月刊 ガバナンス 2024年2月号  特集1:外国人住民と共に生き、共に暮らす地域 特集2:「不毛な忙しさ」脱却のすすめ|地方自治、法令・判例のぎょうせいオンライン
試し読み

月刊 ガバナンス 2024年2月号  特集1:外国人住民と共に生き、共に暮らす地域 特集2:「不毛な忙しさ」脱却のすすめ

クレジットカード払い・コンビニ支払い・請求書払い 対応

編著者名
ぎょうせい
判型
A4変型
商品形態
雑誌・電子書籍
雑誌コード
13321-02
図書コード
7135001-24-020
8179040-24-020
ISBNコード
発行年月
2024/02
販売価格
1,320 円(税込み)

内容

年間購読をご希望の方はこちらからお求めください。  その他バックナンバーはこちらからお求めください。本誌の特徴:■地方公務員の仕事をサポートし、“共感”を得られる雑誌づくりをめざしています。■自治体の“改革・改善”を応援します。■地域づくりに役立つ情報を提供し、“地域力、自治力”を高めます。■自治体現場の“政策力、実践力、発信力”を高めます。■ともに地域を創る「共治」をめざす、地域づくりに携わるすべての人々のための“自治総合情報誌”です。




令和6年能登半島地震の被災地・被災者の皆さまに心よりお見舞い申し上げます。
 1月1日に発生した能登半島地震とそれに続く地震活動により被災された皆さまに心よりお見舞い申し上げます。また、今回の震災にあたって、昼夜を問わず業務を遂行されている自治体の首長、議員、職員の皆さまに心より敬意を表します。
 被災地の一日も早い復旧・復興を祈念しております。

月刊「ガバナンス」編集部一同

 

●特集1 外国人住民と共に生き、共に暮らす地域

2019年4月に従来の専門的・技術的分野に限定せず幅広く外国人材を受け入れるようになってから、国内に在留する外国人は増加し、各地で「多文化共生」の施策や取組みが本格化している。在留外国人数はコロナ禍で一時減少したが、再び増加に転じ、2023年6月末には約322万人と過去最高を更新。コロナ後に社会経済活動が活発化し、改めて人口減少や人材不足が深刻化するなかで、日本で暮らす外国人住民を取り巻く環境がどうなっているのか。多文化共生のこれからをどう描いていくべきか。外国人と共に生き、暮らす地域という視点から考えたい。

■地方圏市町村における外国人の状況と外国人関連施策

塚﨑裕子
大正大学社会共生学部教授

少子高齢化に伴う労働力不足の深刻化等を考えると、在留外国人増加のスピードはこれから勢いを増すことが予想される。外国人との共生のための環境づくりが整わないうちになし崩し的に実態だけが進んでしまうことは避けなければならない。多様性を認め合い、活かす共生社会の着実な構築が求められる。

 

  • ■地域における「多文化共生」の現在地──いま必要な地域づくりの視点とは/田村太郎
    現存する中では全国で5番目に古い長野県の小諸市動物園。小諸城址の公園「懐古園」内にある。人口約4万1500人の自治体に開設された小規模動物園だけに、老朽化した施設に十分な投資がなされてきたわけではなかった。市は2026年の開園100周年に向けて再整備を進めているが、多くの制約がある。両側を崖に挟まれた特殊な地形、展示にテーマを持たせようにも計画通りにいかない動物の移動や更新。小規模動物園ならではの悩みと挑戦が続く。
  • ■コロナ禍を経て日本で生きる外国人たちのリアル/室橋裕和
    日本人は、地元の産業を支えている外国人の存在を知らない人も多い。外国人のほうも、仕事と仕送りばかりで日本社会に関心を持つ余裕がない人もいる。互いの生活も視線も、交わることがない。それが現状だ。しかし関係を深めることで生まれてくる価値観や文化があるかもしれないし、災害など大きな出来事が起きたときに助け合う原動力にもなる。日本人も外国人も、そのために一歩お互いに踏み込んでいくことが必要なのだろうと思う。
  • ■外国人散在地域の支援と地域づくり/内海由美子
    その地域を選び、長く住みたいと思うかどうかには、共に地域に暮らす外国人を理解しようとしているかどうかという日本人側の意識が大きく関わっているのではないだろうか。外国人との間でトラブルが発生したときに、双方の立場から原因を探り解決に向けて歩み寄ろうとする意識の醸成は、市民活動の場である日本語教室でこそ可能である。同時に、日本語教育の質を保証する専門人材の育成を含めた体制整備が、外国人散在地域においても求められている。
  • ■外国人児童生徒をダブルリミテッドにしない地域とは/丹羽典子
    外国人児童生徒がダブルリミッテッド状態になるきっかけは多々ある。この状態にならないようにするには、一個人でできることはわずかだが、その個人を支える地域社会があれば、大きな力を発揮できる。「外国人児童生徒をダブルリミテッドにしない」ということは当事者だけの利益に留まらず、地域活性化の起爆剤として働くにちがいない。
  • ■地域における外国人医療と医療通訳士の存在/小笠原理恵
    外国籍住民の保健医療や健康問題は、もはや都市部と一部の集住地域だけの問題ではない。地方都市や過疎地域の医療や介護の現場では、「日本人=支援する側、外国人=支援される側」という既成概念を見直す時期に来ているのかもしれない。「日本人」、「外国人」という色眼鏡を捨てて、国籍に関係なく「ひと」として接するスキルを養うことこそ、これからの多文化共生だろう。
  • ■〈取材リポート〉あらゆる人に必要な情報を届ける「伝わる日本語」に取り組む/東京都港区
    東京都港区は約2万人の外国人が居住する国際色豊かな都市だ。2020年に東京23区で初めて、WEBサイト上に「やさしい日本語」による専用ページを開設するなど、外国人等に向けた情報発信に力を入れてきた。こうした実践を起点に、22年度からは、あらゆる人に必要な情報が確実に届く「伝わる日本語」へと取り組みを拡大。多様な背景やニーズをもつ住民などに向けた情報発信やコミュニケーションのあり方を探っている。

 

●特集2 「不毛な忙しさ」脱却のすすめ

毎日必死に働いてはいるけれど、達成感からはほど遠い。仕事に目的意識を持てず、ただ仕事のための仕事に追われるばかり。──本来、自治体職員の仕事は、地域の幸せ、そこに住まう人の幸せにつながっているという実感を得やすいはずですが、実際には人手不足や社会課題の複雑化、組織のあり方といったさまざまな背景から、「不毛な忙しさ」で疲弊している人が多くいます。地域のウェルビーイング実現は、まず働く「私」自身とその「職場」のウェルビーイングがあってこそ。今号では、自治体職員の幸せな働き方について考えます。

■「不毛な忙しさ」で消耗しない組織づくりのために/柴田励司
■ディーセントワーク概念からみた会計年度任用職員制度/川村雅則
■ポジティブ思考で変える仕事との向き合い方──やりがいと楽しさは自分がつくる/中本正樹

 

キャリアサポート連載

■管理職って面白い!BATNA(バトナ)/定野 司 ■「後藤式」知域に飛び出す公務員ライフ
2つの自治から考えるこれからの「地域自治」/後藤好邦
■誌上版!「お笑い行政講座」/江上 昇 ■〈公務員女子のリレーエッセイ〉あしたテンキにな~れ!/庄田みなみ ■自治体DXとガバナンス/稲継裕昭 ■自治体職員なら知っておきたい!公務員の基礎知識/高嶋直人 ■そうだったのか!!目からウロコのクレーム対応のワンヒント/関根健夫 ■自治体法務と地域創生──政策法務型思考のススメ
/津軽石昭彦(関東学院大学地域創生実践研究所)
■キャリアを拓く!公務員人生七転び八起き/堤 直規 ■〈リレー連載〉Z世代ズム~つれづれに想うこと/吉村彼武人 ■ただいま開庁中!「オンライン市役所」まるわかりガイド/近藤和人 ■地域の“逸材”を探して/寺本英仁

 

●巻頭グラビア

自治・地域のミライ
後藤圭二・大阪府吹田市長
利他的支援やNATSなどの自治体間連携で、持続可能性を探る

後藤圭二・大阪府吹田市長(66)。中核的な都市として「利他的な役割がある」と語る。災害時にその対応の拠点となるのが危機管理センター。危機管理室やオペレーションルームなどの災害対策機能をワンフロアに集約、常設化し、昨年4月に本格稼働した。

 

取材リポート

  • □新版図の事情──“縮む社会”の現場を歩く/葉上太郎
    遭難、帰還、そして米に出会う【「天のつぶ」の物語(4)】
    原発事故、続く模索47

    福島県が開発した「天のつぶ」は不思議な米だ。猪苗代町がドバイの最高級ホテルで使われるトップブランド米に育て上げた一方で、家畜の飼料用米として味など関係なく栽培している地区もある。後者は原発事故で深刻な被害を受けた太平洋岸に多いとされ、食米として出始めた人気の足を引っ張るのではないかと懸念されている。だが、一度は全町避難をした富岡町では、天のつぶに惚れ込み、美味しさを追求している農家もいる。
  • □自治体政策最前線──地域からのイノベーション11
    インバウンド戦略──台湾の台南市に職員が滞在し外国人観光客誘致を推進(群馬県みなかみ町)

    群馬県みなかみ町は、DMOとして登録されているみなかみ町観光協会と連携し、台湾やタイを中心にしたインバウンドに力を入れている。台湾の台南市に職員を派遣し、友好都市協定を締結して交流を深めるとともに、現地の旅行会社にツアー造成を働きかけ、台湾からの誘客に成果を上げている。コロナ禍後もインバウンド戦略に基づき、オーストラリアや米国など重点ターゲットを設定して年間4万6000人泊の誘客をめざしている。

 

    ●Governance Focus
  • □小規模動物園、再整備の理想と現実──長野県小諸市、開園100周年の挑戦/葉上太郎
    現存する中では全国で5番目に古い長野県の小諸市動物園。小諸城址の公園「懐古園」内にある。人口約4万1500人の自治体に開設された小規模動物園だけに、老朽化した施設に十分な投資がなされてきたわけではなかった。市は2026年の開園100周年に向けて再整備を進めているが、多くの制約がある。両側を崖に挟まれた特殊な地形、展示にテーマを持たせようにも計画通りにいかない動物の移動や更新。小規模動物園ならではの悩みと挑戦が続く。

 

    ●Governance Topics
  • □金属スクラップヤード等の適正化に向けて規制条例を制定──千葉県
    県内に金属やプラスチック、これらを含む混合物が保管されているスクラップヤードが多数設置されている千葉県は、「千葉県特定再生資源屋外保管業の規制に関する条例(金属スクラップヤード等規制条例)」を制定した。収集された金属スクラップや使用済みプラスチックの不適切な屋外保管などによる環境悪化を防止するのがねらいだ。ヤード等の遵守基準を明確化し、事業許可の取得を義務付けるとともに、違反に対する命令や罰則などを定めている。
  • □ミニ・パブリックスの最新動向や実践・研究を報告──第9回日本ミニ・パブリックス研究フォーラム
    日本国内での「ミニ・パブリックス」の研究や実践に関わる研究者や市民で構成され、その手法を社会に広めるための活動を行っている日本ミニ・パブリックス研究フォーラムは、12月16日に第9回のフォーラムを都内で開催した。コロナ禍でオンライン開催を余儀なくされてきたが、3年ぶりに会場に集い、事例の共有や最新の研究報告を行った(会場とオンラインのハイブリッド形式)。

 

連載

□自治・分権改革を追う/青山彰久 □新・地方自治のミ・ラ・イ/金井利之 □地域発!マルチスケール戦略の新展開/大杉 覚 □市民の常識VS役所のジョウシキ/今井 照 □“危機”の中から──日本の社会保障と地域の福祉/野澤和弘 □地域経済再生の現場から~Bizモデルの中小企業支援/岩橋宏幸(Kishi-Biz) □自治体の防災マネジメント/鍵屋 一 □市民と行政を結ぶ情報公開・プライバシー保護/奥津茂樹 □公務職場の人・間・模・様/金子雅臣 □生きづらさの中で/玉木達也 □議会局「軍師」論のススメ/清水克士 □地方議会シンカ論/中村 健(早稲田大学マニフェスト研究所) □「自治体議会学」のススメ/江藤俊昭 □From the Cinema その映画から世界が見える
『ビヨンド・ユートピア 脱北』/綿井健陽
□リーダーズ・ライブラリ
[著者に訊く!/『ギフティッドの子どもたち』⻆谷詩織]

 

カラーグラビア

□つぶやく地図/芥川 仁
誇り高き突きん棒漁師の竿仕舞い──大分県臼杵市風成
□技の手ざわり/大西暢夫
伝統の大島紬を織り成す泥染めの技──【大島紬・泥染め】肥後染色(鹿児島県龍郷町)
□わがまちDiary──風景・人・暮らし
四季折々の原風景が息づく「ふるさと」が体感できるまち(長野県飯山市)
□クローズアップ
鯉がカルパッチョで食べられる日──長野県佐久市、「佐久鯉」の新基軸


●特別企画
□関係人口拡大に寄与するプログラム「放課後企業クラブ」
地方自治体と民間企業のフラットな関係で新たな価値を創出──北海道北竜町

 

■DATA・BANK2024 自治体の最新動向をコンパクトに紹介!

※かまくらの里
*ザ・キーノートは休みます。

 

図書分類

最近見た書籍

  • 行政・自治
    月刊 ガバナンス 2024年2月号  特
    1,320円(税込み)

新着書籍

  • 行政・自治
    地方選挙の手引 令和6年(予約)
    2,970円(税込み)
  • 法曹・法務
    所有者不明私道への対応ガイドライン(第2
    330円(税込み)

売れ筋書籍ランキング