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自治体最新情報にアクセス|DATABANK2019 月刊「ガバナンス」2019年6月号

時事ニュース

2019.06.27

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月刊「ガバナンス」2019年6月号

●長期欠席議員の報酬を減額

 兵庫県養父市(2万4200人)議会は、「市議会議員の議員報酬等の特例に関する条例」を制定し、長期欠席議員の報酬を減額することにした。
 市議会の本会議や委員会などに出席できなくなった日から欠席日数を計算し、90日を超えた場合は長期欠席と見なし、月額報酬(一般議員で31万円)や期末手当を50%減額する。ただし、公務上の災害や出産による欠席は対象外とした。
(月刊「ガバナンス」2019年6月号・DATA BANK2019より抜粋)

●伝統野菜を改良した「川崎市農技1号」を品種登録

 川崎市(148万8000人)は、同市多摩区内の菅地区で古くから栽培されている伝統野菜「のらぼう菜」を品種改良した「川崎市農技1号」を種苗法に基づき品種登録した。
 同市農業技術支援センターは、06年から、のらぼう菜の収穫時期や収量などの特性について調査してきたが、その中で従来とは異なる、葉に光沢がある個体を発見。それを10年にわたり研究、自家受粉により選抜・育種し新品種を開発した。他のナバナに比べ茎の部分に筋がなく、アブラナ科特有の苦みもないのが特長。今後、新品種の市内生産者への普及方法や消費者へのPR方法、愛称の決定方法などを検討していく。
(月刊「ガバナンス」2019年6月号・DATA BANK2019より抜粋)

●眺望景観形成条例を制定

 金沢市(45万4400人)は、「金沢市における美しい眺望景観の形成に関する条例」を制定した。
 同条例では、市長は眺望景観を享受することができる地点を眺望点として指定することができるとしたうえで、眺望景観として「山並みへの眺め」(河川やそれに沿った街並み、その背景にある山並みによって一体的に構成される眺望景観)、「見下ろしの眺め」(台地や城跡などから一定の広がりもった街並みを見下ろす眺望景観)、「通りの眺め」(通りの街並みや通りの先の背景によって一体的に構成される眺望景観)、「見晴らしの眺め」(公園、緑地などからその背景にある自然の広がりを見渡す眺望景観)を定めた。
 さらに、市長は眺望点からの美しい眺望景観の形成のために必要な区域を眺望景観形成区域として指定し、区域ごとに建築物・工作物、緑化、広告、屋外照明、公共空間などについて眺望景観形成基準を設けるとした。
(月刊「ガバナンス」2019 年6月号・DATA BANK2019より抜粋)

●商工会とともに町のお土産の開発を支援

 兵庫県太子町(3万4300人)では、新たなお土産和菓子として、同町の特産品である「太子みそ」を使った焼きまんじゅうを発売。町にゆかりのある“聖徳太子”にまつわる伝統行事から「法伝哉(ほうでんや)」と命名された。
 法伝哉は、太子みその認知度を高めるため開発された。開発にあたり町と商工会が、町内の和菓子店に呼びかけ、名乗りを上げた店舗を支援。フードコーディネーターなどを迎え、商品のコンセプトや売り出し方を協議した。構想段階から発売までの様子は、町のFacebookなどで発信された。
 また、地元の小学校とも連携。参加した児童からは、「もっと特産品を広く知ってほしい」との提案があり、試食から情報発信のためのしおりの作成まで協力を得られることになった。このしおりは、商品販売時に配布し、商品や町のPRの一助として活用されている。
 法伝哉は開発店舗で購入できる。町では、商品を通じて、同町の認知度向上につなげたいと期待を寄せている。
(月刊「ガバナンス」2019年6月号・DATA BANK2019より抜粋)

●仮設団地を集約化

 熊本県益城町(3万3100人)は、16年4月の熊本地震を受けて建設された町内18か所の仮設団地を集約化する。仮設団地の入居率は、2月末現在で57.4%となっており、19年度中に災害公営住宅671戸が整備されると、約20%まで減少すると見込まれている。入居者が減少すると、相互の見守りや団地内のコミュニティが弱体化し、空き巣やごみの不法投棄などの問題の発生が危惧されることから、入居者の安心・安全な住環境を保つため、仮設住宅を集約することにした。
 今後、集約の方針に関する入居者説明会を開き、夏ごろに集約スケジュールを公表し、来年の6月ごろから入居状況などを参考に集約を開始することにしている。
(月刊「ガバナンス」2019年6月号・DATA BANK2019より抜粋)

●年輪プレートの婚姻証明書と出生記念証を贈呈

東京都清瀬市の年輪プレート

 東京都清瀬市(7万4800人)は、改元を記念し、市のシンボルツリーであるケヤキで作った年輪プレートの婚姻証明書と出生記念証をプレゼントしている。5月7日〜6月28日までの期間に婚姻届か出生届を提出し、緑地保全の取り組みに賛同し、500円以上の寄付をした人が対象(いずれも限定50枚ずつ)。
 年輪プレートは、市内のけやき通りの整備に伴い伐採したケヤキを有効活用して作成したもので、大きさは8cm〜14cm、厚さ2cm程度。出生記念証には新生児の名前と生年月日、身長、体重を焼き付けて贈呈。婚姻証明書は新郎・新婦の名前と結婚記念日を書き込めるデザインになっている。また、別に「令和」「平成」の元号を焼き付けた年輪プレートも販売している。
(月刊「ガバナンス」2019年6月号・DATA BANK2019より抜粋)

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