月刊 ガバナンス 2023年2月号  特集:地域包括ケア・共生社会を紡ぎ直す|地方自治、法令・判例のぎょうせいオンライン

月刊 ガバナンス 2023年2月号  特集:地域包括ケア・共生社会を紡ぎ直す

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編著者名
ぎょうせい
判型
A4変型
商品形態
雑誌・電子書籍
雑誌コード
13321-02
図書コード
7135001-23-020
8173115-00-000
ISBNコード
発行年月
2023/02
販売価格
1,100 円(税込み)

内容

年間購読をご希望の方はこちらからお求めください。  その他バックナンバーはこちらからお求めください。本誌の特徴:■地方公務員の仕事をサポートし、“共感”を得られる雑誌づくりをめざしています。■自治体の“改革・改善”を応援します。■地域づくりに役立つ情報を提供し、“地域力、自治力”を高めます。■自治体現場の“政策力、実践力、発信力”を高めます。■ともに地域を創る「共治」をめざす、地域づくりに携わるすべての人々のための“自治総合情報誌”です。




●特集 地域包括ケア・共生社会を紡ぎ直す

超高齢社会を迎え、介護保険制度が創設されて以降、地域では高齢者を支えるさまざまな取り組みが進められてきた。その核となるのが、要介護状態になっても住み慣れた地域で自分らしい暮らしを続けられるよう、住まい・医療・介護・予防・生活支援などが一体的に提供される地域包括ケアシステムの構築だ。さらに近年では、その理念を普遍化し、障害がある人や子どもなども含めて、地域を丸ごと支える「地域共生社会」づくりが進められてきた。だが、そこにコロナ禍が襲来。ケアや支援にとって重要な、人と人、人と社会とのつながりが大きく妨げられた。地域には今、それをどう紡ぎ直していくかが問われている。コロナ禍の影響も含めて考えてみたい。


■アフターコロナ・ウィズコロナの時代の地域包括ケア
/高橋紘士

大森 彌

高橋紘士 元高齢者住宅財団理事長
地域包括ケア、地域共生社会を取り巻く近年の動向は、地域社会を基盤とする基礎自治体に大きな課題を提起している。人口減少を伴う少子高齢化の進行のなかで、住民の「地域生活課題」の解決を図るには、改めて基礎自治体の政策的な取組みと具体的な地域社会との協働体制の構築が必要になるだろう。

■地域共生社会への課題/野澤和弘 ■地域ケアの現場で何が起きていたのか/池田昌弘 ■フレイル対策をどう進めるか──高齢者の生活不活発を基盤とする
健康二次被害(コロナ・フレイル)/飯島勝矢
■求められる市町村の創意工夫、「制度頭」の脱却を
──地域の実情に応じた高齢者支援の方向性/三原 岳
■介護保険財政の根本問題と地域におけるケア・ニーズの充足/高端正幸 ■介護人材不足への対応と処方箋/結城康博 ■深刻化する孤独・孤立にどう向き合うか/石田光規


【キャリアサポート面】

●キャリサポ特集
異動・担当替えをプラスに変える!
「引継ぎ」の極意

年度の変わり目、異動シーズンが間近にせまっています。異動に加えて、退職・入庁による人員構成の変更や、同じ部署内での担当替えも、この時期の公務職場にはつきものです。――「こんな短期間での引継ぎなんてムリ!」「引継書、つくるのが大変」「前任者が『あとはよろしく』だけで、ちゃんと資料を残してくれていない……」。とかくマイナスに捉えられがちな引継ぎですが、スムーズにバトンの受け渡しをするにはどうすればよいでしょうか。今回は、業務改善につなげることができる、前任・後任ともに次の業務に生き生きと当たれる、そんなプラス思考の引継ぎの進め方について考えます。

■未来を引き継ぎ、組織にイノベーションを起こそう!/定野 司 ■Win‒Winを実現する引継ぎテクニック/安部浩成 ■引継ぎの心理学/金井利英子


連載

■管理職って面白い!  計画のグレシャムの法則/定野 司 ■「後藤式」知域に飛び出す公務員ライフ
若い子育て世代に選ばれる街・流山市の秘密/後藤好邦
■誌上版!「お笑い行政講座」/江上 昇 ■〈公務員女子のリレーエッセイ〉あしたテンキにな~れ!/小嶋栄子 ■自治体DXとガバナンス/稲継裕昭 ■働き方改革その先へ!人財を育てる“働きがい”改革/高嶋直人 ■キャリアを拓く!公務員人生七転び八起き/堤 直規 ■そこが知りたい!クレーム対応悩み相談室/関根健夫 ■宇宙的公務員 円城寺の「先憂後楽」でいこう!/円城寺雄介 ■次世代職員から見た自治の世界/菅 花穗 ■ただいま開庁中!「オンライン市役所」まるわかりガイド/片山奈桜子 ■誰もが「自分らしく生きる」ことができる街へ/阿部のり子 ■自治体法務と地域創生──政策法務型思考のススメ/出石 稔(関東学院大学地域創生実践研究所) ■にっぽんの田舎を元気に!「食」と「人」で支える地域づくり/寺本英仁



●巻頭グラビア
自治・地域のミライ 
箕野博司・広島県北広島町長
「協働のまちづくり」を土台に新しい時代に挑戦する

 箕野博司
箕野博司・広島県北広島町長(67)。10年かけて「協働のまちづくり」を進めてきたが、コロナ禍で「人と人とのつながりが希薄化しているのが心配」と話す。特にそれが現れているのが葬儀だという。


連載


□童門冬二の日本列島・諸国賢人列伝
一斎先生の相談──源頼朝たち転生者(三)

取材リポート

□新版図の事情──“縮む社会”の現場を歩く/葉上太郎
「復興」に風評被害が襲いかかる【汚染処理水放流⑴宮城県の不安】
原発事故、続く模索㉟

冷し続けなければ暴走する東京電力福島第1原子力発電所。その冷却に使われた放射能汚染水が今年、「処理」されて海洋放出される。風評被害が起きるのは必至とされており、最も大きなダメージを受けるのは漁業だろう。ただ、福島県ばかりではない。もしかしたら宮城県の方が別の意味で深刻かもしれない。「津波で全てを失ったところから、ようやく復興を成し遂げたのに……」。漁師は不安の真っ只中にある。


□現場発!自治体の「政策開発」
公民連携で公共FMを実践し資産を効率的に管理・活用──包括施設管理業務発展型(群馬県沼田市)

群馬県沼田市は、公共施設の管理・有効活用にファシリティマネジメント(FM)を推進している。その一環として、施設管理の質の向上と効率化によるコスト削減に向け、市庁舎の建物・設備の管理や保安警備などを一括して民間事業者に委託する包括管理を導入。それを市内公共施設へ広げている。また、FM施策に関する民間提案制度を実施し、公民連携による公共資産の有効活用で持続可能な自治体経営をめざしている。

●Governance Focus
□孤立から光の当たる存在へ──鳥取県手話言語条例の10年/葉上太郎

●Governance Topics
□地域自治の視点からエネルギーのあり方を議論──第53回『都市問題』公開講座 □持続可能な地域社会の構築に向けたデジタル化をどう進めるか──日本弁護士連合会シンポジウム

連載


□ザ・キーノート/清水真人 □自治・分権改革を追う/青山彰久 □新・地方自治のミ・ラ・イ/金井利之 □地域発!マルチスケール戦略の新展開/大杉 覚 □市民の常識VS役所のジョウシキ/今井 照 □“危機”の中から──日本の社会保障と地域の福祉/野澤和弘 □自治体の防災マネジメント/鍵屋 一 □市民と行政を結ぶ情報公開・プライバシー保護/奥津茂樹 □公務職場の人・間・模・様/金子雅臣 □生きづらさの中で/玉木達也 □議会局「軍師」論のススメ/清水克士 □対話する議会・議員/佐藤 淳 □「自治体議会学」のススメ/江藤俊昭 □From the Cinema その映画から世界が見える 『二十歳の息子』/綿井健陽 □リーダーズ・ライブラリ
[著者に訊く!/『まずは小さくはじめてみる』大木浩士]


カラーグラビア


□技・匠/大西暢夫
和ろうそくの火を灯す最高級の蝋づくり──吉田製蝋所(和歌山県海南市)
□わがまちの魅どころ・魅せどころ
モータースポーツのまちに息づく海・山・大地の恵み/三重県鈴鹿市
□山・海・暮・人/芥川 仁
言葉ではない心の交流──青森県三戸郡新郷村戸来
□生業が育む情景~先人の知恵が息づく農業遺産
持続可能漁法として世界が注目する定置網モデル──氷見の持続可能な定置網漁業(富山県氷見地域)
□人と地域をつなぐ─ご当地愛キャラ
キーコ(北海道木古内町)
□クローズアップ
「共感し合える社会」へのシンボルに──鳥取県、全国初の「バリアフリー美術館」を開設へ


■DATA・BANK2023 自治体の最新動向をコンパクトに紹介!

※「もっと自治力を!広がる自主研修・ネットワーク」は休みます。

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