社会的「養護」から社会的「養育」へ
制度の全体像と施設ごとの役割がわかります!
●すべての子どもが、適切な養育環境で、安心して自分をゆだねられる養育者によって養育される「あたりまえの生活」を保障するために何が必要でしょうか?
●社会的養護を取り巻く状況は大きく変わり、「社会的養育」という、より広い概念の中に位置づけられ、子育て支援との繋がりの中で親子分離が避けられない時に利用される福祉サービスとなっています。
◆社会的養護を構成する要素は様々あり、本書は各テーマについて約50名の執筆者によりQ&Aでわかりやすく記述しました。
◆現場で仕事として携わっている職員や研究者の解説に加え、元利用者による利用者の観点からも解説しています。
◆全体像を把握することも、必要な項目の確認にもご利用いただけます。
目次
第1章 社会的養護(養育)の基礎知識と仕組み
Q 社会的養護(養育)とは何ですか?
Q 支援が必要な子どもたちの抱えている課題とは何ですか?
Q 社会的養護の基本的な考え方について教えてください。 他
第2章 里親・ファミリーホーム・特別養子縁組
① 里親 ②ファミリーホーム ③特別養子縁組
Q 里親を希望したいのですが、里親制度のあらましを教えてください。
Q ファミリーホームとはどのようなところでしょうか。里親とはどう違うのでしょうか。
Q 特別養子縁組と普通養子縁組の違いについて説明してください。他
第3章 施設養護
①児童養護施設 ②乳児院 ③児童自立支援施設 ④児童心理治療施設 ⑤母子生活支援施設 ⑥自立援助ホーム
Q 児童養護施設で暮らす子ども達とはどのような状況なのですか?
Q 乳児院で暮らす子どもたちの状況について説明してください。
Q 児童自立支援施設で暮らす子ども達にはどのような背景がありますか? 他
第4章 これからの社会的養護(養育)のあり方
①子どもたちの暮らしと支援 ②保護者への支援 ③地域への支援
Q 自立支援とはどのような支援でしょうか?
Q 保護者への支援はなぜ必要なのでしょうか?
Q 子育て短期支援事業とはどのような事業ですか? 他
第5章 各機関に求められる役割と連携のあり方
Q 要保護児童対策地域協議会とは、どのような協議会ですか? 他
第6章 参考資料
著者紹介
一般社団法人 日本児童養護実践学会
児童養護施設職員や施設長など、社会的養護の実践に携わる人々と社会的養護の研究者等により構成される学会。社会的養護実践の科学化により、社会的養護の支援に寄与することを目的として2008年に創設。学会認定資格である社会的養護福祉士認定資格(初級、中級、上級)研修等により、現場職員の専門性向上にも取り組んでいる。