連載 vol.42「つながる」力 東京で気付いたつながりの力──人脈は人生を豊かにしてくれるもの  【橋口和彦(鹿児島・鹿屋〈かのや〉市職員)】

地方自治

2022.07.18

本記事は、月刊『ガバナンス』2017年9月号に掲載されたものです。記載されている内容は発刊当時の情報であり、現在の状況とは異なる可能性があります。あらかじめご了承ください。
所属等は執筆(掲載)時点のものです。
※本コラムは主に自治体職員によるネットワークのメンバーがリレー形式で執筆します。

関東自主研サミットで「つながる力」を意識

 私が「つながる」力を意識したのは、内閣官房に出向中の2013年11月、第1回関東自主研サミットに参加したことがきっかけだった。関東近辺の自治体職員を中心とした自主研究グループが活動内容を発表し、ノウハウの共有や新たな自主研の立ち上げを応援しようとする集まりだった。東京に出向して1年半が過ぎ、自分なりに人脈も作ってきたつもりでいたが、このサミットへの参加が私の考えを大きく変えるものとなった。

 関東の自治体職員の自主的な活動を目の当たりにして、半ば焦りにも近い気持ちで14年4月に帰任した私は、県内や県を越えた自治体職員のつながりを求め、同年8月に開催された「第3回九州まちづくりオフサイトミーティング in 熊本」に参加した。ここでの出会いや九州各地で精力的に活動する自主研グループの視察を経て、15年3月に鹿屋市でも自主活動グループKANOVATION(カノベーション)を立ち上げることができた。

 鹿屋をイノベーションしたいという思いで集った仲間は、ゆるい活動を細々と続けている。そんなゆるい活動の中でも「第6回九州まちづくりオフサイトミーティング in 鹿児島」や福岡市の今村寛財政調整課長(当時)を招いて開催した「財政出前講座 with SIM2030 in かのや」には、九州内外から多数ご参加いただき、人がつながれば大きな力になることを実感した。

 東京で「つながる力」に気付かされ、帰任して実践した「つながること」への活動は、自らの仕事の幅を広くすることはもとより、職種や年齢に関係なく、さらなる人脈へと広がっていく原動力であると信じて私は行動している。仕事以外でも、自然災害で鹿屋市がニュースに出た時は、すぐに心配して連絡してくれる仲間が全国にいることにも幸せを感じている。

 東京出向中に私が受け取った諸手当は、これらの人脈づくりへと費やされ、地元に持ち帰ることなどなかったことは言うまでもないが、この人脈は、私の人生を豊かにしてくれることもまた言うまでもない。

(鹿児島・鹿屋〈かのや〉市職員/橋口和彦)

アンケート

この記事をシェアする

  • Facebook
  • LINE

ご購読なら年間購読がお薦め!複数年でさらにお得です。

オススメ

月刊 ガバナンス(年間購読)

発売

ご購入はこちら

すぐに役立つコンテンツ満載!

地方自治、行政、教育など、
分野ごとに厳選情報を配信。

無料のメルマガ会員募集中

関連記事

すぐに役立つコンテンツ満載!

地方自治、行政、教育など、
分野ごとに厳選情報を配信。

無料のメルマガ会員募集中