一方の枠配分は、局や部、課といった予算要求の単位ごとに、一定のルールで積算した金額をあらかじめ「枠」として配分し、それを超える要求は認めないかわり、そのなかでの使い方はお任せするというやり方です。予算要求額が膨張することを防げることに加え、各部局がそれぞれの実情に合わせて予算を積算するため、自主性が発揮されることが期待できます。事業を廃止にするなどの方法で節約したうちの一定割合は枠が増えるといった、「インセンティブ」の仕組みを盛り込むこともあると思います。