【リレー連載】「自治体×デジタル」を考える 東西南北デジデジ日記

千葉大右・多田 功・山形巧哉・今村 寛

東西南北デジデジ日記 vol.60 今週の担当:【西】多田功

地方自治

2022.12.08

「自治体×デジタル」を多彩な切り口からゆるっと考えてみる、現役&元自治体職員4名によるリレー日記。気がつけば2022年も残りわずか。仕事のモチベーションや意識は三者三様。取り組み内容は同じでも、背景や課題までもが同じわけではないですもんね。(※本連載は毎週木曜更新です)

―――――2022年12月8日 Thu.―――――――

 

年の瀬を迎えました

ちょうど1年前の10月ごろから、この連載が始まりはや1年と数カ月。
気づけば、2022年の12月となってしまいました。
早いですね~という言葉があちこちから聞こえてきます。

この連載を読んでくださっている皆さまの周りでは、1年も経てば、デジタル化もそれなりに形となってきていることと思います。
急激にデジタル化に取り組まれた1年だった方は本当にお疲れさまでした。

まだどうやってデジタル化に取り組んだらいいかわからないという方は、過去の記事が59本ありますので、年末年始に東西南北デジデジ日記vol.1から読み返していただくことをおすすめします!!!

※この連載一覧はコチラ

 

仕事に対する意識

ひさびさの天の声は、「公務員が仕事する意識は、自治体愛? それとも公務員(職業)愛?」
仕事する意識なんて、あまり考えたことがない(汗)。

目の前にある仕事に「全力で取り組む」というのが「仕事する意識(モチベーション)」と言い切りたいところです。
よい言い方かわかりませんが、「仕事を楽しんでやる」というのを常に意識しています。

1日は24時間しかありません。
1日8時間寝るとして、8時間仕事して、残りの8時間は自分のために使えるとすれば、自分のために使える時間をやはり確保したい。
となると、睡眠時間を減らすか、残業時間を減らすという考え方となります。
健康上、睡眠時間を減らすのはよくないと思われる方が多いかもしれませんが、それと同様に残業時間を減らすのは当たり前だと思ってます。

「仕事をしなくていいのですか?」と聞かれることがあります。
これに対しては、仕事をする8時間のクオリティをいかに上げるかに注力すべきではないかと思います。

ラクな仕事はありませんし、その中で仕事のクオリティを上げようとすると、やっぱり楽しんでやるしかないですよね。
「楽しんでやる」という言葉に違和感があるのであれば、「没頭する」という言葉がふさわしいのかもしれません。

 

おいしくないお菓子

「このお菓子、おいしくないけど食べる?」

我が家ではこんな会話がたまにあります。
こんなこと言われたら誰も食べないですよね(笑)。

仕事も一緒で、楽しくない仕事を人に勧めないですし頼みにくいですよね。

ただ、楽しくない仕事の全てが苦しいわけでも大変なことばかりではありませんから、ちょっとでも自分が楽しめる(没頭できる)仕事をすべきと思ってます。

モチベーションを自分でコントロールできる工夫も大事ですよね。

窓口でこんな面倒な手続きさせていて…と思うのであれば、やはり改善すべきだと考えていくのが自然なんです。

 

自治体愛

vol.58vol.59のあと、天の声から追加のリクエストが…。

「自治体愛」=①地元愛、②組織(所属先)愛の2つの視点にわけられるかなと感じました。モチベーションは「地元愛? 組織愛? 職業愛?」の3つのうちどれですか。

今は加古川市で仕事をしていますが、生まれは加古川市ではなく、隣の明石市です。
住んでいた地域は加古川市と隣接しているので、文化的には比較的加古川寄りなところだと思ってます(笑)。

ひょんなことから加古川市で仕事をし、加古川市に長らく住んでいますので、市民としてそれなりに「地元愛」みたいなものはあるのかもしれません。
とはいえ、転入組なので歴史的な背景を知っているわけでもなく、もともと生まれ育った地域に近いからというのが「地元愛」に対する感覚です。

最近では、おかげさまで様々な場所において、研修講師や講演をさせていただく機会が多くなりました。
そのときに「加古川市のことを知ってるよ」とか「加古川市に行ったことあるよ」とおっしゃっていただけると嬉しくなるのは、きっと「自治体愛」があるということなんでしょう。

研修講師や講演の最初には加古川市のことを紹介するのが常ですが、最後にふるさと納税のことについて必ず話すようにしています。
こうやって地域のことを知ってもらうことで「自治体愛」をアピールしてます(笑)。

 

感謝される

「仕事する意識(モチベーション)」は、「地元愛? 組織愛? 職業愛?」のどれかと天の声から尋ねられているのですが、天の声に対する僕の答えは、「自分のため」です。

人に喜んでもらえる、誰かのためになる。
そういった機会があるのであれば、貢献したいと常々思っています。
もちろん何でもやれるわけではないので、自分ができることに限りますが。

それは「地元愛・組織愛・職業愛」のどれにも属しているようで属していないので、答えになってないのかもしれませんね。

そのような仕事が誰かから感謝されることで、自分の仕事の意識が上がっていくと思いますし、苦しさも乗り越えられるのではないでしょうか。

そういった仕事が誰かから感謝されることで、自分の仕事の意識が上がっていくのではないかと思っています。

次の出番は年始ですね!
それではまた来週。デジデジ!

 

~次回の日記は12月15日(木)に更新予定です!~

 

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