医療法人の事業承継のマニュアル本で定評を得る著者が、個人版事業承継税制の計画作成から認定要件、贈与から相続、個人から法人への切替確認、選択制の小規模宅地特例との比較、ドクター特有の事業承継対策を網羅して徹底解説するマニュアルです。
従来の法人版の事業承継税制の特例措置は医療法人を対象外としていますが、2019年度税制改正で創設された個人版事業承継税制は個人経営の医療機関を対象とします。2019年~2028年までの10年間の期間限定で、贈与や相続により事業承継した際の贈与税と相続税の税額を最大ゼロとする制度です。
目次
第1章 創設された個人版事業承継税制
第2章 納税猶予・免除の対象となる「特定事業用資産」
第3章 経営承継円滑化法による認定
第4章 贈与税の納税猶予・免除制度
第5章 相続税の納税猶予・免除制度
第6章 個人の事業用資産の贈与者が死亡した場合の相続税の課税の特例
第7章 小規模宅地等の評価減特例と個人版事業承継税制
第8章 個人開業医の医療法人化と事業承継
第9章 事業承継に役立つ対策編
編著者プロフィール
青木惠一(あおき けいいち)/監修
税理士・行政書士。(公社)日本医師会有床診療所委員会委員、(公社)日本医業経営コンサルタント協会税制専門分科会委員長、MMPG副理事長など。
[主な著書]
『新税制・医療法対応 医療法人の事業承継完全ガイド』(ぎょうせい)『完全理解!医療法人の設立・運営・承継と税務対策』『医療法人の相続・事業承継と税務対策』(税務研究会)
税理士法人青木会計/著
平成4年6月1日に設立された青木惠一税理士事務所が平成14年6月に組織変更して税理士法人青木会計となる。業務の中心は、医科・歯科クリニックなど医療機関に対する税務及びコンサルティング、相続税申告や相続税対策を行う資産税対応。