連載 vol.54「つながる」力 つながってきたおかげで今がある 【有田晋司(山口・下松(くだまつ)市職員)】

地方自治

2023.01.27

目次

    本記事は、月刊『ガバナンス』2018年9月号に掲載されたものです。記載されている内容は発刊当時の情報であり、現在の状況とは異なる可能性があります。あらかじめご了承ください。
    所属等は執筆(掲載)時点のものです。
    ※本コラムは主に自治体職員によるネットワークのメンバーがリレー形式で執筆します。

     この機会にぜひ「下松(くだまつ)」の読み方だけでも覚えていただきたい。

     さて、このたび私が本コラムを執筆することになったのは、ガバナンスの人気連載コラム『「後藤式」知域に飛び出す公務員ライフ』を執筆している山形市職員・後藤好邦さんから声掛けいただいたことがきっかけだ。

     後藤さんとのつながりは、1年前の2017年6月。福岡県福津市の津屋崎で開催された「新しいまちづくりの学校」だった。後藤さんがゲストとして参加すると聞きつけ、あの後藤さんと直接お話ししてみたい! との思いから私も参加した。

     新しいまちづくりの学校は、津屋崎ブランチの山口覚さんが2010年から毎年開催している参加者同士の対話を中心とした学びの場である。私も山口さんから誘っていただいて以前から参加していた。主に自治体職員を対象としたもので、答えのないこれからのまちづくりを共に考え、また自治体を越えたネットワークづくりをする、そんな素敵な集まりだ。

     山口さんとのつながりは、新しいまちづくりの学校がスタートする前、私が福岡の大学に通っていた頃。大学の課外講座「地域活性支援塾」の合宿地として津屋崎を訪れ、そのときの現地コーディネーターが山口さんだった。

     地域活性支援塾の存在を教えてくれたのは、うちの母。市役所試験の勉強に身が入っていない息子のために、大学の情報をチェックして電話で教えてくれた。

     ここまで長々と過去を振り返り何が言いたかったかと言うと、「母さんがいなければ、今回のこの執筆の話はなかった」ということ。それはさすがに言い過ぎだが、色んな出会いや出来事、ここに書くことができなかったことも含め、一つひとつがつながったおかげで今の自分があるとしみじみ思う。

     なのでこれからも、一つひとつの出会いや出来事に縁を感じ、未来につながると信じ、何がどうつながるか分からない自分の未来にワクワクしたい。

     このコラムに執筆させていただいたことが、また何かにつながるといいな〜。

     

    (山口・下松(くだまつ)市職員/有田晋司)

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