東西南北デジデジ日記 vol.35 今週の担当:【北】山形巧哉

地方自治

2022.06.16

東西南北のそれぞれで奮闘する現役自治体職員と元自治体職員4名によるリレー日記。タイトルに冠しているとおり、テーマはデジタルなれど、小難しいこと抜きに、多彩な切り口で「自治体×デジタル」を考えてみよう、な日記です。「ええっ、2022年の半分が終わったの!?」、6月に入るとこんな驚きの声があちこちで。時間って経つのが早いし有限と実感! そんな時期だからこそ、と山形さんは投げかけます。

―――――2022年6月16日 Thu.―――――――

 

あっというま

僕が北海道森町を退職したのが昨年12月頭。
気がつけばもう半年が経ってしまいました。

例に漏れず、僕も「年を取ると時間が経つのが早く感じるから」と言われたクチですが、なかなかどうして、ほんとあっという間ですね。
さらにここ最近感じるのは睡眠。
20代の頃は時間があればあるだけ眠っていられたものも、ここ最近は、ちょっと遅く寝ても起きる時間は一緒。
なんなら、たまにたくさん寝てみようと思って早く寝ると、その分の時間が繰り上がってしまう始末。
一番きついのは寝起きに腰が痛いことですね。
起きた瞬間ベッドから飛び上がるほど元気に起きてみたい。

そんなことを考えながら今日も僕は生活しています。

 

時間が早いといえば

時間が早いといえば、退職してから時間の感覚が少し変わったような感じがします。

僕は現在、オンラインでのミーティングや共同作業、そしてそれのための前準備としてドキュメント作成といった仕事が中心となりました。

オンラインでのミーティングでは45分~60分単位であることが多く、1日平均4~5本。
1日に連続して入る日もあれば、途中1時間程度の空きがある日もあり、その空いた時間でドキュメント作成を行います。

これまで行政ではシームレスな時間の使い方をしていたのが(決してダラダラと…って意味じゃないですからねっ!!)、ブロック単位での仕事に変わったことで、頭の中の強制的な切り替えが多く、とても時間が早く流れていく感じがしています。

 

お昼休みは休みたい

そんななか、やっぱりお昼休みって貴重。

近くのスーパーや、たまには蕎麦屋さんとかに行ってごはんを食べたり、体を動かしてみたり、仮眠をとってみたり。
こうして頭を休めたり、気持ちのリフレッシュをしたりします。
まあ、この感覚は行政にいたときもまるっきり同じでしたけども。

で、こういう空き時間。
なまら貴重なんですが、この休みを利用してやらなければならないことがあるんですよ。
しかも、だいたい、年度末とか年度初めとか、ちょっと立て込んでるなあというときにやらなければならないもの。

それが行政の手続き。

あーーーーー!!! 
そうですかそうですか。そういうことでしたか。

 

自分を恥じた

僕自身、行政にいたときは、デジタル活用を普及させるためにいろいろ奔走していたつもりではいましたが、

どこか
「言ってもまあ、行政手続きはそこまで生活の中で多くないでしょ」
と思っていた自分もいます。

なので、「費用対効果としては~」なども考えたりしていたわけですが、いざ自分自身が当事者になってみると、

なんでオンラインだけで完結しないんだよ(チッ!)

と感じてしまうわけです。

利用者目線になっていなかったなんてダメな思考そのものですよね。
ほんとあの時、もっと本気でいろんな部署に行って、
「ちゃんとオンライン化していこう!!」
って言って来ればよかった。

もうひとつ、以前とある方に言われたこと。
お子さんが小さいときって、地味~に行政手続きがあるらしく、そしてその手続きが、役場や市役所に直に行かなければできないことが多いということ。

「お母さんは子供が寝たときに初めて休めるのに、そのほっとする時間すら手続きに時間を取られるの!?」

なるほどなと。

 

デジタルの重要性?

よくデジタル技術の話になると、「デジタルできない人論」が出てきますが、これはどちらにも言えることだなと。

できない人に合わせすぎて、できる人を休ませないことになってしまうこともあれば、
できる人に合わせすぎてしまうとできない人が困ることも多い。

つい先日、町内にある団体の方から僕にこんな相談がきました。

「町内在住のご高齢の方が『自宅のパソコンの調子が悪い』と言ってるんだけど、山形さん、なんとか自宅まで行って診断と修理をしてもらえないだろうか」

確かに僕はずっと情報部門にいたので、ある程度パソコンに関する知識はありますし、診断をすれば修理などもきっとしてあげることができるでしょう。
連絡をくれた方も、僕の職歴をわかっていらっしゃるので連絡をしてきたと思います。

しかし、どうしても時間の調整がつかず、「ごめんなさい。函館のパソコンショップなどを紹介してあげてください」と言わざるを得なかったケースがありました。

メーカーの補償もない、町内にサポートできるお店もない、車もない。
こういう場合は近隣の都市にあるお店のサポートを受けることになりますが、そうすると結構な費用(当然出張料などもかかりますし)がかかってしまう。

当たり前と言ったら当たり前の世界ではありますが、ああ、本当はこういうところをサポートしてあげる場所があればいいのになあと感じました。

これから先、スマホショップもどんどん少なくなっていく中、このようなサポートをできる場所がなければ、高齢者や交通手段がない方々は一体どうやってデジタル機器のサポートを受けるのか。

都会と田舎ではこういうところまでコストの違いがでてくるのか。

などなど、いろいろ考えさせられることも多く、ほんと、どんな答えがいいのだろうといつも頭を悩ませていますが、だからと言ってデジタルを使わないという選択肢はない。

これまでのように今の時代に合わない仕組み側に居続けるよりは、いまの時代に合わせたデジタル側に変わってほしい。

いや、デジタル活用していかないとまずい。

むずかしいね。
でも、考えていてばかりもいられないので、
少しずつでも変えて、試して、修正して、繰り返していかなければですね。

といったところで、また次回。デジデジ。

 

~次回の日記は6月23日(木)に更新予定です!~

 

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千葉大右・多田 功・山形巧哉・今村 寛

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