東西南北デジデジ日記 vol.72 今週の担当:【西】多田功 ◆【自治体DX】デジタル分野のゴール設定って?③

地方自治

2023.03.23

身近な疑問や切り口で「自治体×デジタル」を考える、執筆者4人によるリレー連載。vol.70からは最後のお題として、「デジタル分野のゴールはどこだ!?」をテーマにお届けしています。執筆陣による最後の鼓舞激励です!(※本連載は毎週木曜更新です)

―――――2023年3月23日 Thu.―――――――

 

いよいよ最終フェーズ

令和4年度も年度末を迎え、いよいよ仕上げの時期となりました。
年度末の大忙しのところ、東西南北デジデジ日記を読んでいただいている皆様ありがとうございます。

一年半ほど続いてきた東西南北デジデジ日記も最終フェーズとなりました。
僕の担当は今回が最終回となります。

締めくくりということで、最終フェーズのお題は「デジタル分野のゴールはいつか?」だそうです。

 

ゴールは誰が決めるのか

デジタル分野に留まらず、年度末のこの時期は何かしらゴールを気にすることが多いですよね。
そもそも、このゴールって一体誰が決めてるんでしょう。

行政における「デジタル分野のゴール」は、vol.71において千葉さんが、「自治体システムの標準化に関わっている皆さんは、2025年を強く意識していますよね。」と書かれましたが、ホントそのとおりです。

関西方面では、「2025年大阪・関西万博」をカーボンニュートラルやデジタル技術の活用、次世代モビリティなど未来社会を感じられる先端技術と社会システムを実装・実証する「未来社会のショーケース」とすることを目指していますので、2025年はゴールの共通項になるのかもしれません。

職場の中であれば、話し合ったりして年度内や近い将来達成すべき目標などを設定します。
4月当初に設定したゴールは、概ね年度末をめがけ、どこまで達成しているかどうかを判断したりしますよね。
できていることばかりであればいいのですが、できていないことがあったりすると、急激に年度末が大忙しになったりするわけです。

中には、3月に入ったにもかかわらず、まだ2月49日の人がいたり、4月になっても3月が終わらないってことがあったり。。。
ゴールを共通化することによって、登ることができる山の山頂が見えてくるのではないでしょうか。

 

あなたにとってのゴールは何か

行政における「デジタル分野のゴール」は2025年ではないかということが何となく見えてきましたが、その後はどうするんでしょう?
陸上競技のように2025年にゴールでテープカットしたら終わりなんてことはないですよね。

また新たなゴール設定が定められて、我々は突き進んでいくという繰り返しですから、テープカットしてもきっと次のテープは用意されているはずです。
特にシステム関連では、システムを入れたら終わりということはなく、運用をどうするかといったことも決めておく必要があります。

次のテープは見えてますか?
SDGsは、「2030年までに達成すべき17の目標」と掲げられているとおり2030年だったりしますが、17の目標を達成するためにはデジタル技術は欠かせません。

とはいえ、ゴールがなければ、何をしたら良いのかわからないということも起きます。
vol.0において、「行政のデジタル化は、「そもそもどこから手を付ければ?」と疑問を抱えて足踏みしている声も多く耳にします。」と書かれてありました。
東西南北デジデジ日記はそんな声に応えるべく始まったはず。

仕事においては、誰かをお手本にするのも良し、他の団体がやっていることを真似るのも良いと思います。
あなたにとってのゴールはなんでしょう?

 

Well-being

最近「Well-being」という言葉をよく耳にされると思います。
世界保健機関(WHO)憲章では、「健康とは、病気ではないとか、弱っていないということではなく、肉体的にも、精神的にも、そして社会的にも、すべてが 満たされた状態にあることをいいます。」とあります。

人生は1度しかありません。
他人のチャレンジを羨ましそうに眺めていても何も変わりません。
チャレンジすることは自分にしかできません。
自分がアクションを起こすことで、自分自身や周りを変えていく可能性があるのだと思います。

時には振り返ることも大事ですが、チャレンジしていくことも大事です。

あなたのやりたいことは何ですか?チャレンジできていますか?自分に正直に生きていますか?
そういった自問自答が自分自身の目標の達成へ導き、Well-beingな生き方へ繋がっていくものと思います。

おわりに

1年半近く続いた東西南北デジデジ日記の僕の出番は今回が最後となります。
山形さん、千葉さん、今村さんという自治体業界では名前を知らない人はいないというメンバーに囲まれ、お三方の書かれるありがたい言葉に励まされながら何とか書き続けることができました。

編集の永田さんには、この連載にお声がけいただき、そして僕の稚拙な文章に一切ダメ出しせず、掲載していただきました。
4週に一度とはいえ、1年半書き続けることができ、日の目を見ることができたのは永田さんのおかげです。ありがとうございました。

何よりも「東西南北デジデジ日記読んでるよ〜」といった声には本当に助けられました。
直接声をかけてくれた皆さんがいなければ、間違いなく心は折れてたでしょう(笑)
色んな機会においてお会いすることもあるでしょうから、またデジデジトークしましょう!!

行政における「デジタル分野のゴール」への道は、このデジデジ日記を読んでくださっている方が達成するものだと信じてます。

それではまたどこかでデジデジ!!

 

~次回の日記は3月30日(木)に更新予定です!~

 

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千葉大右・多田 功・山形巧哉・今村 寛

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