コラム7 「それはダメ」は禁句! 角が立たない新採さんへの服装の注意の仕方 『公務員男性の服――普通の服で好印象・信頼・清潔感は出せる』
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2024.08.07
【書籍紹介】『公務員男性の服――普通の服で好印象・信頼・清潔感は出せる』(古橋香織/著)
公務員は、第一印象が非常に重要。清潔感がない、だらしないといった印象は、仕事能力や信頼性にも影響を及ぼします。書籍『公務員男性の服――普通の服で好印象・信頼・清潔感は出せる』では、そうしたマイナスの印象を払拭し、誰もが持っている「普通の服」を活用して、好印象を与える方法を具体的に解説しています。
『公務員男性の服――普通の服で好印象・信頼・清潔感は出せる』から一部抜粋・編集して紹介する第8回目の今回は、「コラム7 角が立たない新採さんへの服装の注意の仕方」をご紹介。
新採さんが徐々に自分らしい服装をするようになったけど、カジュアルだったり、おしゃれすぎる…。そんなとき上司や先輩として、どのようにアドバイスしたらよいのでしょうか?「それはダメ」と真っ向から指摘するのは危険です。本コラムでは部下への服装の注意の仕方について解説します!
本書を通じて、公務員男性が自信を持って、そして快適に仕事を進められるようになるための一助となれば幸いです。
角が立たない新採さんへの服装の注意の仕方
この話題も講演やセミナーでよく盛り上がります。特に部下を抱えた方に多い悩みです。
新採さんがスーツを脱いで少しずつ自分の服を着てくるようになったときに湧き出てくるようです。学生っぽいスタイルのまま、出張にカジュアルなリュックで来てしまった、スポーツソックスを履いている、はたまた、突き抜けておしゃれすぎる……こんなとき、上司・先輩としてどのように言葉をかければいいのでしょうか。
部下のキャラクターに拠るところが多い面があり、一概に「こうやって言うのが正解」というものはありませんが、注意される側だった私の経験上、相手にとってベストは、年次の近い先輩から「前から思っていたんだけど……」という何気ない振りで言われるのが波風が立ちません。しかもその先輩の服装が職場的に100点に近ければ近いほど、言葉の重みが増します。管理職が直接注意をすると、本人へのダメージや、仕事のやりづらさに影響が及ぶことがあるので、普段の周囲の人との関係性を見ながら、誰に言ってもらえばいいのかを決めましょう。
新採さんは、身に着けるものでなるべくトラブルは起こしたくないという気持ちでいるはずです。実際に採用年次が若い人の話を聞くと、朝、何を着て行くかでかなり悩んでいるようです。ポイントとしては、「せっかく仕事ができても身に着けているもので損をすることもあるんだよ」と将来のことを考えたうえで教えてあげるのがベターです。一方的に「それはダメ」とせず、相手に寄り添った提案が重要です。
服装のことで指導や注意をすることはとても難しいです。だからこそ実際に悩んだときはこのコラムを思い出してみてください。
詳しくは書籍をご覧ください!
https://shop.gyosei.jp/products/detail/10896
『公務員男性の服 ――普通の服で好印象・信頼・清潔感は出せる』
編著者名 古橋香織/著
販売価格 1,870 円(税込み)