ご当地愛キャラ
ご当地愛キャラ vol.113 トライくん(大阪府東大阪市)
地方自治
2021.08.10
人と地域をつなぐ
ご当地愛キャラ vol.113
トライくん
大阪府東大阪市
\ひとことPR/
ぼくは東大阪市のマスコットキャラクター、トライくん。年末年始、全国高等学校ラグビーフットボール大会が開催される花園ラグビー場で来場者をお迎えしてるで! みんな、東大阪市に遊びに来てな!
◆トライくんのウェブサイト
https://www.city.higashiosaka.lg.jp/0000030854.html
タックルとトライが得意な少年は 30年ラグビーのまちと共に歩む
大阪府の東部に位置する人口約50万人のまち、東大阪市。オンリーワン、ナンバーワンの技術力と創造力あふれる中小企業が集積する「モノづくりのまち」だ。また、日本初のラグビー専用競技場「東大阪市花園ラグビー場(以下、花園ラグビー場)」を有し、国内屈指のラグビータウンとしても知られている。
市は1991年3月に「ラグビーのまち東大阪」を表明し、ラグビーのイメージを活かしたまちづくりを推進。そのマスコットキャラクターとして、翌92年に公募で誕生したのが「トライくん」だ。少年ラガーをイメージし、ラグビージャージにヘッドキャップを被ったトライくんは、誕生以来、イベント出演や市の消防行政・食育推進のPRなど、多分野で市の活動を支援。長年にわたり市民に認知され、愛されてきた。
市とトライくんに大きな転機が訪れたのが2015年。市・市民・企業がワンチームとなって行ってきた誘致活動が見事結実し、日本で開催される「ラグビーワールドカップ2019™日本大会」の開催地の一つとして聖地〝花園〞が選ばれた。この年、トライくんはキャラクターデザインをリニューアルし、さらに活動をパワーアップしてゆく。17年の「ゆるキャラ®グランプリ」では、ご当地部門3位と大躍進し、翌年の「ゆるキャラ®グランプリ2018 in 花園〜ラグビーのまち東大阪〜」では、ホスト役としてイベントの成功に貢献。また花園ラグビー場リニューアル記念で「よしもとラグビー新喜劇」にも出演するなど、八面六臂の活躍を続けた。
迎えたラグビーワールドカップ2019™日本大会では〝花園〞周辺や公式ファンゾーンなどで国内外のファンをもてなし、大成功を収めた大会の一端を担い、「ラグビーのまち東大阪」を世界中にアピールした。トライくんは22年で誕生30年。ご当地キャラクターとしてかなり古株だが、市民からの人気は根強く、東花園駅前の石像や市役所の年賀はがきなど、トライくんのモチーフがそこかしこで見られる。
30年間、力強く健やかに、地域とスクラムを組んで歩んできたトライくん。これからも「全国高等学校ラグビーフットボール大会」を盛り上げるべくひたむきにPRに取り組んでいる。
「トライくん出演の新型コロナ感染予防の啓発動画をYouTubeで配信している。動画を見て予防対策もぜひ!」(東大阪市国際観光室)
日本ラグビーの聖地「花園ラグビー場」
1928年、ラグビー愛好家でもあった秩父宮雍仁親王が橿原神宮にご参拝のため大阪電気軌道(現近鉄)に乗車した際、「この辺にラグビーの専用競技場を作ったらどうか」というお言葉があり、翌29年に日本初のラグビー専用グラウンドとして開場。以来、日本ラグビーの聖地として数々の名勝負の舞台となってきた。63年からは全国高等学校ラグビーフットボール大会のメイン会場となっている。
トライくんもお手伝い ラグビーボール型の野菜たち
花園ラグビー場近くで農園を営む松原さんは、毎年、ラグビーボール型のキャベツやカボチャ、スイカなどを「ラグビー野菜」として20年以上栽培している。19年のラグビーワールドカップでは、多くの人にラグビー野菜をふるまい「ラグビーのまち東大阪」をPR。トライくんも、まちのワンチームの一員として、20年夏のラグビースイカの収穫をお手伝いした。
© Higashiosaka City
写真提供/大阪府東大阪市