公務員男性の服――普通の服で好印象・信頼・清潔感は出せる
コラム6 自治体も脱スーツ !? 進むビジネスカジュアル化 『公務員男性の服――普通の服で好印象・信頼・清潔感は出せる』
キャリア
2024.08.06

この記事は5分くらいで読めます。
服装に悩める公務員男性のあなたへ、おすすめの一冊

公務員男性の服
――普通の服で好印象・信頼・清潔感は出せる 編著者名:古橋香織/著
販売価格:1,870 円(税込み)
詳細はこちら ≫
公務員にとって、第一印象は非常に重要。
清潔感がない、だらしない印象は、仕事の能力や信頼性にも影響を与えかねません。
『公務員男性の服 ――普通の服で好印象・信頼・清潔感は出せる』では、そうしたマイナスの印象を払拭し、誰もが持っている「普通の服」を活用して、好印象を与える方法を具体的に解説しています。
今回は「コラム6 自治体も脱スーツ !? 進むビジネスカジュアル化」をご紹介。
スーツからビジネスカジュアルへの転換が進む今、公務員の服装にも変化の波が押し寄せています。
堅苦しいスーツではなくなり楽になった!と感じる一方、場所や状況に応じて身に着けるものを変えなければならないことに戸惑う声も…。
このコラムでは自治体のビジネスカジュアル化について解説します。
この記事から分かること
・ビジネスカジュアル化が進む背景
・ビジネスカジュアルで気をつけるポイント
自治体も脱スーツ !? 進むビジネスカジュアル化
スーツ離れと引き換えに話題なのが、ビジネスカジュアル化(ネクタイを不要とする、テーラードジャケットと、セットアップではないパンツを組み合わせる(ジャケパンスタイル)など)の進展です。ビジネスカジュアルの始まりは1980年代のアメリカ・カリフォルニア州北部に位置するシリコンバレーです。世界最先端のIT企業の聖地ですから、身体を締め付けないカジュアルな服装が、クリエイティブなアイデアを生みやすくしていたのかもしれません。
ビジネスカジュアル化の進展によって、もうスーツを着なくてもいいんだ! とのうれしい声がたくさんある一方で、場所や状況に応じて身に着けるものを変えなければならない煩わしさも生じます。特に男性の場合、コーディネートの幅が増えれば増えるほど、逆に何を合わせていいのかわからなくなるようです。
ビジネスカジュアルの大前提は「手入れが行き届いているもの」を着ることです。さらに、これからの時代は「心地よく働く」発想がないと魅力的な職場づくりはできません。
この視点で考えてみると、ノーネクタイ通年化は、これからどんどん増えていくでしょう。そこで、ノーネクタイのコーディネートの際に気をつけるポイントについて考えてみましょう。
まずこのノーネクタイ通年化ですが、ネクタイをせずに業務にあたる職員を見て、市民サイドからクレームが出ることはほとんどなくなりました。職員の服装について、自治体のホームページや掲示で市民に周知し、試行期間を経て取り入れている自治体が多いことと、クールビズの概念が一般化し、環境保護の視点というしっかりとした社会的目標があるためです。むしろ、夏にネクタイを締めているほうが「暑苦しい」と言われるそうです。
ノーネクタイ通年化を実施している自治体の多くは、「公務員として恥ずかしくない服装で」というスタンスをとっており、その結果、ネクタイをつけるか否かは個人の判断に任せているようです。
しかし、この「個人の裁量」が混乱を招いてしまうことが多々あるようです。そもそも、多くの人はファッションスキルがそれほど高くはありません。特に日本人は、欧米人ほど厳密に「ドレスコード」を学ぶ機会がないからです。
この問題をクリアするためには、自治体としてどこまでのカジュアル化を推進するのかを明確化されているといいですね。逆に、ネクタイ着用時を制限・列挙するなどの配慮も有効です。たとえば、「夏場以外の議会中はネクタイを着用する」「市民が来庁する式典では着用する」などと決めることで、職員の迷いを排除でき、服装で悩むこともなくなるのではないでしょうか。
また、ネクタイをしないとどうしても襟元がだらしなくなりがちな人も一定数います。年配の職員に多く、首元から下着が覗いていたり、襟の汗じみが目立つシャツを着たりしています。ネクタイなしできちんと見せることは、ネクタイをつけてきちんと見せることよりも数倍難しいものです。ゆえに、職場における「身だしなみ」への理解がより重要になってきます。
ビジネスカジュアルは、管理職と管理職以外の職員の見た目の差が出やすいのも特筆すべき点です。また、ビジネスカジュアル化に乗じて、身に着ける服の値段もカジュアルにするのは厳禁です。いつもより質のよいものを身に着けることが、ビジネスカジュアル化においてもポイントとなります。
▼『公務員男性の服 ――普通の服で好印象・信頼・清潔感は出せる』では
他にも次のような内容を読むことができます。
・フィット感を生み出すシャツ選びのコツ
・最低限持っておきたいシャツは○色と○色 ・最初に買うべきスーツはどんな色がいい? ・議論が多い「公務員×時計」のはなし ・愛される新規採用者のネクタイはこの色! ・威厳がない、貧相な人が買うべきスーツはこれ! ・女性職員が多い職場のおすすめスタイルは? ・靴とベルトをセット買いしないとダメな理由 ・クールビズこそ「脱・情けなさ」にするコツを知ろう ・半袖ワイシャツとワンポイントワイシャツは中学生にしか見えない

公務員男性の服 ――普通の服で好印象・信頼・清潔感は出せる 編著者名:古橋香織/著
販売価格:1,870 円(税込み)
ご購入はこちら ≫