●特集 W/Aコロナ時代の自治体職員
2021年がスタートする。2020年はまさに新型コロナに明け暮れた1年だった。だが、世界の感染拡大は続いており、新しい年もまたwithコロナ時代の真っ只中といえる。それでも地域・自治体は前を向いて進んでいかなければならない。With/Afterコロナを見据えて、自治体職員には何が求められ、何ができるのか、現場起点で共に考えたい。
■W/Aコロナ時代の自治体職員に求められること/稲継裕昭
■新型コロナ禍の地域と自治体職員──現場と国際機関からの地域づくり/富野暉一郎
■コロナ危機からの復興で自治体と自治体職員に何が求められるか
──東日本大震災の体験を踏まえて/津軽石昭彦
〈W/Aコロナ時代、自治体職員の挑戦〉
■自治体職員が地域の未来をプロデュースする/中軽米真人
■コロナ禍でも震災経験を伝え続ける~東日本大震災から10年目に向けて/鈴木由美
■“わたしごと”公務員を目指そう~コロナ禍の女性支援で見えたこと/坂本静香
■「つながり」と「ファシリテート」を原動力に/篠田智仁
■W/Aコロナ時代でも生き生きと仕事をし続けるために/榊田直美
■生活困窮者支援の現場から見た自治体の政策形成力/林 星一
■W/Aコロナ時代に立ち向かうために/石塚清香
■オンライン「ABD講座」事始め/田中裕子
■コロナ禍で考える「自治」の仕組み/山口美知子
■デジタルとエンターテイメントの力を活用して市民生活を豊かに/長井伸晃
■コロナ下で入庁した新人職員の挑戦/中西咲貴
■アフターコロナから考える今/田中弘樹
■「新たな日常」への変化の中で、いかに生きるか/橋口和彦
〈W/Aコロナ時代の自治体職員への期待──飛び出した元職員から〉
■公権力を持つ公務員としてすべきことをするために/前神有里
■自治体のデジタル化と人事が大きく変わる時代に、求められるチャレンジ/蒲原大輔
キャリサポ特集:キャリアデザインを描くヒント2020年は新型コロナウイルス感染症が世界を襲い、自治体は対応に追われ続けました。2021年もまだ先行きは見通せません。一方、コロナ禍で、デジタル化、働き方、人口移動、雇用、格差問題など、これまでの社会課題が一段と先鋭化・加速化した面もあります。不測の事態に対処し、変化への即応力が求められる時代。自治体職員はこれからを見据え、どんなキャリアデザインを描いていけば良いのでしょうか。年の初めにそのヒントを探ってみませんか。■変化に即応できる自治体職員のキャリアデザイン術 〈取材リポート〉
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巻頭グラビア
□シリーズ・自治の貌
枝広直幹・広島県福山市長
「五つの挑戦」「まるごと実験都市」で市の魅力を全国、世界に発信
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●連載
□童門冬二の日本列島・諸国賢人列伝 細川幽斎(十) 天下を反省させた文化力
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取材リポート
●取材リポート
□新版図の事情──“縮む社会”の現場を歩く/葉上太郎
向かい風ばかりの10年ではなかった【「福島醤油」日本一の情景(10)】
原発事故、続く模索
激震、津波、そして原発事故。福島県南相馬市鹿島区の若松味噌醤油店は、東日本大震災で最も深刻なダメージを受けた醤油蔵の一つだろう。中心になって切り盛りしている若松真哉さん(43歳)は、消防団員として津波犠牲者の捜索に当たり、3年間の避難生活も経験した。原発事故が引き金となった地域社会崩壊では、商売が根底から覆された。それでも、前を向いて走り続けた。
□現場発!自治体の「政策開発」
海外トップセールスで米などの特産品を売り込む
──DMO活動による農産物等輸出促進事業(新潟県新発田市)
県内有数の農業生産を誇る新潟県新発田市は、米などの特産品の輸出促進に力を入れている。コロナ禍前のインバウンドとの両輪によるDMO活動として始めた取り組みで、高品質な新発田産米などを売り込んで新発田の知名度を高めるのがねらいだ。市長自ら輸出先の台湾や香港、シンガポール、ニューヨークでトップセールスを行って新発田の魅力をアピール。関係機関との協議会も設立し、輸出量拡大に努めている。
□議会改革リポート【変わるか!地方議会】
全会一致の「政策決議提案」で政策の実効性を向上
──岩手県奥州市議会
岩手県奥州市議会は19年に「政策立案等に関するガイドライン」を策定した。常任委員会を中心にまとめた「政策決議提案」は決議案として全会一致で可決後、議場で市長に直接、提言書を提出。議会の意思決定として重みを持たせた提案によって政策の実効性を高めている。
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●Governance Topics
□創設15周年を記念し、オンラインで全国マネ友同窓会を開催
/早稲田大学マニフェスト研究所人材マネジメント部会
□コロナ禍の中での地方創生に向け現場発の事例やノウハウなどを共有
/シンポジウム「withコロナ時代の地方創生」
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連載
□ザ・キーノート/清水真人
□自治・分権改革を追う/青山彰久
□新・地方自治のミ・ラ・イ/金井利之
□自治体のダウンスケーリング戦略/大杉 覚
□市民の常識VS役所のジョウシキ/今井 照
□“危機”の中から──日本の社会保障と地域の福祉/野澤和弘
□自治体の防災マネジメント/鍵屋 一
□市民と行政を結ぶ情報公開・プライバシー保護/奥津茂樹
□公務職場の人・間・模・様/金子雅臣
□生きづらさの中で/玉木達也
□議会局「軍師」論のススメ/清水克士
□「自治体議会学」のススメ/江藤俊昭
□リーダーズ・ライブラリ
[著者に訊く!/『「仮住まい」と戦後日本』荒木田 岳]
カラーグラビア
□技・匠/大西暢夫
こだわりと技の奥行きの結晶──灯芯草と油煙墨(奈良県安堵町・奈良市)
□わがまちの魅どころ・魅せどころ/青森県鶴田町
湖と山と橋が織りなす鶴の郷
□山・海・暮・人/芥川 仁
閉山後も地域に受け入れられている「幸せな鉱山」──岡山県久米郡美咲町柵原地区
□土木写真部が行く~暮らしを支える土木構造物
若戸大橋~日本初の長大吊り橋
□人と地域をつなぐ─ご当地愛キャラ/トライくん(大阪府東大阪市)
□クローズ・アップ
核兵器禁止条約発効へ──被爆地・広島市の思い
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■DATA・BANK2021 自治体の最新動向をコンパクトに紹介!
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