知りたい!クレーム対応悩み相談室/関根健夫

■ファシリテーションdeコミュニケーション/加留部貴行

■“三方よし”の職場づくり/奥田一平

■誰もが「自分らしく生きる」ことができる街へ/阿部のり子

■「立法分権」の戦略/礒崎初仁

■地方分権改革と自治体実務──政策法務型思考のススメ/分権型政策法務研究会

■もっと自治力を!広がる自主研修・ネットワーク/自主研チャレンジ!!(茨城県)



巻頭グラビア


□シリーズ・自治の貌/金子ゆかり・長野県諏訪市長
 「全身全霊」「健康長寿」をモットーに、「透明度日本一のまち」へ

金子ゆかり氏
「『透明度日本一のまち 輝く諏訪』の実現へ」と題したマニフェストを掲げて2015年4月の市長選で初当選した長野県諏訪市の金子ゆかり市長。今春、無投票で再選し、「全身全霊」「健康長寿」をモットーに、「透明度日本一のまち」の実現に邁進する。



連載


□童門冬二の日本列島・諸国賢人列伝 新・小島蕉園(四) 幕府役人の再教育


取材リポート


□新版図の事情──“縮む社会”の現場を歩く/葉上太郎
V7が市販酒を旨くした【福島酒7年連続日本一の秘密(10)】
原発事故、続く苦悩

全国新酒鑑評会(独立行政法人・酒類総合研究所などが主催)に出品する酒は、市販酒とは全く別物として造る酒蔵が多かった。このため金賞蔵の酒を飲んで、がっかりした経験を持つ人は、少なからずいるはずだ。だが、福島県には「鑑評会に出す酒の廉価版を造ろう」という考え方で市販酒の底上げを図った蔵が多い。それが福島酒のファンを増やしていった。


□現場発!自治体の「政策開発」
産官学金連携の再エネで地域に恩恵と力をもたらす
 ──地域貢献型再生可能エネルギー事業(兵庫県洲本市)


兵庫県と淡路島3市は、地方が主役の持続成長モデルの実現をめざした「あわじ環境未来島構想」を推進。各地域の特性を活かし、エネルギーの持続、農と食の持続、暮らしの持続に取り組んでいる。その中で洲本市は、バイオマスと太陽光などを利活用した再生可能エネルギー事業に力を入れている。地域の資源を生かして、域学連携を進めるとともに、産官学金連携による地域貢献型の事業展開を図っているのが特徴だ。


□議会改革リポート【変わるか!地方議会】
市民の意見を踏まえ、さらなる議会のバージョンアップを──愛知県岩倉市議会

愛知県岩倉市議会は6月に発表された早稲田大学マニフェスト研究所による「議会改革度調査2018」ランキングで全国4位に躍進(前年度よりプラス14)。各種の市民参加の場に加え、昨年度からは議会サポーター、委員会による代表質問を始めた。市民の意見を踏まえ、さらなる議会のバージョンアップを図ろうとする同市議会を取材した。


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●Governance Topics

□地方議員選における政策ビラの効果などを議論
 /日本地方政治学会・日本地域政治学会が研究大会を開催

□「これからの農村政策を考える」をテーマにシンポジウムを開催
 /中山間地域フォーラム

□「原点回帰─複業で地域を支える」をテーマに第14回建設トップランナーフォーラムを開催
 /建設トップランナー倶楽部


連載


□ザ・キーノート/清水真人

□自治・分権改革を追う/青山彰久

□新・地方自治のミ・ラ・イ/金井利之

□自治体のダウンスケーリング戦略/大杉 覚

□市民の常識VS役所のジョウシキ/今井 照

□“危機”の中から──日本の社会保障と地域の福祉/野澤和弘

□自治体の防災マネジメント/鍵屋 一

□Bizモデルの地域づくり/小出宗昭

□市民と行政を結ぶ情報公開・プライバシー保護/奥津茂樹

□公務職場の人・間・模・様/金子雅臣

□いのち支える人々──自殺対策の現場から/玉木達也

□議会局「軍師」論のススメ/清水克士

□「自治体議会学」のススメ/江藤俊昭

□リーダーズ・ライブラリ
[著者に訊く!/『地域をまわって考えたこと』小熊英二]


カラーグラビア

□技・匠/大西暢夫
 山と川と人間が共存──サンショウウオ漁名人・平野千代一さん(福島県檜枝岐村)

□わがまちの魅どころ・魅せどころ/高知県黒潮町
 人・自然・地域が一体となり、まちの未来を切り拓く

□山・海・暮・人/芥川 仁
 意気盛んな開拓集落──奈良県吉野郡吉野町殿川

□土木写真部が行く~暮らしを支える土木構造物
 耶馬溪ダム~耶馬溪に抱かれた「期待の水瓶」

□人と地域をつなぐ─ご当地愛キャラ/ふれきんちゃん(熊本県長洲町)

□クローズ・アップ  埼玉県が全庁的な「フードドライブ」を実施

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■DATA・BANK2019 自治体の最新動向をコンパクトに紹介!

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図書分類

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